初心者のための登山とキャンプ入門

小川山 エイハブ船長

エイハブ船長

エイハブ船長、落としました。

今年の4月からでしょうか…半年かかって初の1級のエイハブ船長を落とす事ができました。とは言え、長かった…。小川山に行く度にエイハブ船長の呪縛とプレッシャーを落とすまでの6ヶ月間は勝手に背負い込み。よくぞクライミングを嫌いにならなかったなぁと思いました。

完登動画

身長175cmのリーチのムーブです。上部でのもたつき感といっぱいいっぱいで華麗なムーブはできませんでした…。
※下記では課題の説明と攻略するためのヒントなど紹介していきますので、オブザベから楽しみたい方は見ない方がいいです。

小川山 クジラ岩

長野県南佐久群川上村にある小川山、廻り目平にあるクライミングエリアの林の中ボルダー内クジラ岩にある1級の課題で1980〜1984年に中山芳郎さんが初登して、御岳の忍者返し・デッドエンドと並びクラシック三課題の一つ。その中では個人的には一番外岩特有のムーブ(ジムっぽくない感じがします。)

攻略ポイント

175cmの自分が苦戦したポイントを超個人的に書いて行きますので全く役に立たない可能性があります!のでご注意してください。

エイハブ船長 トポ

ムーブに関して

アンダーからスタートして右のガバポッケを掴み。棚に足を置き立ち上がりながら左上の縦カチを取りに行きます。なのでカチ力が必要になると思いますのでカチ課題やロックリングスなどで保持力を付けておくと役立つと思います。
ココで注意なのが縦カチはネコパンチしやすいと言う事です。幾度と無く出血大サービスをしまくりましたので気をつけてください。過去にはその日の1便目でネコパンチをしてその日が終了した事もあります。
とは言え持ち初めは若干フリクションを感じるくらいでOKです。カラダを上げると効いてくるホールドなので、感じた段階で右手をサイド〜アンダーに変えて両足のスタンスを上げます。
その後、コッペパンみたいなスローパーホールドを取りに行きます。持てる所は奥側の少しへこんだ部分に指を立て気味に保持るかスローパーみたいに持つか…または、手前の方にピンチで持つか…の大きく分けて2パターンになります。
自分は奥側に指を立てぎみに保持する感じでいきます。この辺も核心と言われる所なのでイケる!という気持ちが大事だと思います。
そして、1手目のポッケガバに右足を突っ込み、リップの右を取り…足を入れ替え175cmの身長があればそのまま左手もリップのいい所を持てます。あとは足上げですが…股関節の軟らかい人であれば棚にそのまま足が上がるのですが、自分は硬いので膝をのせてから体を上げてから足を乗せます。自分はリップを握り直して確認してから左足を切りクラックの方にスメアをして手で体を上げスペースを作り足を乗せたました。
そして立ち上がり、本当は左を奥に延ばして右手を返してスペースを作り手に足で上がりたいところでしたが…いっぱいいっぱいで必死な感じに終わった感じです。

その他に…

小川山は花崗岩なのでエッジング性能があるシューズが良いとは思いますが、エイハブ船長に関してはそれほどスメアかエッジングが効けば良いと思いますのでお好みでいいと思います。

スポルティバ ミウラー

とは言え個人的に小川山ではお気に入りのミウラーで登ってはいますが…。