初心者のための登山とキャンプ入門

キウイとのまずいご飯ウェリントン風

3月27日、日曜日。昼過ぎに起きた。最近英語の勉強のやる気がない。とうとうこんな時期が到来してしまった。まあいずれは回復するだろうと思うが、原因の一つとして僕を困らせる問題があった。この日記のサイトが文字化けしていたのだ。
このニュージーランドワーホリ日記サイトは僕の姉が管理している。僕は日記をニュージーランドで書いているだけで、残りのアップロードの作業は姉が日本からやってくれている。しかし最近全てのページが文字化けしてどうしようもならない事になった。ニュージーランドのインターネット環境じゃ手のだし用がない。困ったなあなんて思っていたら、姉が全て完璧になおしてくれた。助かる。これで僕の悩みがなくなった。感謝しています。

ベッドの上でゴロゴロしていたら、リブからメールがあった。リブのバックパッカーでステーキを食べないか、という。アイヴァンから教会へ行かないか、という誘いを断った後だが2つ返事でオーケーした。そして今日の夜飯の予定の鳥の唐揚げもそこで作る事にした。

メンバーは昨日より少ない。リブ、エイデン、スラン、僕とそして、そのバックパッカーの泊まってる、ズーだかスーだかの韓国人の男性だ。久々に男性がメンバーに加わった。彼は寿司屋でバイトをしており、一日中サーモンを切り続けて指が曲がってしまっているようだった。自分の事をラビッシュと呼ぶ不思議な奴である。
相変わらずステーキはカチンカチンであったが、それでもうまかった。
そして僕が精魂を込めて作った鶏の唐揚げはとてもうまかった。唐揚げ粉は姉が送ってくれた「揚げずに唐揚げ」というやつである。買ってきた鳥のもも肉にまぶして揉み込むだけで、美味しい唐揚げを作ることができた。韓国人の皆もヤミーといい喜んでくれた。ズーだかスーだかの唐揚げを食べるペースが早くて気になったが、それが嬉しかった。次は「揚げずにとんかつ」を使い皆にトンカツを振る舞う予定である。

食後は相変わらず僕が英語でくだらない話をし、英語のボキャブラリーなんかで遊んだ。夜10時半になり帰る頃にはウェリントンは雨が降っていた。日に日にウェリントンは寒くなっていく。そして英語を全く勉強しない週末は終わった。

28日月曜日。学校が終わるとアイバンから連絡があり、アイバンの彼女と3人で遊ぶ事になった。そして僕に食事を作ってご馳走してくれるという。
長くなってしまうので色々な事を省くが、夜飯にアイバンの彼女はとても美味しいグリーンカレーを作ってくれた。またアイバンの彼女の友達も来ており、四人で一緒に御飯を食べた。しかし僕には苦痛の時間で早く帰りたくて仕方なかった。

会話が完全に英語だった。もちろん僕には全く関係の無い内容の話で、笑いどころも何もわからない。話も20%くらいしか理解ができなかった。
実はこれが始めてのキウイとの食事で、始めてのキウイの家である。これがキウイスタイルなのだろうか?これがアイヴァンの彼女の性格なのだろうか?などと考えてしまう。話しは全く僕にはこない。食前から食後まで僕は無言だった。彼女らは僕に関心がないのであろうが、少しくらい話を振ってくれてもいいものである。僕が積極的にガンガン行くしかないのだろうか。

僕は今韓国人の皆に毎日かわいがってもらっている。もちろん彼らも韓国語で話す事が多いが、それでも誰かは必ず通訳してくれるし、僕が話の中心の時間も与えてくれる。もちろん僕だけではなく、皆が皆を思いながら行動しているのが良くわかる。そんな暮らしを続けていたからか、それと比べてしまうと今回のキウイとの食事はありえない、と思ってしまう。僕はアイヴァンの彼女に食事代の10ドル払っているし、皿洗いもして帰ってきた。僕が自ら進んでそうしたんだけど、僕だったら絶対そんな事させない。僕はゲストとして呼ばれているんだ。

アイバンの家の近くの海
アイバン
アイヴァン

そんな事があり、久しぶりに僕のキーボードを打つ手が良く動く。嬉しいことである。しかし本当に、正直に、ニュージーランドに来て以来一番まずい飯となってしまった。ちなみに食後にアイバンはごめんなさい、ごめんなさい、と笑ってくれた。さすがに彼は僕の感情を理解してくれているようであった。しかしもう二度とこんな思いはゴメンである。そして少しだけだが、ホームステイで苦しんでいる日本人のみんなの気持ちを理解することができた。(3/27,28 end)