初心者のための登山とキャンプ入門

子供とボルダリングジム レビュー

子供とボルダリング

よじ登ることが大好きな幼児(2歳と5歳)を連れて、ドキドキしながらボルダリングジムへ行ってみました。いくつかのジムを訪れ、子供向きの施設や時間、料金など知っておいたほうが良いことがたくさんあることが分かりました。小さい子連れ親子はやはり多少のアウェイ感はありましたが、ボルダリングジムの雰囲気、マナーなどを尊重しつつ楽しめたら良いかなと思います。

よじ登ることの効果?

ボルダリングをする子供

子供はどこにでもよじ登ります。家の中なら本棚、ソファー、柱、狭い廊下。道を歩いている時ならフェンス、壁の段差、手すり、、、。本能的に、多くの子供はよじ登るのが好きなことは間違いないと思います。しかし最近では、公園のちょうどいい感じの木にも”木登り禁止”と書いてあったり、ちょっと高い塀に登れば「危ないから降りなさい」と言われ、もし仮に親が知りながら放置しようものなら親子共々怒られてしまうような環境です。

しかし「よじ登ること」それ自体はすごく体の発達に良いですし、興味にしたがって登るのは本人の喜びにもなるでしょう。足腰を鍛え、後にスポーツを始めるときにも基礎力となって役立つことは間違いありません。

おそらくこれは周知の事実で、だからこそ施設がいっぱい増えているんだろうと思います。公園の遊具のボルダリングのホールド、ショッピングモールのキッズ広場、イベント会場の大きな壁・・・。「スマホでゲームをするよりも手足を動かす楽しみを教えたい」と思う親も多くいらっしゃると思います。

「だったら、思いっきりよじ登れるところに連れて行ってあげたらいいじゃないか」そんなふうに思って子どもをボルダリングジムに連れて行ってみようと思いました。それに、雨で外に散歩にもいけない日や寒すぎて長いこと公園に居られない冬など、幼児を連れて行く場所の限られているママのニーズにまさにピッタリだと思うのです。無料な児童公園に比べてしまうと金額的にはかなり高いですが、よじ登りたい欲求いっぱいの幼児にはいいと思います。

見学してわかるジムの雰囲気

子供とボルダリング

ボルダリングはこれまではほとんど大人のスポーツで子供は少数派でしたが、徐々に中高生とか小学生高学年とかにも裾野が広がってきました。今はボルダリングは空前の大ブームで全国にジムができ、右肩上がりの増加です。そしてその中で、子供を積極的に受け入れようという子供フレンドリーなジムも増え始めました。一方、依然そうでないジムが混在する状態となっているのでその見極めが大切です。

ちょうど良いことに私の自宅から車で15分圏内に3つのボルダリングジムがありましたので、行って比較してみました。

小学校に入っていない子供(幼児)もOK?

まず、小学校に入っていない子供でもOKなのかをジムのHPでチェックしてみましょう。しかし基本は、積極的に”幼児OK”と書いていなかったりしますので、わからなかったら電話で様子を伺ってみましょう。

私は電話をする時、なんとなく低姿勢で電話してしまいました。
「うちの子供がよじ登るのが大好きで・・・保育園児なんですが・・・」、「なるべく他のお客さんのいらっしゃらない時間に、あまり迷惑にならない形で、と思ってるんですが・・・」
ジムや他のお客さんの迷惑になりたくないのは事実ですが、混んでいる時間に行って神経すり減らすのはこちらも勘弁です。

私自身はボルダリングジムに何度か行ったことがあるので、おそらく幼児連れがマイナーな存在であることは暗に認識していたのでしょう。小学校の中学年くらいなら一般的なのでしょうが。

しかしこのような感じでジムの方に尋ねた所、だいたい「親御さんがしっかり見てくれるなら大丈夫ですよ」という返答でした。OKならばそのまま見学の予約をしてしまいましょう。いきなり訪問しても問題ないジムも多いと思いますが、万が一にも冷たい対応をされて凹まないようにここはまず一本電話を入れておくのが秘訣です。

おなじクライミングジムでもそれぞれ違う

見学当日は、私が4歳と2歳の女の子を連れ、ママ友が4歳の子供を連れて行きました。明らかにボルダリングジムに似つかわしくない、昼間の公園にいるようなメンバー編成です。

