初心者のための登山とキャンプ入門

語学学校の生徒の昼食事情
ミートパイとダックが美味しい

2月の26日土曜日。夜9時30。今マックから帰ってきたところだ。マックはアパートから歩いて2、3分のところにある。特別にマックを食べたいわけではないんだけども、インターネットをやるついでに夜飯を食べにいった。
注文するのは相変わらずチーズバーガーコンボのミディアム、飲み物はホットチョコレート、5.70ドル。それを食べながらインターネットをするのが僕の楽しみだが、インターネットに繋がらない。これで2連続である。3日前くらいにもインターネットをやろうとマックに来たが、繋ぐことができなかった。残念である。それにしてもマックのテーブルの上は相変わらず汚い。みな食べたものを片付けていかないのだ。これを思うと、もうちょっと日本のマックは安くてもいいのではないのだろうか。ゴミはほとんどの人が片付けると思うし、プラスチックの分別、飲み残しの分別もする。もちろんニュージーランドのマックには分別はない。

語学学校の生徒が昼に食べるもの

ということで食べ物の話し。僕は最近夕食にご飯を炊いているが、おかずはレトルトのシチューなどである。一番最初にこのレトルトを食べて感動し、大量に買い込んだ。しかし最近は食べるのが怖くなってきた。味は基本的に50点くらいだが、中には20点くらいのものもある。20点のにあたってしまうともうがまんして食べるしかない。そして最後には捨てる。そんな事もあった。唯一食べられるのはバターカレーくらいなものである。ということでまた食の壁にぶちあたってしまった。今後何を食べていこうか。

そしてパン。一時期食べまくっていたパンだが。もうパンを食べるのも怖くなってきた。今のところ朝飯にパンを焼いたものにチーズを乗せて食べているが、すこぶるまずい。これも無理やり食べている。なぜまずいかというと、パンを冷蔵庫で保管しているからだ。冷蔵庫で保管して食べるパンはまずい、ということがわかった。パンの回転が良ければ冷蔵庫に入れる必要もないんだけど、朝飯だけのためにパンを買ってしまうと食べきらないうちにカビが生えてしまう。量が多く、カビが生えやすい様だ。
なのでまたケロッグのチョコクリスピー的な奴を買った。今日買ったものは値段が7ドルと安い。一番大きな箱のものなので一週間以上はもつだろう。しかし牛乳も注意せねばならない。夜から朝にかけて6時間くらい部屋に置いておいたらバターになっていた経験がある。飲んだらすぐ冷蔵庫に入れる癖をつけなければならない。

昼飯には夜飯時に炊いておいた米に、ふりかけをかけて食べる。米は腹持ちがいいのが素敵だけど、さすがにもう飽きてきた。しかし僕だけが質素な飯を食べているわけではない。スイス人のマーティンはチンケなカップ麺だし、中国人のウェンディは以前の僕のようにパンにジャムを塗って食べている。日本人のマチはホームステイが用意したマッシュポテトみたいなものを毎日食い続けてるし、ホームステイをしている人の昼飯はだいたいが質素。韓国人のユーコは蒸しパンみたいなものとシリアルのスティックとりんご一つ。多くの人間が自分の昼飯に満足をしていない。そんなこんなで僕の飯はまともにみえるが、それでも飽きてきた。今後どうしていこうか、食は一生のテーマである。食の満足は人生の満足である。

ミートパイとダックとの出合い

しかし困っているばかりではない。美味しい出会いもある。一つにはパイ。ニュージーランドでもポピュラーな食べ物の一つなようだ。コンビニとか商店とかで買うことができる。ブランドにもよると思うが、僕が食べているのは一つ3ドル。パイの直径は100円ライター+2cmくらいはあるだろうか。ずっしりと手応えのある重さだ。
僕のお気に入りはミートチーズパイ。ひき肉とチーズのコンビネーションが素晴らしい。一口食べるとチーズとミートが溢れ出す。感動的なうまさである。そしてボリュームもあるので昼飯にもなり、コストパフォーマンスは素晴らしい。僕が知る限りクラスに2名はパイ好きがいる。他にも数種類パイがあるが、今のところこのミートチーズがベストだ。そしてパイは朝早いうちに買わないとなくなってしまう。人気なのだ。

そしてダックがうまい。中華料理のダックではあるが、北京ダックではない。ただのダック。僕はウェリントンに来てからダックを2回食べたが、感動的なうまさだ。ダックの人生が味一点にフォーカスされたような、恐ろしく濃厚かつ香りが良い一品だ。一口食べるととまらなくなるような危険な味がする。口の中が油まみれになり、歯の間にはダックの肉片がつまる。ダックの肉は骨付きで出されるが、その骨の周りの肉を手をべたべたにしながらむしゃぶりつく。ダックを食べながら自分が獣になっているのを実感する。これが中華の力だろうか。食べながら万里の長城を駆け抜ける。もうミスター味っ子の世界。それくらいうまい。

しかし中華料理は注意が必要。特に炒め物。油の量が半端ないなので、次の日は吹き出物が出来ることも多い。

中華のダック

こんな感じがいまのところの僕の飯事情である。ほとんど外食はしないものの、パイとダックに出会えたのは良かった。機会があればどんどん挑戦していきたいと思う。(2/26 end)