初心者のための登山とキャンプ入門

語学学校初日とクラス分けのテスト

強風の日である。語学学校の初日でもある。7時半に起き、荷物の雨対策を完全にし、買ったばかりのフリースについたゴミを45分かけてとりアパートをでた。

普通9時30に授業が始まるのだけれど、今日が授業初日のメンバーは別室に案内されテストを受けた。メンバーは僕を含め5人だったろうか。スイス、ベトナム、韓国、スペイン、あとは忘れた。テストはクラス分けのテストである。何段階あるのかはわからないが、一番下は避けたい。なので集中した。

まずはボキャブラリーのテスト。Aの単語と似た意味の単語を、6つの単語の中から選ぶ。単語と言ってもto~とか、~ingとかも使う。時間は10分くらいだったか、思いの外答えられたが、全て答える前に時間切れになった。
次はリーディング。文章を読み選択問題を答える。10問あったが、3問目を考えている間に時間切れである。次はディクテーション。CDがしゃべる言葉を書き取る。15分くらいか。まあまあできた。
最後はライティング。お題はお気に入りの食べ物と、食べ物の重要性について。お気に入りの食べ物については、ニュージーランドのパンについて書き、食べ物の重要性については、ご飯を食べないと頭が働かないよ、テストでいい点数がとれないよ、と書いた。

テストが終わるとオリエンテーション的なことがあり、施設内を案内された。そしてそれが終わるお待ちかねのテストの結果報告である。
高得点だったのは、ボキャブラリーと、意外にもディクテーション。点数が低かったのはリーディングとライティングであった。ライティングは、お気に入りの食べ物を書いた英文が、単語の間違えが多かったようである。食べ物の重要性については評価されたようだ。その結果、僕は文法のクラスもリスニングのクラスも中間クラスとなった。かなり英語を使えていたスイス人のマーティンも同じクラスだったので、結果はまあまあ良かったように思う。

昼飯の時間である。語学学校にはキッチンがあり、ご飯を食べるスペースもある。なので僕は持ってきたトーストを焼き、ジャムを塗り食べた。その後バナナをたいらげた。その間同席していたベトナム人女性達と話した。どこかに空いているフラットが無いかと聞くと、探すのは難しい、私のクラスの人間も未だに探している、と言っていた。彼女らはウェリントンに住む親戚のところで暮らしているようであった。

インフォメーションボードを見ると、なんと昼休みにも、参加自由の30分の授業があるようだった。それをベトナム女性達に尋ねると、彼女らはそれに出席するようであった。なので3人でその部屋に向かった。
授業の内容は、進行形で、生徒はその3人だけであった。参加自由なのでこんなものかもしれない。そして授業は始まった。
年配の女性が、ガンガン話す。僕が理解していようがしていまいが、ガンガン行く。まるで日本の学校で普通に英語の文法を教えているようである。60%以上は聞き取れないが、やっていることは、僕の知っている文法の話しだから何となくわかる。しかし速い。ノートにメモをとるなんて事は決してできない。書いている間にも英語はどんどん耳を通過していく。ひたすら耳に全神経を集中させるだけである。しかし、何となくだが授業は面白い。おばちゃんがオーバーリアクションで文法を説明してくれる。レコーダーで録音したのでぜひとも聴いてもらいたいものだ。

それが終わると、今度は普通のリスニングとスピーキングのクラスである。こういうのなんていうんだっけ。

先ほどの参加自由のクラスはほとんど聞き取れなかったが、こっちは大丈夫だろう、なにせ中間クラスだ。と思っていたら、さらに聞き取れない。さっきのおばちゃんの方がよっぽど聞き取りやすい。不安を覚えた。

軽くみんなの自己紹介を終えると普通に授業ははじまった。内容はクラシックについてである。先日ウェリントンでクラシックコンサートが行われ、それを見に行った生徒が、そのコンサートがどんなものだったかを説明する。見に行った生徒は3人程いるので、3つのグループに別れて行う。その後は今までに見に行ったクラシックコンサートについて語り合う。僕のチームは僕以外音楽に興味の無い人で、会話は全く盛り上がらず、成果はなかった。
その後はプリントを配られ、それを読み、それについてチームで語りあう、その様な内容であった。

授業の感想を言うと、まずは先生の英語がほとんど理解できない。しかしこれは初日だからしょうがない。同じ様に先生もそう言っている。しかし、授業に真剣な生徒は少ない様に思う。若い中国人達は、中国語で話してばかりいるので席を変えられたほどだ。
みんなの英語能力は僕よりあるように思う。なぜなら先生の言う事を理解し、返答しているからだ。しかし理解している風で理解していない時もある。なのでグループに別れて話し合う時、かなりめちゃくちゃになる時がある。みんなごにゃごにゃ、好き勝手な英語で解決しようとしているのでめちゃくちゃである。こんなクラスは一刻も早く抜け出し、次のレベルへ行かなければならない、と思った。

3:30に授業が終わるとワークショップという参加自由の課外授業に行ってみた。毎日行われているようであり、今日はボーリングの日だった。ボーリング代はかかるが、とりあえず様子を見てみることにした。

ワークショップはボーリング

参加者は8名くらいだったか。スペイン人、中国人、カタール人、と日本人。日本人は「シゲオ」だ。参加者リストに「シゲオ」と言う名があったのでどんなやつかと思っていたら、定年退職後のおじさんだった。3週間の期間で英語を学びに来てるようだ。僕が日本語で話しかけると、日本語うまいですねと言われた。まあその気持もわかる。語学学校の生徒全体を見ても、僕の顔はベトナムよりである。しかし、定年退職後のおじさんをShigeoとは呼びづらい。

ボーリングではカタール人と仲良くなった。3人組のカタール人で、みんな現在のマラドーナの様な体格をしている。それ以上か。3人揃っているとかなり笑える。サッカーの話をすると、日本はどうやらカタールに勝ったようである。彼らとは今後仲良くやれそうである。

ワークショップはボーリング

ということがだいたいの今日一日だ。あまりにも出来事が多すぎて書ききれないし、書く時間もない。とても忙しい。昨日まではあんなに暇だったのに信じられない。でもこれでつまらない事を考える暇もない。学問に集中するだけである。(1/31 end)