Zジムの様子

ここのジムは普段よく通る道路に面していて、信号待ちの間に登っている姿がガラス越しによく見えます。小学校高学年、中学生の姿も見られます。高校も大学も近いので、学生さんが多いのかもしれません。
店内は窓ガラス面が多く天井が高いですが、面積としては狭いです。この点から小さな子ども達を狭い範囲におとなしくさせるのは難しそうだと直感が働きました。また、便利な立地にあるためどの時間帯でも人が居て、ガラガラということもないようです。畳み掛けるように受付のお姉さんが上から目線で、親が絶対の責任をもって管理してくれという内容の話ばかりすることから、「幼児フレンドリー」、「幼児ウェルカム」ではないと思いました。

Mジムの様子

このジムはHPでも全面的に子供の写真を使ったり子供向けスクールを開くなど、子どもをターゲットとしていることが明らかでした。交通の便が良くないところにあるせいか、敷地もかなり広く、ホールドも子供向けに用意されていましたので間違いはないだろう、と思って帰りました。ただ、料金が高いかなぁという印象でした。

Sジムの様子

このジムについては、実は見学をしませんでした。経営者の方と偶然お話する機会があり、私と同じような年齢の女性が1人で子育てしながら頑張って経営されているという感動的な話を聞いていたことから興味があり、「行くならここかな」と思っていました。料金も安いし、ママ友の家から近い。伺ったお話から、こじんまりとした雰囲気なのかなと察せられ、全然お客さんが居ない時間帯もあるというのでそういう時間を利用するのがちょうど良いかな、と思っていたのです。

ボルダリングジムのレビュー

ボルダリングをする子供

こじんまりが良いと思われたSジムでしたが

初めはSジムに、ママ友とその子どもと私の3人で行ってきました。平日の昼の空いている時間です。うちの子供の2人を連れて行かなかったのは、おそらくはじめから「幼児ウェルカム」で無いだろうことを半分覚悟していたからです。その上で、ママ友の子どものよじ登りへの執着の強さ、そして私達の真面目なマナーなどを見てもらえれば、気持ちとして受け入れて頂けるかな、と思ったからです。しょっぱなから子沢山でワイワイ行ったら、きっと嫌われるでしょう。せっかく初めてボルダリングジムに行くママ友にもイヤな思いをさせてはかわいそうです。

当日受付をしていたおじさんは経営者の女性ではなくお手伝いの人でしたが、普通に大人の対応をしてくれました。スリッパを履いたまま超アッサリとした柔軟運動をして、グレード(難しさの表)の説明、色のテープの見方、マナーなどを教えてくれました。必要以上に関わることもなく、もの静かな、必要最低限という感じでした。

店内は、敷地は狭めではありましたが、お客さんが他に2人だけしかいなかったことが救いでした。ママ友の子どもはとっても喜んで、滞在した2時間の間ほとんど壁にへばりついていました。それでも、ちょこまかと壁を走って移動し、時にはお客さんが登っていう付近を横切って移動するため、何度も何度も「登っている人の下に入ったらいけない」と教える必要がありました。また、ママ友が登っているチョットの隙に、「待っていてね、順番で」と言っていたのにタ~っと走って1人で登り初めてしまったり、ママ友が登っているのにその下から登ってきてしまったりということがありました。

今回は、3人のうち大人の1人は経験者で1人は未経験者、そして子ども、というメンバーであることを事前に電話で言っていたために、「経験者がいらっしゃるならルールもご存知でしょうし、大丈夫でしょう」と言ってもらえました。しかしこのことからもわかるように、「未経験者がハヤリで来てマナーを守らない」ということを多少なりとも警戒しているように感じました。

子どもはたっぷり2時間楽しみ、「また行きたい」と言っていましたがママ友はやはり気を使いまくってくつろぎづらい雰囲気を感じたようでした。さらに、ヤンチャなうちの子ども2人をプラスしたらとても制しきれません。結果、「次回は別の所に行こう」ということになりました。

