初心者のための登山とキャンプ入門

マックの無料Wi-Fiでウェリントンのフラットと語学学校を探す

ウェリントンのアウトドアショップとクリス

朝からひどい雨だ。早朝に同室の日本人2人を玄関まで見送ると、一人部屋になったドミトリーで午後までまったりした。
洗濯もした。どうやら僕はバックパッカー生活で虫にやられたようだ。膝に数カ所噛まれたあとがあり、毎夜そこが痒くなり寝づらくなる。それとあわせて、ミルフォードサウンドでサンドフライにやられたと思われる手首がかゆい。ざっと見たところ10箇所は噛まれた形跡があり、掻き過ぎてかさぶたを作ってしまった。
そういうわけで、寝るときにも履いていたメインのパンツを洗った。虫がズボンに移動しているかもしれないな、とふと思ったのだ。しかし旅をし続けるのもなかなか大変なものだ。早く地に足をつけたい。

洗濯物が済むと雨の中外にでかけた。ウェリントンの繁華街は歩道に屋根?アーケード?なんていうんだろ、歩道は雨があたらない様になっていて、傘があれば便利だけど傘がなくてもなんとかなる。なので雨でも出かけやすい。

まずはインフォメーションセンターに行きウェリントンの詳細な地図を買った。フリーのやつは本当に情報が少なくて使えない。購入したものはなかなか使えそうな地図だ。1ドル。
その後インターネットをしようとマックを目指すとアウトドアショップを見つけた。僕の宿の近くにはアウトドアショップが4件も集まっている。その中の一つ、ニュージーランドのアウトドアブランド、マックパックの店に入った。なかなかよさげなメリノウールの服やフリースがあるけど、Sサイズでも僕にはでかい。女性ものを試してみるけど、それだと背中や肩がきつい。

そんな感じで何着も試着をして悩んでいると、突然外人さんに声をかけられた。確か、クリスという名前だったと思う。彼は彼女らしき人といたが、二人とも僕と同じ様に片っぱしから服を着まくっていた試着仲間だった。
クリスは日本語の教師のようで、高知で英語を教えていたらしい。僕がウェリントンに昨日来たばかりで学校を探している、と告げると、ウェリントンの学校ベスト3を教えてくれた。そして先ほど買った地図に場所を書いてもらった。
確かベスト1はヴィクトリア大学の英語学校。英語の先生が言うのならかなり信用できる情報である。ちなみにクリスの生まれはカリフォルニアで、3年間ウェリントンに住んでいるようである。
「冬に備えて暖かい服を買っておいた方が良いぞ、冬はめちゃくちゃ寒いぞ」とも彼は言っていた。嫌な話を聞いてしまった。

マックパックのお店ではメリノウールのロングスリーブを買った。若干ではあるけど僕には少し大きい気もする。だけど物も良いので、わけのわからない着たくない服に3千円も払えないのでがんばって購入した。6千円である。メリノウールのロングスリーブでこの価格ならお買い得だ。それとマックパックの話が続くけど、さすがに地元のブランドだけあって商品が全体的に安く感じる。大半の物はセールになっているのでかなり安く買うこともできる。おすすめ。ちょいちょいチェックをしたいお店だ。

マックの無料Wifiでフラットと語学学校探し

買い物を済ますとお目当てのマックにたどり着いた。昼飯にチーズバーガーのコンボを頼んだ。一番安いセット、と言ったらこれになった。今後はチーズバーガーセットで決まりである。350円くらいだろうか。

まずはフラット探し。フラットとはアパートのようなものであろうか。一つの家に数人で住むパターンで、ほとんどが個室。ルームをシェアする、というのはあまり見つからない。
まず「ニュージー大好き」というサイトで探すもほとんど情報がなかった。ウェリントン暮らしの日本人は少ないようだ。次にサイト名を忘れてしまったけど、ニュージーランドのフラット探しの専門サイトを調べた。
昨日の日本人から聞いた話だと、オークランドでのフラットは一週間で平均180ドルくらいのようだ。でもウェリントンでは150ドルでも見つかるとも言っていた。確かにそのようで、150ドルあたりのフラットは多く見つかった。安くて100ドルを切るものもある。しかし大抵はベッドがないか、市街地から少し離れた場所に位置している。
とりあえずオーナーに連絡をしてみようとすると、なんと無料ではメールが送れない。1週間限定でメールを送れて、1000円くらいだっただろうかひどい。1000円で登録をしてもちゃんと連絡が来るのだろうか、と疑ってしまう。出会い系サイトのようにはならないだろうか。あきらめてその他を探して、2件ほどメールを送ってみた。

次に語学学校の値段を調べてみた。おすすめされたベスト3のうち2つは大学だったので値段をうまく調べることができなかった。残りの1つは普通の語学学校で、一週間、24時間フルタイムの授業で295ドル。入会金は50ドルというワーホリプランを用意していた。安いのか高いのか、他の残り2校と比べてみないと何とも言えないが、一週間で2万円といったところなので高いとは思わない。何とかやれそうな値段だ。

宿に戻ると最高の喜びが待っていた。僕以外に宿泊者がいないのだ。早速シャワーを浴びご飯を食べ、買ったばかりのロンTを着て一人の部屋でルンルン気分だ。
今の僕にとって最上の喜びがこれである。一日のうち笑う時間は3秒くらい。もう少しの辛抱だ。
明日は雨だろうか晴れだろうか。雨ならば宿で有料のwifiを使い一日中インターネットをやろう。雨がやめば歩いて3つの語学学校を歩いてまわろう。語学学校でもフラットの情報が手に入るかもしれない。

今日の最後に。ニュージーランドにいる人、旅人かネイティブかはわからないけど、アウトドアファッションをしている人が非常に多い。多くの人は何らかのブランドのアウターを羽織っている。なので雨の日でもアウターのフードをかぶって外を歩いたりしている。ニュージーランドは雨が降ったり止んだりが多いらしいけど、このような気候のところではアウトドアウェアがベストかもしれない。クリスも僕の着ているアウターを見て、「ウェリントンではその服がベスだト。ゴアテックスだし」、と言っていた。ニュージーランドに訪れる予定の人、雨風に強いアウターを用意するのをおすすめします。