初心者のための登山とキャンプ入門

ウェリントン最終日。明日はオーストラリアのメルボルン。

4月の22日夜11時。ウェリントン最後の夜だ。ニュージーランド最後の夜。ウェリントンには3ヶ月。南島の旅と合わせるとニュージーランドには3ヶ月と半くらいいた事になるだろう。明日にはオーストラリアはメルボルンである。

昨日は語学学校が最後の日。ということで全生徒の前でスピーチをしなければならなかった。皆の前で英語で話すのは恐ろしく緊張して全く言葉が出てこなかったが、何か買いたい時は、日本のために日本製品を選んでくれ、日本に遊びに来てくれ、という気持ちは伝えられたと思う。笑いもとれたので良かった。人の前で話すのは緊張するので嫌だが、それでもトライして良かったと思う。良い経験となった。学校のマネージャーが、「過去に聞いたスピーチの中で一番良かった」と言ってくれた事が嬉しかった。

アセンブリーの様子
アセンブリー。毎週金曜日、その週に終了する人がスピーチをするというもの。
俺の最後のクラスメート
僕の最後のクラスメイト

午前の授業が終わるとアパートに戻り荷物の準備。郵便局で日本にいらない物を送った。あれこれ入れたら荷物は4キロ近くになり、値段はエコノミーで80ドル。なかなか痛い出費となった。その後はコリアン仲間と合流し、ウェリントンで人気のマザーズキッチンだかなんだかで夜ご飯を食べた。料理はメキシカン。かなりうまかった。みんなで割り勘なのに、僕は空気も読まずに他のメニューの2倍の価格のジャンバラヤを注文。これがめちゃくちゃうまかった。みんなも一番うまいと言っていた。

今日、朝9時にコリアンの友達らがアパートに来てくれた。エイデン、ジュ、サン・スー、スーランと日本人の女の子ミヤナである。以前のメンツとガラっと変わってしまったが、これが今のコリアンの主力メンバーだ。スーラン以外の4人はイースターの連休を使ってトンガリロという地名の所へ遊びに行く途中、僕のアパートによってくれたのだ。最後だからと言って。嬉しいことである。

11時に、レイルウェイステーションで彼らを見送った。なかなか印象深いシーンであったが、スーランがいてくれたのでそこまで寂しさを感じる事はなかった。その後スーランと昼飯を食べ、スタバで少しおしゃべりをしてお別れをした。これでもう、韓国人全ての仲間とはしばらく会う事はない。こうやって、たくさんの人間と別れる度に再会の約束をするが、いったいこの中の何人と再会することができるだろうか。今まで何人の人と会えただろうか、と考えてしまう。

帰ってからちょっと寝て、夜飯にパスタを作って、生の人参を一本食べた。姉に人参がすごい、と教わったからである。皮を剥いて馬の様にかじりついたものの、なかなか硬くて食べ応えがある。ありすぎる。そしてまずくはないが、うまくもないと言った感じか。もう少しでりんご味になりそうだ、とも思った。
わかったことは、ポイントで味が違うということだ。人参の先端の方は無味に近い。しかし葉っぱに近い太い部分は野菜感たっぷりの味である。そんな事を学んだ。ちなみに一日一本人参を食べるとかなり健康に良い、という事なのだが、どうであろうか。続くであろうか。もうちょっと小さい人参ならいけそうではある。

その後は部屋の掃除と荷物をまとめた。しかしちゃんとバックパックに収まるかどうかが不安である。なぜなら僕はかなりの食料品を持っているからだ。本来なら食料など持って歩きたくないのだが、明日はイースターなのだ。今日もだが。明後日も明明後日も。そして聞くところによると、イースターの期間中はどの店も完全に閉まってしまうらしいのだ。なので急遽ニューワールドに行きナッツやスニッカーズやラーメン、米などを買い込んだ。オーストラリアで、知らない土地で路頭に迷うのはきつい。しかし今日コートニープレースを歩いてみると、予想より人は多く、店もちらほら開いていた。明日からは閉まってしまうのであろうか。(4/22 end)