初心者のための登山とキャンプ入門

シンゴ、アデレードへ旅立つ

今朝、シンゴがアデレードに出発した。彼とはメルボルンで2ヶ月以上一緒に過ごした。顔を見ない日は無かっただろうし、後半はツインルームで一緒に過ごした。シンゴがいたからメルボルンに長期滞在しようかな、と思ったのも確かである。そんなこんなで、昨夜はシンゴと一緒に僕が働いているジャパニーズレストランに夕食を食べに行った。彼にはかなりお世話になっているので、お礼がしたかったというのもあるし、ただ単純に僕がジャパニーズレストランに行きたかった、というのもある。もちろん、カウンターに座り、板前さんである料理長が料理を作るのを見ながら食事をするのである。

一人30ドルのコースは、なんかの刺身、まぐろの腹膜かなんかの炙り、炙りサーモンとズッキーニ、寿司を数個、ユッケ、天むす的なもの、そんな感じだろうか。久々の寿司や刺身はめちゃくちゃうまかった。このメニューを普通の客が食べたらかなりの額になるだろうと思われる。シンゴも喜んでくれていたようなので良かった。
ちなみに食事を食べながら料理長と色々と話しをしたが、とても面白かった。彼がポーランドの日本食レストランで働いていた話は知っていたが、その後はどうやらイギリスでも働いていたらしい。そしてその後オーストラリアに来たようである。どうして海外に出ようと思ったのか、と聞いたところ、子どもが生まれたから、という事だった。日本の教育スタイルがあまり好きではないらしく、子供を育てるなら他の国で、と考えたようだ。英語も、もちろんポーランド語もわからず、子供二人と奥さんを連れて海外に出てくるなんてとてもすごい。そして手に職があるというのは本当に素晴らしい。
カウンターでそんな話を聞いていたら、愛知から東京へ、一旗揚げにはるばるやってきた親父を思い出した。

シンゴがいなくなり、同室のルームメイトはフランス人のベンジャミン、通称ベンになった。彼も僕と同じく長期滞在者で、6人部屋が嫌だったようである。そういうわけでシンゴの穴をベンが埋める事になった。彼は結構ハードに仕事をしているのでからむ場面も少ないと思うが、英語を話しまくるまたと無い機会である。さて、今後どうなっていくのかとても楽しみである。(7/11 end)