初心者のための登山とキャンプ入門

南浦のチャガルチ市場 韓国旅行記⑧

釜山 ヘウンデ駅付近 韓国の友達

ナンポのチャガルチ市場

韓国旅行も今日が5日目。終盤戦。そしてみんなで行動出来るのは今日だけだ。
朝は10時に起きた。女性陣は早めに起きてシャワーを浴びていた。朝食はトースト。ソウルのゲストハウスと同じようにこのHello Guesthouseの朝食もフリーだ。そしてジャムだけじゃなく卵もフリー。なので僕らは大量のスクランブルエッグを作ってトーストと一緒に食べた。

11時頃ゲストハウスを出発。スーラン、リブ、ビビアン、ケビン、ジョンミン、僕の6名はヘウンデ駅から南浦駅(ナンポ)へ地下鉄を利用して向かった。韓国初の電車。どんなものか、と楽しみにしていたのだがすごく綺麗で日本とか変わらない。改札もホームも。券売機でキップを買うのも簡単。日本語でも英語でも買う事ができる。また車内のアナウンスも全での駅で英語のアナウンスがあるし、人気の駅になると日本語も追加される。日本(東京)と違うなーと感じたのは車内の広告の少なさ。それとどの駅のホームにも、自殺防止ゲート(なんて言うんだろ?)があった。

釜山の地下鉄の車内

ヘウンデからナンポまでは乗り換え1回で50分ほどで着いただろうか。
地上にでると歩いてチャガルチ市場へと向かった。途中iサイト、インフォメーションセンターに立ち寄った。中々素敵なiサイトで、パソコンもあるし無料の地図もある、ベビーカーなんてのも貸出ししていた。

チャガルチ市場。ものすごい巨大な市場だ。ざっとだけれど、チャガルチ市場は3つのパートに分かれていると言えるかも知れない。1つ目のパートはiサイトから歩いてすぐの路上で、そこでは主に貝類を扱っている。 ところ狭しと貝が入ったザルが並べられており、どれも新鮮でうまそう。見たことのない貝がたくさん。ヤッケやエプロンを着たおばちゃん達を見ていると父親の田舎を思い出して懐かしくなる。

チャガルチ市場の様子

その次のパートは建物の中。この中では貝はもちろん多くの魚介を取り扱っている。覚えている魚は、タイ、カワハギ、ヒラメ、カレイ、イシダイ、イカなど。日本と一緒だなあと思った。ホヤが多かったのでリブに理由を尋ねると、韓国ではホヤを刺身にして良く食べると言っていた。なるほど。まあそれにしてもここはすごい。全ての魚がいけすの中で生きたまま売られており、その辺でぴちゃぴちゃと跳ねまわっている。この魚って獲ってきたやつだよね?どうやって生け捕りにしてるのだろうか。別に世界の市場に通じているわけではないけど、いけすの中でフレッシュな魚を売っている市場に出会ったのは初めてだ。韓国から帰った後に親父とこの市場の話しをしたが、この様にいけすでフレッシュな魚を売っている市場は世界でもチャガルチだけであろう、ということだった。まあほんとかどうかはわからない。そう、ちなみにここで魚を買うと、この建物の2階で調理をしてくれ食べることができる。

チャガルチ市場2
貝、なまこ、ほっけ、ゆむしなど

建物を出ると最後のパート。狭い通りの左右にずらーっとお店が並ぶまさに市場と言った感じ。人通りもアメ横みたいに多く賑わっている。このエリアのほとんどのお店が魚介を扱っているが、こちらは生きていないもの。でも確か生きたすっぽんは売っていたかな。ここで気になったお店は焼き魚を売っているお店。店の奥が簡単な食事を食べる場所になっているんだけど、店先でジュウジュウと魚を焼いている。そんなお店が数軒あった。うまそうだから食べたかったんだけど、食べ歩きするようなものでも無いらしいし、店は混んでいたので諦める事にした。次回また来よう。

チャガルチ市場の様子3
チャガルチ市場 魚を焼く店

まあこんな感じがチャガルチ市場なんだけど、好きだここ。市場は活気があっていいし、特に生簀で魚を売っているエリアが気に入った。魚は日本と同じだけれど、それ以外の細々とした貝とかナマコとかは食べたことがないものが多いからぜひトライしてみたい。
という事で僕らもここでランチを食べる事にした。購入したものはヒラメとカワハギ、そしてホヤとゆむし。この2つはリブのお気に入りで僕は初挑戦だ。魚屋のおっちゃんとリブが何やら交渉をしていたのが面白かった。

