初心者のための登山とキャンプ入門

114gの軽さで登山向きのおかず「イタリアン切干大根」

簡単登山料理 イタリアン切り干し大根

ちょっといつもとは違った味付けのものをメニューに入れたいときにおすすめの一品です。唐辛子のピリリ感が食欲をそそり、にんにくを炒める香りがテントに充満すれば幸せな気分になれます。どんぶりにしても合います。

石井スポーツ 登山学校

イタリアン切干大根に使用する食材

イタリアン切干大根に使用する食材

1. 切干大根

切干大根は5倍くらいに膨らむので、登山の料理に欲しい ”野菜ををたくさん食べた感” が得られるのがいいところ。歯ごたえも残るので食べごたえも十分。カルシウム・鉄分・カリウム・食物繊維と登山に欲しい栄養がいっぱい。軽いし安いしどこでも買えるし、いろんな味付けができるので登山向きの食材です。今回使用のものは60g、100円。

2. ベーコン

使いきりサイズのベーコンは便利ですよね。味もよく出るし、これも登山には便利な食材です。一応パッケージには ”10℃以下で保存” と書いてありますがあくまで経験上ですが、3日くらいは常温で持ち歩いても大丈夫な気がしています。今回のはパッケージも入れて40g。

3. 乾燥昆布

味だけでなく栄養と歯ごたえをプラスするために家にありがちなだし昆布を入れました。1cm☓10cmくらいです。ない時は固形コンソメとかでもOKです。

4. 赤唐辛子

赤唐辛子はとても小さいのに食欲を増進効果は大きいので登山の料理メニューにたまに入れるとアクセントになりますね。

5. にんにく

にんにくもたった一かけで存在感大。持ち運びにも気を使わないのでどんどん登山食のメニューに入れるといいと思います。

6. オリーブオイル

油をもっていくは面倒ですが、オリーブオイルは油としてだけではなくサラダにも使えるし風味付けにも使えるので、一つボトルを用意しても良いかもしれません。

7. 塩、こしょう

(写真に写っていませんが)調味料については下で説明しています。

持っていく準備

昆布と唐辛子を予め切る

調理ナイフにはさみが付いていない場合は、このように昆布と唐辛子を予めハサミで切ってラップで包んで持って行っても良いですね。

イタリアン切り干し大根 食材の重さ

今回の食材、3人分で114g。メインディッシュとしてはかなり軽めですよね。付け合せは白米とフリーズドライ味噌汁などがあれば良いかと思います。

煮物イタリアン切干大根の作り方手順・ポイント

1. にんにくとベーコンをパッケージの上から切る

ベーコンはパッケージの上から切る

にんにくは薄切りに。ベーコンは開けず、パッケージの上から切るのがポイントです。まな板や手がベタベタになりません。

2. 切干大根を水でサッと洗う

切干大根を洗う

パッケージには ”水に15分ほど漬ける” と書いてあると思いますが、あとで煮込むのでつけなくても大丈夫です。水でサッと洗ってください。切干大根を洗った水を山に捨てるくらいは許されるだろう・・・と思います。また、買ったものが食べづらいくらい長い切干大根だったら、この時に手でちぎるなりしておいてください。

3. にんにくを炒める

にんにくを炒める

鍋を傾けてにんにくとオリーブオイルを入れ、傾けたまま火にかける。オリーブオイルににんにくが浸かる状態で、細かい泡が出る感じが良いです。弱火でじっくりとオリーブオイルににんにくの香りを移します。

4. ベーコンを入れる

ベーコンを入れる

ベーコンを入れ、油が出てくるよう炒めます。

5. 残りの材料を入れ、油を吸わせる

残りの材料を入れ、油を吸わせる

切干大根・昆布・唐辛子を入れ、油を吸わせるよう軽く炒めます。

6. 水を入れ、10分間煮る

水を入れ、10分間煮る

水を入れます。持ってきた切干大根の量によりますが、今回は切干大根60gに対し水300mlを入れました。蓋をして、弱火で煮ます。10分程度煮て、切り干し大根が柔らかくなればOKです。

