初心者のための登山とキャンプ入門

クライストチャーチ観光

クライストチャーチの街の様子

朝は7時に起きた。同室の中国人、タミーとアイリスはまだ寝ている。タミーは良くしゃべる女の子で日本にもいそうな顔、アイリスは中国のハゲたおっさんの顔を女の子にした感じ。

それにしても寒い。クライストチャーチの空は真っ白だ。もうお日様を見ないで4日になるだろうか。寒い。僕の格好はインナーダウンにゴアテックスのアウターにネックウォーマー、登山用の靴下に登山靴だ。完全に日本の冬と似たような格好をしている。
中国娘二人はチェックアウト前30分くらいに起き、バタバタとして結局チェックアウトを30分過ぎていた。女子の朝の準備は長いようだ。

彼女らがチェックアウトをしたあと、僕もクライストチャーチ観光のために外に出た。すると彼女らがまだいたので、一緒に観光しないか、と誘ってみた。小雨が降っており、歩き回れる天気でもなさそうだったので彼女らといるのも面白いかな、と思った。暇つぶしと言っては言い方が悪くなってしまうけど、中国娘との旅も悪くないな、と思った。

クライストチャーチ観光

すると彼女らは、次の宿の送迎車を待っているという。そしてなぜだかわからないが、僕もその車に乗って、彼女らが今日宿泊する、キウイハウス?という日本人経営のバックパッカーに向かった。まあいいか。

彼女らがチェックインする間、僕もフロントで待たせてもらった。人の良さそうな日本人女性スタッフと中国娘二人が会話をしている。その意思疎通がうまく行ってなくて面白かった。自分がその場にいることも笑えたけど、中国娘の英語はすごい。日本人スタッフもひるんでいるようだった。少ない単語でシンプルに話せば伝わると思うんだけど、間に余分な単語を突っ込んでしまう。多分くせなのだろう。
そう、それであとでわかったことだけど、彼女らはワーキングホリデーでも語学学校には通っていないらしい。確実に語学学校に行こうと思った。

彼女らの出発の準備ができると3人で歩いて街の中心地に向かった。なかなか面白い光景。どんな事が待ち受けているかわくわくして歩いていると、カテドラルスクエアで何やらイベントをやっていた。オリンピックのように、国旗を持った各国の選手団が通りをずらずらと歩いて来る。舞台上にはお偉方が集まっている。大きなスクリーンと音楽、国を紹介する司会者、どうやら見ていると、ここニュージーランドでパラリンピックのような大会が催されるようである。今日はその開会式であったようだ。

そっか~なんて思いながらその会場を過ぎ去ろうとすると、どうやら中国娘二人はそれを見たいらしい。僕は見たくない。ということで決別した。うーん、思ったよりも早いお別れだ。

クライストチャーチ観光
クライストチャーチ観光
クライストチャーチ観光

その後はアートミュージアムに行くも混んでいて入る気にもならず、ミルフォードサウンドで仲良くなったドイツ人に偶然会ったりし、その後はぷらぷらと歩いた。

クライストチャーチはなかなか良い街だと思う。良い街の条件1、中心地にでかい広場がある、2、中心に川が流れる、3、近くにでかい公園がある、4、カフェが多い、など良い街の条件が揃っている(自分基準)。あとは芸術に力を入れている街、というか、芸術家が集まってくる、というか、芸術的要素を感じさせる街でもある。しかし思うのは、街の中心を走る車の交通量が多い。なのでうるさくて騒々しい。

また古い町並みも多く残っていていい。かなりボロボロだけど味があっていい。そう、歩いていて思ったんだけど、夕方5時には飲食店以外の多くの店が閉まり始めていた。朝も特別に早く開くわけではないので、営業時間はかなり短めで羨ましい。

そう忘れてた。街の西にある大きな植物園に行ったんだけど、そこがすこぶる素晴らしい場所だった。一日じゃ歩ききれないくらいの広さだし、植物の量もものすごい。植物園と言っても、大きな芝生もある公園の様になっており、ぷらぷらしながら色々な植物を見て歩ける。僕が特に気に入ったのは「大木」だ。植物園にはとても大きな大木がそこらじゅうに、でん、とある。しかも色々な種類の。特別に大木好きでもないけれど、僕はとても惹かれた。この植物園のような公園がクライストチャーチにある、というだけで、ここに住む価値はあると思う。入園は無料だ。

クライストチャーチ観光
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クライストチャーチ観光

明日はもうウェリントンだ。朝7時のバスでピクトン、ピクトンからフェリーでウェリントン。夜には到着する予定だ。なかなかの長旅なのでがんばらなければならない。そしてウェリントンに到着したら戦いが始まる。1週間内に住む場所を確保して、できることなら学校も決めてしまいたい。(1/21 end)