初心者のための登山とキャンプ入門

カフェとインサドン観光 韓国旅行記④

韓国、ケビンとスーラン、ハンナ

ミョンドンの銀行で両替・カフェ・フレッシュジュース

韓国はソウルに到着して2日目。朝は8時過ぎに起きた。昨日は多分9時前には寝ていたと思うので12時間くらいは寝ていたんじゃないだろうか。同じドミトリーの部屋の人間は僕が寝た後に帰ってきたようで、そして今その姿はない。彼のベッドにスーツがかけてあったから仕事で来ているのだろうか。良く寝るなー、と思われている事だろう。

朝食にフリーのトーストを食べた。ジャムもフリー、コーヒーもフリー。素晴らしい。このソウルミョンドンハウスでは7時30から9時までの間にこれらのものをフリーで頂くことができる。ってことで僕も今日は9時前に起きることにしたんだ。
食後に宿のテラスでタバコを吸う。素晴らしい天気。少し肌寒いが日本と変わらない気がする。2月の末でこの暖かさ。でも話に聞くと最近は少し暖かいらしい。それまでは氷点下が続いていたんだって。良い時に来たもんだ。

ケビンが今日は宿に迎えに来てくれる事になっているけど、それまではまだ時間があるのででかける事にした。フレッシュジュースを飲み、そして銀行で両替をするためだ。ちなみになんでフレッシュジュースかっていうと、どうやら僕の疲れはあれだけ寝てもとれていないらしく、しかも何だかやたら唇が乾く。ということでフレッシュジュース。昨日ミョンドンを歩いていてフレッシュジュースを提供している店をいくつか発見していた。

フレッシュジュースを売るお店は宿から歩いて10分もないところにあった。メニューは日本語と英語もある。このお店はすごく小さなお店だけれど、数種類のトーストやベーグルも売っている。ベーコンを挟んだトーストなどうまそうなものが多い。また店内には3席ほどの食事スペースもある。僕はフレッシュジュースのオレンジを頼んだ。
どうやって作るのかなあと思っていたら、店員のおじさんは包丁でオレンジの皮を剥き始めた。時間がかかっている。これで25000Wなら安い。オレンジの皮が剥き終わると氷と共にミキサーにかける。以上、シンプルな作り方で想像通りの味がした。オレンジの皮が苦いのを除けばまあうまい。朝から贅沢な気分だ。

オレンジを飲みながら銀行へと向かう。KEBと言う銀行が近くそこに入った。店員は英語を話せないようだ。僕は韓国人は高い確率で英語を話すって思ってたけど、どうやらそんな事はないらしい。この2日間でわかった。30000円を両替して417,490Wになった。財布がパンパンだ。そう、昨日は10000円が132,000Wだから、やっぱり街の方がレートがいい。

銀行を出ると今度はカフェでホットコーヒーを買った。「Caffe Bene」。有名なチェーン店だと思う。ミョンドン駅周辺に2店、既に発見した。ウッディな雰囲気の悪くないカフェでWi-Fiも使えるし喫煙スペースもある。またカフェの本棚には本がずらーっと並んでおり、それらを自由に読む事ができる。しゃれた画集や写真集があるかなあと探していたが、ほとんどは小説のようだ。
僕はホットのアメリカーノを注文した。3800W。アメリカーノ。うん、これがホットコーヒーの正しい表記の仕方だと僕は思う。これが一番イメージしやすく旅行の時に注文しやすいので全世界共通にしてもらいたいものだ。日本も。ちなみに韓国の若者にはアメリカーノって言葉は定着しているようで、皆アメリカーノと言っていた。いいね。エスプレッソを飲む人はどれほどいるのだろうか?日本ではエスプレッソを飲む人なんてほとんどいないだろうから、コーヒーと言えばアメリカーノになるんだろう。またこのCoffee Beneではアイスコーヒー、いやアイスのアメリカーノも売っている。韓国いいね。
そうそう、なぜだかわからないけれど、僕はテイクアウトをお願いする時に親指を外に向けて立てる癖がついてしまっている。みなこの動作でわかってくれるからいいのだけれど、格好が悪い。やめたいけれど毎回やってしまう。

