初心者のための登山とキャンプ入門

キャンベル語学学校の授業内容・電気コンロで米を炊く

今日も朝7時30分に起きる。朝飯にドーナツを食べ、ストレッチをし、語学学校へと向かう。語学学校には30分前に着く。フリーのコーヒーを飲み少しまったりする。変わらない毎日である。しかし、僕は学校に行くのが毎日楽しみである。午前中の授業がとても楽しいのだ。とてもエキサイティング。相変わらずついていくのはせいいっぱいで、先生の言う事を理解していない事が多いが、それでも楽しい。ぎりぎりのとこなのだ。ぎりぎり喰らいついている感じがとてもいい。先生も良くわかっている。生徒がへこむ様な授業の仕方をしないし、劣等感を持たせる様な内容にしない。うまくコントロールされているとも言える。そんなわけで毎日学校に行くのが楽しい。寝る前は早く学校に行きたいと思うし、朝起きると語学学校に近いにも関わらず30分前に行ってしまう。

語学学校・午前中の文法の授業について

という感じなので、今日の午前中の授業の内容を紹介してみる。先生は女性、名前はレイチェル。イギリス人である。太っていて明るいキャラである。年の頃は30代前半から半ばといったところだろうか。英語は難しい単語は使わず、ゆっくりと明確な発音で話すので、他の先生に比べ非常に聞き取りやすい。また毎回授業には必ず何かおもちゃを持参する。生徒の脳をリフレッシュさせるためだろう。

今日の授業は比較的、脳みそへの負担が少なかった。まずは昨日の復習。もし私が・・・だったら、・・・である、という文法。英語で言うとセカンドコンディショナルというやつである。紙を配られ、5つくらいの質問に解答する。内容は、もし私が色だったら、~色である、といったようなものだ。そして2つのグループに別れ、それらを各々質問しあい、各々答える。ただし答える方は、理由も付け加える。質問に答えたあとに、ビコーズ・・・とはじめなければならない。

それが終わるとビヨンセの歌を聴いた。タイトルは If I were a boy である。まさにセカンドコンディショナルどんぴしゃの曲で、常に、私がボーイだったら・・・とビヨンセは優しくパワーのあるバラードを聴かせる。ビヨンセの歌を聞きながらさらにセカンドコンディショナルを復習し、わからない単語の説明や用法、フレーズの説明などを学ぶ。単語やフレーズの説明中も、ただ聴き続けるだけでなく考えさせ答えさせ、文章をつくらせるので集中を切らす事ができない。そして休憩時間。

休憩後はボキャブラリーの授業である。今日のテーマはmakeである。makeは様々な変化をし、様々な使われ方をする。それを考え、発表し、学び、文章を作って話したりする。他の先生もそうだが、その単語が使われるシチュエーションを演技してくれるのでわかりやすい。そして面白い。そしてあっという間に昼休み。

昼飯は、完璧な日本を話し、見かけは完全に日本人の韓国人のキムと寿司を買って食べた。こちらの寿司の95%は海苔で巻いたロールタイプである。シーチキン的なものと鶏肉が巻かれた寿司を買った。味はスーパーの閉店間際に買う巻き寿司と言ったところ。63点くらい。値段はたしか500円くらいで、ボリュームはかなりある。いつも食パン2枚とバナナしか食べていないので、かなりお腹がいっぱいになった。

お米を炊いてみる

学校が終わるとお買い物にでかけた。ウェリントンには、ニューワールドという素敵な名前のスーパーが2店舗あり、1つは繁華街のど真ん中にあり、1つはちょっと外れにある。外れの方は大型で、値段もど真ん中の方より安い気がする。
ここしばらくの朝飯として、ケロッグのチョコクリスピーのようなものの特大サイズを買った。パンでも良いのだけど、昼もパンなので朝はシリアル系で攻める方針をとった。そして夜飯である。アパートのキッチンの都合上、込み入った料理は作れない。電気コンロではパスタはつらい。スーパーをうろうろしながら考え、米を炊くことを決意した。パンもパスタもないとなれば、米しかない。1キロで200円ほどのサンライスという銘柄のお米を買った。
米のシェイプは日本のものと同じである。もっとがんばれば1キロで100円ちょっとの安いものもあるが、しょっぱなからくじけたくないので、やや値段が高めのものを選んだ。おかずはレトルトの缶詰である。カレーやシチューなどのレトルト缶詰がたくさんあるので、とりあえず3つ買ってみた。バターカレーと、ビーフシチュー的なやつを2つ。値段はどれも200円ほど。夜飯がこれなら米とあわせて200円ちょっとで済むので節約になる。

宿に戻り授業の復習をし、20時頃に夜飯を作りはじめた。米は勉強中に予め水に浸けておき、米を炊く前に一度水を捨て、熱湯を入れて炊く。そうしないととんでもなく時間がかかってしまう。米を炊く鍋はお気に入りのトランギアの鍋である。ここに来てやっと本領を発揮することになる。

山で米を炊くように、電気コンロの火力をマックスに。米が吹いたら弱火で20分。電気なので火力の強弱がかなり難しいが、とりあえず従来通りの方法で炊いた。ちなみに米の量はシェラカップに目盛のキズをつけておいたので、一合がどれくらいだかわかるようになっている。そしてそれより少しだけ多い量の熱湯を入れる。米を炊く間、レトルトのスパイシービーフシチュー的なものを温めた。

20分ぼけーとして料理は終了。お楽しみの米の出来具合である。恐る恐る鍋の蓋を開けてみると、見かけは完璧。とりあえず米だけ食べてみると、かなりうまい。びっくりしてしまった。予想以上にうまく炊けていた。米の炊き方を知っていて良かったなあと思った。

とにかく米がうまいと何でもうまい。キッチンの周りにいる外人たちに、ほらこの米を食ってみろ、これが日本人が食う米だ、わかるか、と無性に言いたいと思った。そんな事を思いながら、一人でエキサイティングしながら、夢中でご飯を食べた。思い返すと、ニュージーランドに来てからはじめて美味しいお米を食べたと思う。中華もマレーシア料理も基本的に米は僕好みに炊けていない。ちなみにレトルトのビーフシチューもうまかった。具が入っているとパッケージには書いてあったが、誇張ではなくしっかりと具が入っていた。味はぼやけているが、75点はあげてもよい。

何か新しいことに挑戦するのはとても大事だと思った。ご飯がうまく炊けて、日記も長くかけたので、ついついそう思う。挑戦することをめんどくさがらずに、何かをやっていこうと思う、2月の8日である。(2/8 end)