子どもウェルカムを謳っているMジム

次に行ったのは、子供ウェルカムなHPを出しているMジムです。Sジムを体験したかせいか、このMジムがいかに過ごしやすいかを実感しました。まず、敷地が広く、子どもが遊べる壁のエリアが確保されているところ。もちろんその壁にもそこそこ難しい課題(ルート)は設定されていて大人も普通に登っても良いのですが、他にも壁は多くあるので敢えてここで子どもと混ざって登る必要も無さそうです。また、かなり前傾している壁も用意されているので2歳の子どもでもアスレチック感覚で登ることが出来ました。

また、ホールドがカニとかタコとかの生物だったり、星とか顔だったりとおもしろく、ルートには同じ色のホールドが使われていたので「同じ色を登りましょう」というのが分かりやすく設定されていました。

さらに、登り切ってしまったら上に上がって別の道を帰ってこれる”トップアウト構造”になっているので、再びクライムダウンしてくる必要がありません。小さい子には足下が見えないクライムダウンは結構むずかしいかな、と思います。しかも戻ってくる時滑り台を滑って戻ってこられるというお楽しみ付きで、子ども達は何度も登って滑ってを繰り返していました。
また、おやつを食べる場所が別に用意されているのもとても良かったです。

隔絶感は否めません

平日の夕方、他の壁には多くのお客さんが居てワイワイとやっていましたが、やはりアウェイな感じはありました。だれも私達の方には来なかったし、からんで来る人もいないし、スタッフの方も近づきません。考え過ぎでしょうが、ちょっとでもマナーを守らなければ「ここはそういうところじゃねーんだよ」とかってイジワルなお兄さんに怒られそうな軽い緊張感もあります。考え過ぎだとも思いますが。
しかし、どこにでも「子連れでワイワイ」はご遠慮くださいっていう世界ってありますよね。例えばクラッシックコンサートとか高級レストランとか。ボルダリングジムも子供に門戸を開いたとはいえ、まだまだそういう世界だと思っておいたほうが凹まなくていいかもしれません。もちろんそのようなかしこまった場所にも連れていけそうな聞き分けの良い小学校なら、問題無いと思います。

付き添いの大人も登れる?

今回は大人2人に幼児3人。結果的に、必死で見張った感じでした。子ども達3人はたのしくてテンションが上がりまくってしまっているのです。大人の1人が見張り、別の1人が隙を突いて登る、という事は少しだけ出来ましたが、とてもとても「料金分だけ楽しめたな」 というほどではありません。
このように幼児にとって恵まれた環境が整ったジムであっても、子供同士が近い場所で登ろうとしたり、高いところからジャンプして下りようとしたり、登り切った高い壁の上でちょこっと遊ぼうと企んだりと、、、いくらでも気をつけるべきことがありました。壁は上まで登ればそこそこ高く、落ちたらケガをしてしまいます。監視する親がどれくらい楽しめるかは、子供の年齢や聞き分けの良さによると思います。

ウェルカム施設でもスタッフは厳しい

このように、かなり子どもフレンドリーな施設ではありましたが、スタッフの方々はどちらかと言えば厳しく接する方針のようでした。申請書を渡されている最中に子どものうち1人がちょっと離れるやいなや、「お兄さんの言うことを守れない子は登れないからねー」となかなか厳しめな口調で言われてしまいました。入店後1分以内でのことです。

また、この施設には準備運動をするスペースがあって、そこにはぶら下がる器具がありました。そこにぶら下がってみた途端、別のスタッフの女性が「遊ぶところじゃないからねー」と指摘。また、土足でみんなで更衣室までの移動中に、そのままマットの上に1人の子どもが片足を置いた途端、「そこだめだよー」と大きな声で注意を受けました。

そんなこんなで、私達も常にそのスタッフの方がこっちにやってくるか、こっちを見ているかを気にしながら過ごしたのでした。「子どもにも甘やかさず(どちらかと言えば大人よりも)厳しくルールを教える」ってことに決まっているような、そんな姿勢が感じられました。

登録料や利用料、レンタル代は

登録するパターンとビギナー(お試し)がある

ボルダリングジムには「登録料」というものがあるのが一般的です。全国的には1000円というところが多いです。1回だけのお試しというなら、「ビギナー」、「体験」などという登録料を払わない料金設定もあるのでチェックしてみてください。

