初心者のための登山とキャンプ入門

ニュージーランドでお風呂に入る

2月27日今日は日曜日である。早く起きてもやることがないので寝た。休みは一日でいいと思ったりもする。

昼頃に起きると英語の勉強を始めた。語学学校の復習は昨日終えていたので、今日は参考書をすすめることができた。途中で気分を変えようとなんとなく図書館に行った。5分もあるけば図書館につく。図書館ではぶつぶつ喋りながら英語をできないのが難点だけれど、なかなか新鮮な気持ちで勉強に打ち込める。今後も活用していこうかななんて思った。

図書館の帰りにタバコを買った。とうとう日本から持ってきた巻きたばこがきれたのだ。巻きたばこは4パックくらい持ってきただろうか。2ヶ月も持たなかった。吸い過ぎだ。しかし、今の僕からタバコを取り上げたらどうなってしまうのだろうか。タバコは唯一の娯楽なのだ。

家に帰ると英語をやり続け、夜飯の時間。食べるのが怖かったレトルトのシチューを温めた。今日はベーコンとポテトのシチュー。案の定まずく、2,3口食べて捨てた。このまずさは何だろうか。僕の舌が肥えているわけじゃない。純粋にまずいんだ。正しくは変な味がする、が正解かもしれない。僕が購入するメーカー、全ての缶詰共通で同じ類の変な味がする。保存料か何かの味かもしれない。僕の舌が食べるなと危険信号を出してる。頑張っても食べられない味で、捨てなければならない味がする。そしていよいよ食に行き詰ってきた。早いうちに対策を立てなければならない。

夜飯はほとんど白米だけだったので、そのあとチョコクリスピー的な奴を食べた。そして僕はイベントにとりかかった。湯船に入るという計画を実行するのだ。今まで毎週週末に入ろうと思っていたのだが、疲れきっていたりしてなんだかんだ入ることができなかった。そしてもう一つ問題があった。蓋である。バスタブはあるが蓋がないのだ。その蓋をどうするか、と考えていたら今日になっていた。

洗面所の洗面器の蓋は既につくってある。洗濯物を洗う時にどうしても必要だからだ。
洗面器用の蓋はドアのストッパーで作った。ドアが開きすぎて反対側の壁にあたらないようにとゴム製のストッパーが部屋の床に備え付けてあったが、それをドライバーで外して蓋として使用している。これは役にたっている。しかしバスタブの蓋はサイズが二回りも大きくそれがあわないのだ。

どうしたもんかと思いながらも第1案をためす。言葉では説明しずらいが、ドアストッパープラスビニールで蓋をつくる。ドアストッッパーの周りにビニールをまき蓋とする。これはうまくいかなかった。次にビニールを敷重たいものを沈める。なかなかよさげだったが、お湯が満ちてくると重しが動いてしまった。万策尽きた、と思っていると重しがなくても水が流れていかない事に気がついた。ビニールだけで充分だったのだ。この状態の表現の仕方を僕は知らないが、掃除機でビニール袋を吸った状態だ。

こうして無事湯船にお湯をためることができ、僕はとうとうお湯につかることができた。ニュージーランドに来て初のお風呂である。湯加減も最高で、新たな楽しみを一つ見つけたと思った。そしてそのままそこで頭を洗い、水は流した。どれだけ使っても水はタダである。エコロジーな人が知ったら怒るかもしれない。

夜22:00である。もうそろそろ経てば寝る時間で明日になる。早く明日になって欲しいと思う。学校に行きたいのだ。とりあえず人と話したい。この二日間で発した言葉は、ほぼ独り言だけだ。あとは挨拶くらいか。こんだけ話さないと挨拶すらままならなくなる。バイトでもしようかなあ。(2/27 end)