ソウルミョンドンハウスに戻ると、2Fのリビングでテレビを見ながら時間を過ごした。スタッフにおすすめのテレビプログラムを尋ねると、MTVだっけかな?エンターテインメントの番組を教えてくれた。最近ではビッグバンが一番人気があるらしい。また彼とは辺りの観光名所の話しなんかもした。またここに宿泊している、10代の韓国人グループが部屋でタバコを吸い、床につばを吐いたって件で宿のオーナーが彼らに怒っていた。こういうのもなんだか旅を感じれていいなあと思う。

スーランとハンナとインサドン

12時前にケビンがゲストハウスにやってきた。また昨晩と同様に2時間以上もかけて来てくれた。
僕らはハンナとスーランとの待ち合わせ場所である鍾路3街駅(チョンノサムガ)に向かった。ミョンドンからは歩いて30分もかからないらしい。

向かう途中で清渓川(チョンゲチョン)で時間を潰した。小さな川だがソウルで有名な川らしく、川沿いを歩く人も多くいた。夜ライトアップもしているようだった。

ケビンと清渓川(チョンゲチョン)

鍾路3街駅方面に向かいながら、ケビンはスーランと電話で待ち合わせ場所の確認をしている。どうやら待ち合わせ場所はどこかの靴屋の前であるようだ。靴屋を見つけたら教えて下さいね、とケビンに言われた。まあ良いんだけどさ、もっと待ち合わせ場所に適したシンボル的なものはないのだろうか?ハチ公とか、駅前のカフェとか、改札前とか何番出口とか、せめて青山通りと外苑通りの交差点とか。まあでも彼らはこの辺りに詳しいわけではないので仕方ないのか。でも靴屋ってなあ、と思っていたが、スーランと会えた。

スーラン。怒っているのでは、と少々ドキドキしていたが、笑顔で安心した。久しぶりだ。スーランは僕がニュージーランドを去る前に最後に会って話した人。そしてその後もオーストラリアで何度かスカイプで会話をした。相変わらず美しい。というか、以前にまして美しくなっている。服装もスーランらしく、大人な感じ。安いお菓子じゃなくマカロンにすれば良かった、と思った。
そしてその後ハンナも来た。ハンナに会うのも久しぶりだ。彼女とは語学学校が同じクラスだった。彼女も相変わらず綺麗。そしてきさくだ。なんだか懐かしい。そして僕らはインサドン目指して歩いた。

ケビンとインサドン

インサドンは観光客に有名な通りで、工芸品を扱う店や茶屋、土産屋などが狭い道りの両サイドに並んでいる。15分も歩けばメインストリートは終わる。ところどころに「Korean Tea」と書かれた看板が見える。ケビンに飲んでみたいと告げると「韓国茶なんてないんだけどな~」と言っていた。
母親に土産を買いたいと僕が言うと、皆は色々な店をチェックしてくれて、これはどう?あれはどう?と気にかけてくれた。しかしなかなか良い店や土産物屋は見つからなかった。というか母親の好みは良くわかっている。ヘタなものを選ぶと永遠にお蔵入りとなるのだ。そして今は食べ物が食べれない。難しい。

ビビンパを混ぜるみんな

結局土産物を選ぶことは出来ず、僕らはランチをすることとなった。なんていうお店だっけかなインサドンの行き止まり辺りにあるお店。高級感のあるビビンパのお店だ。僕らがオーダーしたのはビビンパ3種、石焼とユッケとあともう1つ何か。それとチジミとプルコギ。そして韓国と言ったら大量の小皿。あっという間にテーブルの上は料理で埋め尽くされた。
どれもうまい。どの小皿もキムチもうまい。でも量が多すぎる。女性陣は早々と食事を終え、僕とケビンはひたすらに食べた。僕が限界に近づいた頃、ケビンはまだまだいけると言っていた。韓国の男性はこれくらい平気で食べるらしい。
食事代はハンナが払った。僕が払うと言っても絶対に聞かない。ケビンに聞くと、韓国ではこのような場合一番年上の人が支払いをするらしい。僕が一番年上ですけど、みんな学生や就活中ですが僕だけ働いてますけど、円強いんですけど、と言っても誰も耳を貸さなかった。今後も皆におごられ続けるのだろうか。参ったな。

サムジーキルショッピングモール

食事が済むともう一度インサドンを歩き、サムジーキルと言う名のショッピングモールに入った。小さな”ロ”の字型のショッピングモールで、ぐるぐると小さな店を眺めながら上に登ってゆく。表参道ヒルズ的。しかしここでも素敵な土産物に出会うことができず、僕らは何も買わずにここを去った。ティーンや20代前半の子なら楽しめたかもしれない。