私達は何回も行く前提でしたので、登録する方で支払いをしました。ジムごとの大きな違いとしては料金の他に、「子ども分の登録料が必要かどうか」という点でした。けっこう大きい額なのでチェックしたいところです。

利用料は親子プラン、時間をチェック

料金設定は全国的に様々ですが、「大人1人と子供一人というメンバーで、2時間利用したい時」、という条件で、3ジムの料金を比較してみました。この合計金額は初回に払う金額で、2回目以降は登録料を除いた金額になります。

Sジム(初回合計 4100円)

  • 登録料 1000円(1000円☓2人=2000円)
  • 大人2時間 1300円
  • 子ども2時間 800円

Mジム(初回合計 3500円)

  • 登録料 1500円(子ども不要)
  • 親子2時間プラン 2000円

Zジム(初回合計 5800円)

  • 大人登録料 2000円
  • 子ども登録料 1000円
  • 大人1日 1900円
  • 子ども1日 900円

やはり親子で考えた場合は、子どもウェルカムなMジムの親子プランを使うのが一番安いということがわかりました。Mジムの料金設定の良い所は、「小学生以下は子供だけで利用出来ないんだから、子どもの登録料は不要」という点です。これはもっともだと思いました。

逆に、大人だけなら一番安いSジムは子供分の登録料もかかってしまうこともあり、親子という事できちんと計算したら高かった事がわかりました。もう行かないと思うので、この登録料2000円はもったいなかったと思います。

Zジムのように時間制限がないプランでは一日利用となっており1回分が高額になってしまいます。なので何時間くらい遊べそうか考えた上で登録したほうが良いでしょう。実感としては、幼児だと見張る側の親も疲れるので2時間で十分と思いました。

さらにMジムでは、「平日◯時までに終われば◯円割引」というのがありました。空いている時間に安く来てもらおうというものです。これはHPには書いていなくて電話したら教えてもらえましたので、そういう意味でも上で書いたように電話して様子を伺ってみるのも良いと思います。

また、連れていける子供(小学生以下)の人数は、3ジムとも、「大人1人につき、小学生以下の子ども2人までならOK」ということでした。

時間帯の制限に注意

SジムとMジムには時間制限はありませんでしたが、狭めで人気のあるZジムには子どもが利用できる時間帯に制限がありました。小学生以下なら、平日は18:30まで、土日祝日は15:00までという内容です。つまり混雑する時間帯に子供が来るということは避けたいのです。やはり狭い中で小さな子が居ると登る方も気を使いますし、子供にも危険です。お互いのためにこのように時間的に立て分けるのは良い方法だと思います。これも登録前に確認したい点です。

見守りの大人も有料?

ちょっと気になったのは、監視するだけでも大人の料金は発生するのでしょうか。Mジムでみかけた風景なのですが、子どもが登っている近くのベンチでスカートを履いた母親がスマホを見ながらずっと待っている、という姿が見られました。子供は小学生中学年くらいだったでしょうか。
はて、この場合の料金はどうなるんでしょう。「どうせ私もほとんど登れないなら、全く登らないで子どもの料金のみを払いたい」という考えが頭をよぎりました。

調べてみると、子供が小学生の場合、Mジムでは、親が登っても登らなくても親子セット料金が適用になるとのことでした。なるほど、これは納得できます。登録料も親の分だけだったのですから。
Zジムの場合は、親が見学の場合と、親も利用する場合と料金が二種類が用意されていました。Sジムの場合は「保護者と同時にご利用下さい」とあるので、登っても登らなくても常に2人分払うことになるようです。

「親は監視のみ」という場合は料金は、多くは小学生以下か中学生以上かで料金が分かれると思います。この点も初回登録をしてしまう前にチェックすると良いと思います。

靴はどうする?

