初心者のための登山とキャンプ入門

山でホントに食べたいごちそう!タコス

山ごはん タコス

山を歩くために食べる晩ご飯っていうよりも、「久しぶりの友だちと山で会おう!」そんな時にピッタリな晩ご飯です。日持ちしないので一泊二日とか限定のメニューになりますが、おしゃべりして作りながら食べるタコスはおいしいですよ~。そこがメキシコ料理屋さんじゃなくて山の上っていうのも最高です!

タコスの食材

今回は3人分です。

タコスの食材

フラワートルティーヤ 1袋(10枚)

オールドエルパソのもの。うちの近所のスーパーには置いていないので、amazonで購入しました。送料無料で550円。段ボールで届いてびっくりしました。輸入品はスーパーに依って品揃えに差があるのでネットで注文できると助かりますよね。10枚入り、400g。
タコスのシェル(包むもの)はフラワー(小麦粉)のとコーンのがあります。コーンの方はお菓子っぽいですが、軽いかも。私は小麦粉の柔らかいタイプのが好きなのでいつもこれを使いますが、なかなか重量があるのが難点ですが、お腹にもたまります。

タコスシーズニング 1袋

エスビー食品より、98円。2食分入り、1食分は2人前で8g。

サルサソース 100~150ml

オールドエルパソのもの。340円、200ml入り。グリーンチリの味がすごくおいしいです。辛さは、マイルド、ミディアム、ホットがあります。ビンはさすがに重いので、液体が漏れない容器に入れて持っていきます。

牛ひき肉 160g

家で調理してから山に持って行きます。250円。

レタス 小2/1~1/4

このまま持って行って山で切ります。潰れないようにザックの一番上に入れます。65円。

トマト 1個

このまま持って行って山で切ります。タッパーやクッカーの中に入れて潰れないようにしましょう。138円。

アボガド 1個

このまま持って行って山で切ります。タッパーやクッカーの中に入れて潰れないようにしましょう。100円。

チーズ 120gくらい

加熱しないで食べられるものを選んで下さい。”サラダのトッピングに”などと書いてあるかも目印になります。298円。

タコスの食材

3人分で材料費1839円、重さは1460g。なかなか高いですし、重いですよね。写真のお肉は調理済みのものです。サルサソースは120mlくらいをジップロック スクリューロック に入れました。軽いし液体が漏れないので便利です。

タコスの作り方(家で/お肉の準備)

1. 牛肉を炒めてタコスシーズニングで煮込む

牛肉を炒めてタコスソースで煮込む

油を入れずに牛肉を炒めます。
火が通ったら水100mlとタコスシーズニングを入れて弱火で10分くらい煮込みます。今回は、シーズニングが二人分単位でしたのでの160gで二人分のお肉にしましたが3人分で足りました。おいしいので、たっぷり目がいい人は4人分作っちゃっても良いかもです。

牛肉を炒めてタコスソースで煮込む

このように味がしみ込んで水分もなくなります。できあがりです。

2. ビニールでしばり、冷凍する

タコスのミート

小さめのビニール袋を二重にして、そこそこ熱いうちにお肉を入れ、両手で握りこむようにしてなるべく空気を抜いて縛ります。粗熱が取れたら冷凍庫に入れ、出発直前に取り出します。タオルに包むと他のものが水滴で濡れるのを防げますし保冷効果もあります。

どれくらいもつのか?と見当もつかないという方のために、私の経験談で記憶がたしかなものを書いてみたいと思います。真夏の中央アルプスの木曽駒ヶ岳の頂上でタコスをした時です。
出発直前に冷凍庫から取り出して、夕方の6時に家を出て新宿へ向かい、高速バスで4時間かけて24時頃駒ヶ根に到着。駐車場にテントを張り、翌日木曽駒へ向かって歩き、夕方の4時くらいに食べました。冷凍庫から取り出してから22時間後でしたが普通においしく食べられました。

実際に冷凍庫から取り出して見るとわかりますが、きちんと空気が抜けれいれば、お肉の周りが固まって白くなった油で包まれており、まさに”油漬け”のような感じになっています。固まっていれば溶けにくいというメリットもあります。また、メキシコの食べ物であることを考えると、そもそもきっと熱い所でも日持ちする様な食べ物なんだと思います。「本場と日本仕様では違うよ」と言われそうですが、香辛料でこれだけ濃く煮込んでありますから相当に腐りづらいのだろうと思います。

タコスの作り方(山で/トルティーヤの温め方)

タコスのトッピング

山では、トマトを角切りに、アボガドをスライスし、レタスを千切りします。

そして写真のように具材を並べ、あとは各自包んで食べるだけです。

トルティーヤの温め方1

トルティーヤは巻く直前に温めます。アミでも良いですが、私は重ねられるクッカーのすき間を利用してこのように温めています。

フライパンにトルティーヤを敷き、上からクッカーを重ねます。

トルティーヤの温め方2
トルティーヤの温め方3

そして火で上からも下から温めます。こうするとふっくらと温まります。パンのニオイがしてきたらちょうど良い頃だと思います。

完成したタコス

出来上がりです。下から汁がタレないようにトルティーヤを折り返して、しっかり握って食べます。

-アドバイス-

食べる量の目安としては、女子なら3個、男子なら4個で満腹というかんじです。
「足りるか心配」と思われる場合、パックゴハンを1つ予備に持って行ってはいかがでしょうか。具を乗せてタコライスに出来ますよ。

また、「もっと具がほしい」という場合は、コンビニの湯煎で温めるパウチのチキンや、ツナ、マヨネーズも良いですよ。さらにサワークリームがあればもっと高級感が出ます。

飲み物は、ふだんは炭酸をそんなに飲まないという人でもかなりの確率で炭酸が飲みたくなると思います。重いですが、コーラなどを一本くらい担いでいくと良いと思います。