車のバッテリーが上がった時の対処法(ジャンピングスタート)と充電方法
車のバッテリーが上がり、ジャンピングスタートで救助されました。一度上がったバッテリーは充電、もしくは交換した方が良いとの事だったので、その後自分で充電してみました。
ジャンピングスタートの方法、ガソリンスタンドでのバッテリー充電・新品交換の料金、テスターを使った電圧の計測、充電後のバッテリーの状態のことなどを書いています。参考になれば幸いです。
ジャンピングスタートで助けられる
バッテリー上がりの原因
北海道は旭川、大雪山の麓でスノーシューをした後に車に戻ると、バッテリーが上がっていた。
原因はヘッドライトの消し忘れ。雪の多い旭川では日中でもヘッドライトを点ける事が多い。そして切り忘れた。
気温はマイナス6℃前後。エンジンを切ってから4時間半後にバッテリーはあがったようだ。車内の時計が、駐車場に着いてから4時間半後に停止していた。
ジャンピングスタートのやり方
しかし困っているところ、偶然自動車エンジニアの方に出くわした。そしてジャンピングスタートと言う方法で、僕の車のエンジンをかけてくれた。
その時の方法を記してみる。正しい方法かはわからないけれど、ネットで調べるとこれで良いのだと思う。
- 僕の車 = A
- エンジニアの車 = B
- AとBの車をブースターケーブルで繋ぐ
- Bの車のエンジンをかける
- Bの車のエンジン回転数を1,500~2,000回転くらいに保つ
- Aの車のエンジンをかける
そして僕の車のエンジンはかかった。
エンジニアの彼が言うには、ジャンピングスタート後、3時間はエンジンを切らない方がいいようだ。
また一度上がってしまったバッテリーは性能が落ちる。整備工場で充電はできるが、新しいのを買って交換してしまっても良いと思う、と言う様なことを教えてくれた。
救助のお礼、旭川の文化
旭川の文化なのか、北海道または雪国の文化なのかわからないが、雪で車が困った状態になった人を救助したりされたりした場合、お礼の品を送り送られる、という習慣があるようだ。
ということでお礼としてスターバックスのコーヒーのセットを送った。
追記:ジャンプスターターなるものを発見
ブースターケーブルを使って助けてもらわなくても、ジャンプスターターという道具を使ってエンジンをかけられることがわかった。
以前バッテリーが上がった時、JAFを呼んでエンジンをかけてもらい、その後バッテリー交換して高いお金を払った経験がある。ジャンピングスターターの存在を知っていたらと思う。
スマホやタブレットの充電にも使えるらしいので、北国暮らしの人は持っていても良いかもしれない。
ガソリンスタンド(エネオス)でのバッテリー充電と新品交換の料金
以下は旭川の家から近いガソリンスタンド「エネオス」で確認した料金である。
バッテリー充電
- 料金 2,200円
- 充電時間 半日から1日
- 充電しても性能が回復しないこともあり、その場合は交換
バッテリー新品交換
- 料金 工賃込みで12,500円(僕の車のバッテリーと同等の性能のものと交換)
- 時間 20分 予約不要
- 在庫は常にあり。
とりあえずガソリンスタンドでバッテリーの充電を試してみようかとも思ったが、隣人がバッテリーを充電する機械を持っていたかもしれない、と思い出した。
なのでそれを貸して頂き、まずは自分で充電に挑戦してみようと思った。
バッテリー電圧の正常値は?テスターで計測
車(スズキのエブリィDA64V)からバッテリーを外す
スズキのエブリィDA64Vのバッテリーは。後部のシートをめくった所にある。
バッテリーの向きは後部ドアから見て、マイナスが左でプラスが右。ボルトは3箇所留められている。スパナとレンチ(サイズは10)で外すことができた。
エブリィのバッテリーは「VFL-60B19L」だった
スズキのエブリィDA64Vに搭載されていたバッテリーは、エネオスのバッテリー「VFL-60B19L」だった。
VFLはたぶん「VICTORY FORCE SUPER PREMIUM Ⅱ」という商品名を表しており、その後のアルファベットと数字は、
- 「60」性能ランク
- 「B」パッテリーの横面のサイズ
- 「19」バッテリーの正面の長さ
- 「L」プラス端子の向き
という事になっているようだ。
テスター「CD771-P」を買い電圧を調べる
そんなわけで、バッテリーの電圧を調べるべくテスターを購入した。
SANWAの「CD771」というモデルで、価格は高いが評価が良く選んだ。1000円くらいのもので良いと思う。
ちなみにこちらの商品は「CD771-P」だが「CD771」と中身の違いはない。「P」はたぶんパッケージ(ブリスターパック)の「P」じゃなかろうか。店頭販売用のパッケージに入れられた商品と思われる。
車の正常なバッテリーの電圧とは?
