初心者のための登山とキャンプ入門

語学学校からの今後の予定、ウェリントンでのクライミング2回目

今日から午前中の授業だけとなった。残念だが致し方ない。僕にはまだまだやることがあるのだ。金もセーブしなければならないし、そしてバイトもしたくない。
ランチの時間はパソコンをやっていた。しかし1時半近くになるとみな授業へと散っていった。とても寂しい思いをした。しかし僕には僕の道があるのである。寂しいが。

みんなが授業中僕は金の計算をした。今いくらあるのか、今後の必要経費はいかほどか。あせる必要もないのだけれど、金は着実に減りつつある。というか結構使っている。クライストチャーチの地震に募金したり、最近は外食をたくさんしている。なるべくなら金を使うのを避けたいんだけど、使わなければ後悔するタイミングもある。しかし僕なんかまだいい。日本人のシンさんは週末に飲みで800ドル使ったらしい。ベトナム人とクラブに行って知らない客にテキーラをおごりまくったようだ。その話を聞いてなぜか嬉しくなった。アジア人がニュージーランドで豪遊してる姿を想像すると、なんだかうれしくなる。

そんなこんなで金を計算した。まだ70万円はあると思うけれど、あと二ヶ月で家賃と学費、生活費をあわせて多くみつもっても20万はかかりそうだ。語学学校が終わる頃には50万円。なかなか油断できない金額である。
ちなみに今後の予定を書くと、ウェリントンの語学学校が終わった後はオーストラリアのワーキングホリデービザをとりオーストラリアに移動。オーストラリアでも語学学校に通いつつ、そしてジェイムスに英語を教わる。やる気があればオーストラリアでバイトをする。そしていつになるかわからないけど、その後は東南アジアの旅へと出る。金が続けば。希望はカンボジア、ベトナム、韓国、インド、ネパール。そしてエベレストを眺めて終了。まあこの辺はただの希望であり夢だ。

帰ってくるとクライミングにいった。あまり行きたくないのだけど、来週いく、来週いく、来週いく、と言い続けていたら、スイス人に「あなたはいつも来週いくとばかり言っている・・・」と言われてしまった。その通り。あまりにもショックだったので行くことにした。

クライミングジムの費用が特別に高いわけではないけど、自分のクライミングシューズなしでのクライミングは厳しい。何とかフィットするものを見つけたものの、パフォーマンスは20%ほど落ちる。しかしそれでも久々のクライミングを楽しんだ。
メンバーは、ドイツ人、スイス人、アルゼンチン人、ネイティブ?、そして日本人(僕)の5人である。この5名が語学学校のクライマーである。先生のアルゼンチン人はもちろん、みな英語がうまい。クライミングジムで彼らと会話をする機会はそこそこあるけど、基本的には壁と自分との会話である。ここで英語が上達する見込みはない。

ウェリントンのジムでのクライミングはなかなか楽しい。ルートが面白いし、テクニカルなものがほとんど。リーチも長い方が有利な課題が多い。しかし僕好みのルートが多く、クライミングを楽しむことができた。僕は主にスイス人の女性とビレーを組んだ。クライミングの技術も僕と同じくらい。しかし思うのだが、こうして白人たちとクライミングをしている自分は不思議である。スポーツと言うコミュニケーションツールは偉大である。言葉はいらない。もちろん、話せないだけなんだけども。(2/28 end)