初心者のための登山・山歩き入門
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厚手の登山用靴下を探している人におすすめなのが、アンゴラ山羊のキッドモヘア(生後1年未満の子山羊から刈り取った、収穫量が極めて少ない毛)を使用した「サーモヘア」のレギュラーソックスです。
まず優れている点はその扱いやすさ。とにかく頑丈です。私はウールの靴下もいくつか持っていますが、使用後は手洗いすることや脱水時に気を使ってます。しかしこのサーモヘアのソックスは、普通の衣類と同じ様に洗う事ができるので手入れが非常に簡単なのです。
また通常のウールの靴下は数回洗うと「ゆるくなる」事がよくあります。特に厚手のウールの靴下がゆるくなりやすいのですが、ゆるくなってしまうと登山靴の中で足が動いてしまうので歩きづらく、靴擦れの原因になることがあります。
しかしサーモヘアのソックスは数回洗ってもゆるくなる事がありません。これはアンゴラ山羊のキッドモヘアに「しわになりにくく、元の形に戻る」と言う特性があるからなのです。
ですので通常キッドモヘアはウールなどと混紡され、高級路線の男性用スーツ生地になるのが一般的。キッドモヘアを含めることで、光沢がでて、しわになりにくい仕上がりになります。
私はこのソックスを履くことで登山靴の中で足が動いてしまう嫌な感じもなくなりましたし、また長時間靴と足とのフィット感を良い状態で保ち続けることができるようになりました。クッション性もそこなわれないので履き心地も抜群。疲れにくくなります。
このように素材が丈夫な事からアンゴラモヘアは「ダイヤモンド・ファイバー」とも呼ばれています。希少価値が高く高級品とされていますが、通常の登山用靴下と比べ少し高いくらいです。むしろすぐだめになって靴下を買い換える事を考えると、サーモヘアの靴下は安いくらいではないかな?と思います。使えば使うほど足にもフィットしてきますし、長く使っていけるのでおすすめです。
気になるのが速乾性と保温性ですが、アンゴラモヘアもウール同様に優れています。零下でも問題なく足を暖めてくれましたし、汗で靴下が濡れると言う事はありませんでした。私は極寒地ではまだ使用していませんが、実際に極寒地で使用している著名な登山家もいらっしゃいます。
履き心地はふかふかでウールよりも断然に気持ちが良いです。
サーモへアのソックスは色々な点でおすすめですが、やっぱり一番のポイントは「頑丈」なところ。頑丈だから手入れも楽だし、ゆるくならない。ゆるくならなければフィット感もクッション性も損なわれず、足が疲れにくい。
足が疲れやすいと言う方は是非一度試してみてください。おすすめです。

食事中や休憩中用の椅子が欲しい、と探していてたどり着いたのがクレイジークリークの「ヘクサライトオリジナルチェア」です。
私の登山は基本的にテント泊で食事は自炊です。夕食も風が強かったり雨が降っていなければほとんど外で食事をしています。座るのに調度良いイスがなければテント内で使うロールマットを敷いてそこに座るのですが、1時間もあぐらをかいていると腰が痛くなってしまいます。よくある三脚のイスもありますがあれも腰が痛くなりますし、地べたで食事の用意をしているとイスとの高さがあわないので、ストーブに火をつけたりコッヘルに水を入れたりする作業がかなりおっくうです。
そこで購入したのがクレイジークリークのチェアですが、背もたれがあるので腰が痛くならず、また斜めにもたれて座るのでかなりリラックスできます。座った事がない人はぜひ一度試して欲しいのですが、あまりの座り心地の良さに立ち上がるのも面倒になってしまうほどです。
またクレイジークリークはキャンプなどで使う折りたたみのイスを数種類販売(座り心地がかなり良い)していますが、ヘクサライトのポイントはロールアップしてコンパクトに収納ができる点です。ザックのサイドのポケットやフロント部分にベルトで固定して持ち運ぶことができます。重量も419gと500gを切っているので、贅沢品の重さとしてはまずまず許せる範囲でしょう。
ヘクサライトチェアが特に活躍する場所はアルプスの岩場のテント場です。岩だらけのテント場で食事をしているととにかくお尻が冷たくて困るので、そんな時は大変重宝します。
またヘクサライトのもう1つの使い方は、テント内で使うマット代わりとしてです。マットはサーマレストのリッジレストのショートサイズを使用していますが、ショートサイズは足が出てしまうのでそこにヘクサライトを敷いています。こうすることで地面からの冷気を少しでも遮断できているのではないかと思っています。
パッキングや重量の関係でマットをショートサイズにしている人は、ヘクサライトをこの様に使うのもおすすめです。

