初心者のための登山とキャンプ入門

カンバセーションクラスの悩み

今日はワークショップにも出席せず、語学学校で少しインターネットをやり帰ってきた。早く帰ってきたつもりだけれど、勉強もさほどはかどらず宿題をやるだけでもう日記の時間になってしまった。いや違うか、食後にキッチンでプラトーンを見たので1時間以上はまったりした。プラトーンはベトナム戦争の映画。語学学校にはベトナム人が多いので、考えさせられるものがある。もちろん字幕はない。聞き取れた英語は「ファック」のみだった。

今週が終わり来週が終わると語学学校に来て1ヶ月になる。とりあえずのところ、僕は1ヶ月の契約しかしていないので延長せねばならない。しかし今悩んでいる。というかずっと悩んでいる。午後の授業を今後とるかとらないかだ。
午前中の授業は必須だ。語学学校の核と言ってもいいだろう。先生も好きだし飽きないし、前のめりになる授業ですごくいい。たくさん発言をしたくもなる。しかし午後の授業は相変わらずである。生徒も数人入れ替わり以前の雰囲気ではなくなったけれどどうにもいまいちだ。なんというか、毎度ストレスのたまる授業なんだ。もちろん楽しんでいる人もいるだろうから、先生との相性と言うのもあるかもしれない。

最近思うのだけれど、カンバセーションクラスと言ってもあまり会話をしていない。どっちかと言うとボキャブラリーを増やす要素の方が濃い。その新しいボキャブラリーを使い新聞のニュースについて生徒で話し合うのだが、正直無理だ。日常会話さえめちゃくちゃであるのにどうしたら良いのだろうか。前回の映画の話や前々回のチェロ弾きの話しもそうだったけれど、僕の中では何も消化されていない気がする。あの時覚えた映画を評価するための数々の形容詞も、どこかに流れでていった。周りに使っている人もいない。

そしてもう一つ、先生があまり好きではない。ここが重要。最近授業中にイラっとする事が多い。とてもヒステリックな人に感じる。今日もカンバセーションクラスであるのに関わらず、生徒のリアクションがイマイチで怒っていた。僕なりに怒りの表現を翻訳すると、「カンバセーションクラスなのに何で返事をしないの(全員に)!私は疲れてるのよ!手伝ってよ!」。実際はそんな事は言っていないかもしれないがこのように僕には聞こえた。

僕らが前のめりで授業を受ければ良い話しなのだが、どうも前のめりになりたくない授業なのだ。手放しで生徒の積極性を求めるのはいささか無理に思うし、発言してもメリットが何もない。メリットとは何であろうか。正解できたことの喜びであり、先生に褒められることであり、コミニュケーションをとることである。それがない。授業が難しいからかもしれない。知らない単語で答えられない事も多い。果敢に挑戦して失敗するとサクっと自分がへこまされるだけだ。次こそはという気がおきない。その中で積極性を求められ、それがないと怒る、といったように今のところ感じる。個人的な感想だけれど。そしてムラがある。日によってはその度合が違う。
そんなこんなで、授業内容が難しい上にストレスが溜まってしまうのだ。

という事で料金を考えてみる(1ドル64円で計算)。午前中だけの授業の場合、週15時間で14720円。4週間で58880円也。午後だけの授業の場合、週9時間で12160円、一ヶ月で48640円也。両方とると、一ヶ月で76800円である。つまり午前午後の授業を両方とるとお得という事になる。午前の価格に28000円ほど足すだけで、一ヶ月で約36時間、午後のレッスンを受けることができるのだ。安い。しかしどうだろう。28000円の価値があるかどうか。金を払ってイラッとするのも馬鹿らしい。

ということで今も考えている。クラスのレベルを下げるか、上げるか、という選択肢もある。下げるのはつらい。生徒の話す言葉を理解するのがさらに難解になるかもしれない。上げることもできる。僕がいる中間クラスには、少しレベルが高いビジネスクラスもある。しかし皆そこから僕のクラスに舞い戻ってきているし、難しく、そして面白くないという声もよく聞く。似たような感じだ。そして皆言う。午前のクラスは良いと。(2/16 end)