7. 塩コショウで味をととのえて完成

塩コショウで味をととのえる

塩小さじ1/2とコショウ少しで味を整えます。水が多すぎればここで蒸発させつつ、ついでに唐辛子を食べたくない場合はここで取っておくと食べやすいです。

イタリアン切り干し大根の完成

今回は2-3人分のおかずとして作りました。完成の量としては351g。茶碗に入れると溢れるくらいの山盛り一杯です。女子なら3人分というところでしょうか。おかずたっぷりで食べたいなら女子2人でもいける感じの量です。どんぶりにしてもゴハンが進みます。

油・調味料入れについて

油の持っていきかたのパターン

チューブでバター

油って、持っていくかどうか、どうやってもっていくか、迷いますよね。バター好きな人はチューブでバターがオススメです。写真のものは大きいですが、90gで168円のものが販売されています。ラードもありますが最小で250g(220円)と、何回かの料理に使わないなら大きすぎますね。できればシーチキンを使うなど油が要らない料理にすると準備がラクですね。

容器を捨てずにとっておく

油の容器を掃除

これは小児科でもらったシロップの容器ですが、こういったものも使えます。このような容器は捨てずにとっておくと良いですね。また、油は酸化しますので、めんどうでも下山後は家で使い切ってしまうのが良いでしょう。またすぐに使うだろうとそのままにしておくと、次回使おうとした時にはいつのものだったか忘れ、なんか変なニオイがするような気もするし大丈夫な気もする、と余計な悩み事が増えてかえって面倒だったりします。

容器は油専用として、使いきったらティッシュと箸を駆使してざっくり拭いておくと良いでしょう。

テーピングで名前や賞味期限を書いて容器に張る

賞味期限をテーピングテープに書く

大勢で山に行く場合はテーピングテープなどを利用して名前を書いて貼っておくと他の人にもわかって良いですよね。

油入れにはナルゲンボトルがおすすめ

ナルゲンボトルの容器

登山の料理用に油入れを買おう、という人にはナルゲンボトルが漏れないのでおすすめです。いろんなサイズがあり、ネットで買うことが出来ます。

左から、30ml、30ml、60ml、125mlです。

一番左は油入れ専用で使っています。先端のキャップは漏れない構造になっているわけではなく差し込んであるだけですが、これまで漏れたことはありません。ただし常にクッカーの中に入れて潰れないようにしています。登山では標高が上がるにつれて気圧が薄くなるため、容器の中の空気も膨張して液体が漏れる事がありますが、同時に荷物をぎゅうぎゅうと詰める事によって潰れて漏れる、ということもあるので注意が必要です。

よく使う塩は左から2番めの30mlのボトルに入れています。こちらは漏れないのでフィルムケースなどでも良いかと思います。

コショウなどの調味料はアルミホイルに

コショウはアルミホイルに

あまり使わないコショウなどはどうしようか迷うところです。思い切って省略したいところですが、今回のメニューでは大切な存在なため、古典的な方法でアルミホイルに包んでいくことにしました。

調味料をジッパー付き袋に入れる

やはり調味料を別に持っていくメニューというのは準備がめんどうです。登山の料理ではなるべくこまごまとした持ち物は減らしたいですよね。

しかし逆に、めんどうを避けず、ハーブ・カレー粉・七味・てんかすなどのスパイス類を積極的に持って行く、という逆転の発想はどうでしょうか。このように小さな名刺サイズのジッパー付き袋(100円ショップで18枚入り)を登山グッズの中に常備しておいて、お気に入りのスパイスを持って行けば、それだけで食事がもっと楽しめるかもしれません。また、調味料があれば最終的な味の調整ができるので失敗をリカバリーできるというメリットもありますよ。個人的には味に納得がいかない時はだいたい塩でなんとかなる、と思っているので、塩だけはナルゲンボトルに入れて調理セットの中に常にあるようにしています。