初心者のための登山とキャンプ入門

チキンライスを作る

語学学校を終えまっすぐ家に帰った。眠いので寝てやろうかと思っていたが眠ることができず、諦めて勉強をすることにした。久々にがっつり勉強をする予感がした。

まずは今までの復習である。復習をしなければならないものがたくさんあったので、それをやった。しかし恐ろしい事にたった2週間前のものが完全に頭から抜けている。そんな復習に手こずり、あっという間に夜飯の時間になった。今日はチキンライスに挑戦である。

チキンライスの素を実家が送ってくれた。必要な材料は鶏肉と卵だけで、それらはもう既に買っておいてある。ニュージーランドに来てパスタ以外はまともに作った事がないので、6時という早い時間だがキッチンへと向かった。この時間なら誰にもじゃまされずにチキンライスに集中できる。

狙い通りキッチンには誰もおらず、集中して仕事をすすめることができた。米を炊いている時に思ったことだが、米にこだわりがあるのは日本人だけではないだろうか。リブがビビンパの時に炊いた米は、焦げるまで炊く、という方法であった。この間ステーキをみんなで食べた時は電子ジャーであったが、米はパサパサであった。キッチンにいる南米系の人は鍋に米を入れ、ぐるぐると延々かき回している。もちろんうまく出来上がる予感がしない。そしてどの料理屋の米のクオリティは低い。これは前に書いた。
この様な結果から、日本人は世界で一番米にこだわっている、という結論を出した。今後この事を皆に英語で紹介していこうと思う。

チキンライスは最高にうまかった。コートニープレイスあたりで売ったら12ドルはとれるだろう。見た目にパンチはないが中華料理屋に並べても引けを取らない味である。米はふっくらで美味しいし、オリーブオイルの香りも良い。あまりにも美味しくて噛まずに3分くらいで食べてしまった。あと2食分あるので誰かに食べさせてあげたい。しかし思うにニュージーランドでは豚と鳥は安くない。牛だけがやたら安いのである。牛を使った簡単な料理を見つけたいものである。

なんだかんだで、実家が送ってくれた食料はなくなりつつある。簡単に食べれるものは瞬間的になくなった。ブラックサンダーなどの菓子類ははじめの3日のうちに食べつくしたと言っていい。チキンライスを除いて何がうまかったかと思い返すと、鰯と鯖の缶詰である。全く期待をしていなかっただけに、この2種類の缶詰のうまさには驚いた。あれはニュージーランドでは確実に味わえない。最初の一口を食べた時の感動は今でも覚えている。(3/30 end)

実家から届いた荷物。郵便局のEMSで9千円程度。