このナルゲンボトルもクレイジークリークのチェアと同様贅沢品ですね。ドリンクボトルなんてペットボトルで充分ですが、ナルゲンボトルはおすすめです。
私の場合、ナルゲンボトルを購入する前まではペットボトルをドリンクボトル代わりにしていました。行動中の飲料に500mlのペットボトルをザックのドリンクホルダーに、ザックの中にはプラティパスの水筒で1リットル、と言うような感じです。
ドリンクホルダーからペットボトルを取り出し、歩きながらちょいちょい水を飲むのですが、取り出しにくく、しまいにくく、落としやすい、と言う欠点がありました(ドリンクホルダーの性能にもよると思います)。しかもアルプスなどの急な登り道でペットボトルを落とすと大変。どこまでも転がり落石状態に。ドローコートでペットボトルを固定しているのですが、落ちないかどうかちょくちょく注意を払わなければなりませんでした。
歩くのをやめしっかりとドリンクホルダーにペットボトルをセットすれば問題が無い話しなのですが、登山中に足を止めるのもなかなかおっくうです。
その後何も考えず普段使い様にナルゲンボトルを買ったのですが、問題は全て解決してしまいました。
ボトル本体とフタにフックがついていますが、そこにカラビナをつけドリンクホルダーのドローコードと固定したら、取り出しやすく、しまいやすく、落とさなくなったのです。単純にフックがあるかないかの話しになってしまいますが、このフックがナルゲンボトルのポイントだと私はにらんでいます。色々なところにひっかけて持ち運ぶことができますし、フタを無くす事はまずないでしょう。
その他このナルゲンボトルのおすすめポイントは口が広いと言うこと。ポカリスエットとかを作って飲む人は作りやすいし、広口はボトル内を洗いやすいので清潔に保てます。
また自炊をする人にはボトルにプリントされたリットルのメモリも役立ちます。50ml単位でメモリがあるので炊飯などにはとても便利です。特にテント場に到着して頭がまわらない時に役立ちます。
このナルゲンのカラーボトルにも1リットルサイズや細口タイプと様々ありますが、登山の行動中のボトルには0.5リットルの広口タイプがおすすめです。1リットルサイズは行動用のボトルには大きすぎると思うし、細口は飲みやすいけど洗いにくいのが難点です。
ナルゲンボトルにはその他、漏れにくい、プラスチック臭が少ない、キャップが開けやすい、頑丈、耐熱温度が100度などの特徴があります。
世界中のアウトドアマンに信頼されている超一級のボトル、とナルゲンのホームページにも書いてあるように、本当におすすめです。

ナルゲンボトルを紹介したついでにお気に入りのプラティパスの水筒も紹介しておきます。
ナルゲンボトルは行動中に飲むボトルでしたが、このプラティパスは食事用やナルゲンボトルの水を飲みきった時用の予備用の水筒です。水場の状況や季節、登山の予定などによって様々ですが、このプラティパスの水筒に1リットルくらいの水を入れザックに入れて持ち運んでいます。
行動中に使っているナルゲンボトルの水は大体数時間でなくなってしまうので、休憩時にプラティパスの水筒からナルゲンへ水を補給する、と言うような予備タンク的な役割を担っています。
このプラティパス水筒のおすすめポイントは形が変わると言うことです。薄くしたり丸くしたり、ザックのパッキングにあわせて形を変形させることができます(水が満杯の場合は無理です)。また水が減れば減るほどプラティパス水筒はちっちゃくなりますし、帰路で水の必要がなくなればポケットサイズに折りたたむことも出来てしまいます。
このように、ナルゲンボトルなどのハードな水筒と比べ、臨機応変に形を変形させられるのがプラティパス水筒の強みです。
しかしソフトな水筒だけあり行動中に使う水筒には向きません。持ちにくいし水も飲みにくいです。あくまで予備用としての使い方がベストでしょう。
また大したことはありませんが、あまり良くない点としてはフタを無くしやすいこと。ペットボトルのフタと間違えられ捨てられてしまう可能性があります。ペットボトルのフタとはサイズが異なりますので、替えのフタを購入する必要があります。ナルゲンボトルの様に本体と繋がってればなあなんて思うのですが。
もう1つは乾きにくいこと。暖かい日に洗濯バサミで干し続けてもなかなか乾きません。
プラティパス水筒には2リットルサイズ以外いくつかのサイズがありますが、登山では2リットルサイズの水筒がおすすめ。テント場で食事用に大量の水を持ち運ぶことができますし、また2リットルあってもかさ張らず30グラムしかないのでじゃまになりません。
水を入れれば地面にもしっかりと立たせることができる優れた水筒です。しかも頑丈で臭さもありません。おすすめです。