一般的にボルダリングジムではクライミングシューズをレンタルしており、子供サイズを用意してあるジムも多いです。しかし子供サイズと言っても、18cmとか19cm以上が多く、幼児でも足の小さめの子供ではサイズが無かったりします。

料金は、Sジムはレンタル代400円、Mジムは大人用300円、子供用でも19cmとかは300円、もっと小さいミニタイプだと100円、Zジムは大人用(21cm~)は420円、子供用(18~20cm)は210円という感じでした。相場はこのような感じでしょう。

着用のルールは、SジムとMジムは、小学生以下なら持参した体育館履きが使用可。Zジムは基本はクライミングシューズ着用だけれど、レンタル数が足りないとかサイズがないなどの場合だけ体育館履きを履くのが許される、という内容でした。

ママ友の子供は靴のサイズが小さいこともあり体育館履きを持参しましたが、それで十分なようでした。うちの子供は試しにクライミングシューズをレンタルしましたが、うっかり靴下を忘れその場靴下を購入するはめになりました。200円という良心的な値段で販売してくれていたので助かりましたが、売っていないジムもあると思うので注意したいところです。
2歳の下の子供は普段15cmの靴を履いており、レンタルのサイズも無い上に体育館履きも持っていなかったので普段履きの運動靴の底を洗って持って行きましたが、これには何も言われませんでした。

5歳の子供にクライミングシューズを履かせてみた感想ですが、快適そうではあったけれどももったいないので次回は体育館履きで十分だろう、と思いました。

特に気をつけたいマナー

クライミングジムの一般的なマナーは下のページにいくつか書いてありますが、その中でも、特に子供がやってしまいがちなのは「登っている人の下を通ってしまう」ということだと思います。子供は上まで見ずに自分の目線だけ見てチョコマカと動きまわってしまいます。何度注意してもちょっと時間が経つと忘れて、まわりは確認せずに移動したりしています。これはとても危険ですし、スタッフの人もものすごく目を光らせている感じがしました。子供にマナーを教え親が監視することはもちろんですが、できれば敷地が広く他のお客さんとは分かれて登れるジムだったり、お客さんが居なくてガラガラな時間帯に行けるとより快適に楽しめるかなと思います。

まとめ:イヤな思いをしないために

冒頭に書いたように、多くのクライミングジムが子供をターゲットにし始めるたとはいえ、まだまだ先駆けです。どこまで受け入れようか、迷いながらだと思います。子連れというのは、本当に難しい存在なのだろうと思います。

というのは、例えば先日うちの母がこんなことを言っていました。
混雑したバスの中で、若いお母さんがベビーカーを広げたまま当然みたいな顔をしているのが気になった、というのです。私は反論しました。最近のベビーカーは大きくて、折りたためないタイプが多いし、折り畳めるタイプでも既に下のカゴにも荷物を入れていたら折りたたみたくても出来ないんだ、と。今の少子化の社会の流れでは、子育て中のお母さんでもバスに乗れるように、遠慮せずに電車に乗れるようにベビーカーマークを作ってのびのび子育て出来る環境にしよう、としているんじゃないか、と。
母は、なるほど、と言ったけれども納得していない様子。聞くと、「姿勢が問題なんだ」というのです。「混んでるのに、すいませんね」というふうであれば、周りも「大丈夫ですよ~混んでて赤ちゃんも大変ね~」と助けようと思うのに、1人で5人分くらいの場所を占領しておいて当たり前な顔でいられると、「それもどうなの」って思ってしまう、と言うのです。「なんでそんな芝居しなきゃいけないんだ、当然の権利なのに」と思いつつも、なんとなく頭に残ったのでした。

例えがとっても長くなりましたが、ボルダリングジムでうまくやるコツも、同じことなのかと思ったのです。

「子供もOKって書いてあるんだし」、「子供の分も結構な料金を払っているのに」 とこちらの言い分のみを考えると「それにしては態度が冷たい」とか「歓迎されていない雰囲気」とかグチっぽくなってしまうと思います。
そこで、もちろんどの親もマナーを守って利用すると思いますが、その上で、周りの人の気持ちにも気を配っていくのがポイントかなと思いました。

たとえば、子供がちょっと騒いでしまったら「スイマセン」と見ている人に軽く会釈してみたり、キチンと子供にマナー指導しているところをアピール(?)してみたり、ファミリーだけで固まってワイワイというよりは、おしゃべりする機会があれば他の利用者とも雑談してコミュニケーションを取る、などです。そうしたら、もしかして初めはアウェイ感を感じたとしても徐々に居心地の良い空間にしていけるのかなと思いました。