チャガルチ市場で買う魚の交渉

2階にあがると購入した魚を調理場のおばちゃんに手渡す。そして僕らは座敷についた。しばらくするとヒラメの刺身とホヤとゆむしの刺身が運ばれてきた。ひらめの刺身はうまい。身もエンガワも甘くて美味しい。ニンニクを乗せて味噌をつけてサンチュに巻いて、っていう韓国風の食べ方でも美味しかった。初のゆむしは特別に味がなく、コリコリとした食感。ホヤはフレッシュな果物のような食感だが、味は海。海を食べている感じでやや抵抗があった。まずくは無いけれどそんなに量が食べれない。
そしてしばらくするとカワハギの鍋が届いた。カワハギのダシが効いたピリ辛の濃厚スープでとても美味しかった。本当は煮付けで食べたかったんだけれども。。。カワハギはどうやらスープの出汁として使われたようだ。身もボロボロで食べる場所がない。でも本当に美味しいスープだった。

チャガルチ市場 の2Fの様子
ほやとゆむし
ひらめの刺身
カワハギのスープ

ナンポの国際市場とロッテのデパートで”Jeep”買う

国際市場の様子

ランチが終わるとすぐ近くの国際市場を歩いた。ミョンドンの様なショッピング街で多くの観光客で賑わっているが、こちらは韓国人がほとんで歩く人の年齢層も様々だ。ここで僕らは屋台で売られている”シアホッド?”なる物を食べた。パンケーキのようなもので、中にはアツアツの黒蜜とナッツ、ヒマワリのタネなどが入っている。ものすごい人気があり購入するまでに15分以上かかった。ランチを食べた後なので感想は何もないのだが、お腹が空いている時やエネルギー補給に最適かと思われる。

そして続けざまにビビン麺を食べた。というのもビビアンが魚を食べられず先ほどのランチを食べなかったからだ。ビビン麺も屋台。狭い通りに低いテーブルが並べられており、その上には麺や食材が並べられ、客用のテーブルとして、また調理台として使われている。イスは風呂場で使う様なもの。ほとんど地面に座っている様な格好でビビン麺を食べる。先程同様お腹がいっぱいだったのでこのビビン麺に対しては何も感想がないけれど、みんなで体をくっつけながらご飯を食べるのは楽しかった。イスとイスとの間隔が狭いのでどうしても左右の肩が隣の人に触れてしまう。でもそうやって食卓を囲むのは暖かくて楽しい。またビビン麺売りのおばちゃんも味があっていい。話せたらさぞかし楽しい事だろう。

シアホッドなる食べ物
ビビン麺とビビアンとジョンミン
国際市場の屋台の様子

ビビン麺を食べ終えるとロッテのデパートに向かった。国際市場の色々なショップを歩きながら思った事だけれど、アウトドアショップの数がものすごい。ノースフェイス、パタゴニア、ミレー、マウンテンイクイップメント、そして韓国のブランドなど、日本でも知られているアウトドアブランドがこのエリアには多くあった。ロッテのデパートも含めるととんでもない数になる。このアウトドアショップの多さは日本の比じゃない。韓国では日本以上にアウトドアウェアが流行っているのかも知れない。

ロッテのデパート。何でここに来たかと言うと、僕が”Jeep”の服が欲しいと言ったからだ。Jeepの服。実際僕も良くわかっていないのだが、ニュージーランドにいる時、リブとリブの彼氏のエイデンが良く”Jeep”と胸に大きくかかれた服を着ていたからだ。なんとなく、それが僕の中で韓国のイメージになり自分への土産としてそのJeepの服が欲しいと思った。
Jeepのお店でみなに「選んでくれ」とお願いすると、一生懸命僕に似合うものを探してくれた。みんなが韓国言であれこれ言ったり店員と話している光景はなかなか面白かった。結局みなうーん、という感じだったので、最終的には僕が選んだものになった。Tシャツとパーカー。あわせていくらになったかレシートが見つからないのでわからないけど、そこそこ良い値段がしたと思う。
ちなみにJeep。車のJeepだろうか?店員の話によると韓国とアメリカのコラボレーションブランドらしい。まあ良い。韓国だけで売られている服なのだ。着れる事が嬉しい。