車のバッテリーの電圧は12Vあるらしいが、実際に計るとそれ以上あるようだ。12ボルトがなんなのかとか、ワットとかアンペアとかさっぱりわからないが、ネットで調べると以下のことがわかった。
エンジン停止中の電圧
- 12.5V ~ 13Vくらい 正常値
- 12.5V以下 充電、もしくは交換が必要
- 13V以上 何か問題があるかもしれない
走行中の電圧
- 13.5Vから14.5V 正常値
などがわかった。
テスターで電圧を計測すると13.1V
テスターでVFL-60B19Lを計測してみる。すると電圧は13.1Vもあることがわかった。
バッテリーが上がったばかりなので低い数値が出るかと思いきや、高かった。原因がわからないし、エンジン停止中に13V以上あると何か問題があるかも、的な記事を見ていて気になったが、とりあえず先に進む事にした。
凍っていたバッテリーと補充液
前日、バッテリーを車から外したのち補充液を確認すると、規定のアッパーレベルよりもずいぶん少ないことがわかった。
これはバッテリー補充液を補充せねばと思い翌日コメリで購入したが、再度バッテリー補充液を確認すると、どのセルも規定のレベルで補充する必要はないようだった。
前日はバッテリー内の水分が凍っていた様だ。凍っていたせいで少ない様に見えたのだ。気づかないフリをしていたが、バッテリーの容器も心なしか膨張していた。
そして一晩経って氷が溶けたようだ。バッテリーの中の液体が凍ることは良くない事に思えるが、マイナス20度を超える北海道、旭川では外に水分があれば凍ると思われる。みんなの車のバッテリー液も凍って溶けてを繰り返しているのだろうか。ナゾであるが次に進む事にした。
デュアルモードセンサーを確認
VFL-60B19Lにはデュアルモードセンサーなる機能がある。これが何のセンサーなのか正しくはわからないが、セルのキャップを開けずにバッテリーの状態を確認できるという優れもの、ではなかろうか。
デュアルモードセンサーは「要充電」を示している様に思えた。
バッテリーを充電器で充電
お隣さんから借りてきた充電器は「GUSH10」という古い商品で今は売っていないだろう。同等の充電器は1万円以下で買えると思う。
借りてきた充電器の使い方はとても簡単で、プラスとマイナスのケーブルを繋いでコンセントに差し込むだけ。わざわざ車からバッテリーを外さなくても、バッテリーの充電はできるようだ。
Vと書かれた電圧のメーターは13から14の間を指しているが、お隣さん曰く「15くらいは行った方がいい」とのことだった。
半日ほどでメーターは15辺りに近づいたが、とりあえず24時間充電してみることにした。バッテリーからはずっと「シュワシュワ」と音が聞こえてきて不安だった。
充電完了。電圧は13.42V
24時間経ちメーターを確認すると、表示は15を超えたところだった。 デュアルモードセンサーは青色に代わり「70%以上」となった。
全てが順調に見えたが、テスターのCD771で電圧を計ると13.44Vだった。やはり正常値より高いのだ。充電後は電圧が高い的な記事があった気がするので、後ほど下がるかもしれない。
充電後のバッテリー、その後の電圧
バッテリー取り付け直後は元気に始動
バッテリーを車に戻してエンジンをかけると瞬間的にかかった。冬になり気温がマイナスの日々が続くとエンジンのかかり方が非常に怪しかったが、夏の様に元気よくエンジンがかかった。
数日後も問題なし
ほとんど車に乗らず放置しているが、バッテリーは上がっていない。バッテリー充電後みたいに絶好調にエンジンはかからないけれど、セルが「キュルキュルキュル・・・」みたいな危ない感じはしない。
2週間後、バッテリーの電圧をテスターで測る
相変わらず車をほとんど乗っていない状態で電圧を計測する。するとエンジン停止中は12.61Vで正常値。エンジンをかけると14.59Vでちょっと高め、ということがわかった。
これが良いのか悪いのかはわからないけれど、とりあえず大丈夫そうなのでこのまま過ごしてみようと思う。
以上です。参考になれば幸いです。