初心者のための登山とキャンプ入門

木製カップ「ククサ」のひび割れを修理

ひび割れをなおしデザインを変えたククサ

木製のカップ「ククサ」は確か北欧のものかなんかで、人にプレゼントとしてあげるとなんたら、という話があるらしい。
僕はその昔、メイに安いククサをプレゼントした。しかし使っているうちにヒビが入り、そして彼女はククサを使わなくなった。ということでククサを回収し修理することに。

ミニルーターでひび割れの修復

ククサの内側にできたひび割れ
キズが2本見えるけれど上は木の模様。

ヒビが入ったのはカップの中の中央の一番深いところ。このまま使用し続けると直せないくらいヒビは深くなってしまうかも知れない。

紙やすりで地味に削っていっても良かったけれど、せっかくなので先日買ったミニルーターを使う。ひび割れがなくなるまで木を掘り進める。

ヒビがなくなるまでミニルーターで削る

1ミリ以上は削ったかもしれない。
しかし穴がボコっと空いてみっともなくなったので、結局その後紙やすりを使い、ミニルーターで作った穴が目立たなくなるまで周辺を削った。すごく大変だった。

ヒビもなくなり綺麗になったククサの内側

これでひび割れをなくす作業は終了した。けれど、カップの内側には木固め的な塗料が塗られていたので、それを剥がすために内側をさらに丹念に磨いた。塗料が深くまで浸透しているかもしれないので、取りきれたかどうかはわからない。

ミニルーターでククサの形を変える

そしてここからが本番。

もともとのククサのデザインが不細工だし、仕上げのクオリティもひどかったので手を加えることに。ミニルーターでバリバリ削っていく。

金魚っぽいデザインを目指し、全体を丸っこくて柔らかい雰囲気にした。また極端に尾びれ(カップの取って)部分を強調した。違いがあまりわからないかもしれないけど、かなり削ったし、変わったと思う。

ミニルーターで削られたククサ
たぶんこのあとにさらに削ったと思います。

そしてその後、ククサ削りにも飽きてしまいミニルーター作業をやめることに。紙やすり、100番、180番、240番くらいですごく大雑把に表面を整える。

仕上げは先日作った蜜蝋ワックス。蜜蝋とクルミ油で作った蜜蝋ワックス。それをククサに塗りこんで磨いたら完成。

くるみ油の蜜蝋ワックス

長い時間かかったけれど、やっと終わって嬉しい。
仕上げはあまりにも雑だけれど、姉には「35000円くらいに見える」と言ってもらえたので良かった。

手を加える前のククサ
ビフォー
手を加えてワックスを塗ったククサ1
アフター
手を加えてワックスを塗ったククサ2

でもこのククサ、ここまでやったけど今後使うことはないだろうと思う。容量も少ないし、自分はこれで何を飲んだら良いのかわからないのだ。

最近「拭き漆仕上げ」というのが気になっているから、ククサはそれの犠牲になってもらおうと思う。