初心者のための登山とキャンプ入門

エアウィーブの高反発ベッドマットレス「S01」を購入、レビュー

収納袋に入ったエアウィーブのS01

エアウィーブのベッドマットレス「S01」のシングルサイズを購入した。価格は99,000円ととても高い。
今までベッドを使用した経験がほぼないので比較は難しいけれど、エアウィーブを調べるうちに知り得た情報や特徴、設置方法、感想等をまとめました。購入検討の際の参考になれば幸いです。

エアウィーブの特徴、を簡単に紹介

エアウィーブのベッドマットレス S01
エアウィーブのベッドマットレス S01(シングル)

エアウィーブは、ポリエチレンの繊維を編んだ「エアファイバー」という素材を使用した高反発のマットレス。
低反発のベッド、柔らかいベッド、スプリングのベッドが苦手な人は試してみる価値がある。

エアウィーブの商品カテゴリーは大きく4つ

エアウィーブのマットレスにはいくつかの商品ラインナップがあるが、厳密ではないかもしれないが4つのカテゴリーに分けられる。

ちなみにどのカテゴリーも高反発という方向性は変わらない。用途によってカテゴリーが別れる。

● マットレスや敷布団の上で使う「マットレス パッド」

エアウィーヴ マットレスパッド シングル
エアウィーヴ マットレスパッド シングル

● 畳などに直接敷いて使う「敷布団(四季布団)」

エアウィーヴ 四季布団 シングル
エアウィーヴ 四季布団 シングル

● 3つの厚いブロックを並べる 「ベッド マットレス」

エアウィーヴ 四季布団 シングル
エアウィーヴ 四季布団 シングル

● 薄手でコンパクトに収納出来る「ポータブル」

エアウィーヴ ポータブル DUAL MODE
エアウィーヴ ポータブル DUAL MODE

安い商品と高い商品の違い

エアウィーブの部位ごとの硬さの違い
高級モデルはマットレスの部位ごとに硬さが異なる

エアウィーブの商品は上記のカテゴリー毎にいくつかのラインナップがあるが、それぞれ価格の差にかなりの開きがある。
その理由は、高いモデルはマットレスの部位毎に硬さが異なっている 。例えば頭のマットレスは柔らかく、腰は固く、足は標準の硬さ、の様な仕様のモデルは高い。

またマットレスの表は標準的な硬さ、裏は硬め、という2つの硬さを楽しめる商品も価格が高くなっている。

水で丸洗い出来るのでハウスダスト対策にも◎

エアファイバー
エアウィーブのマットレスの素材「エアファイバー」

エアウィーブのマットレスに仕様されている素材を「エアファイバー」と言うが、それをそのまま水で丸洗いできる。ダニとかハウスダストとか、そう言ったものを気にされている方にはとても良いと思う。エアファイバーは軽いし、カバーを外すだけなので気軽に洗うことが出来る。

すべての商品にカバーまたはパッドが付属する

すべての商品にカバーやパッドが付いているので別途買い揃えるものはない。しかし付属のカバーは汚したくないので別途シーツを用意した方がよいと思う。専用のシーツもあるが高い。

保証期間は3年、寿命(耐久年数)は7年

保証期間は3年間。内容は、代替品もしくは同等品と無償交換。
寿命、耐久年数は7年のようだが、これは使い方や個人差で大きな開きがあるかもしれない。

エアウィーブ S01購入の経緯と特徴

組み立てが終わったエアウィーブのS01

エアウィーブ購入に至る経緯

北海道は旭川に「airweave The Quality Sleep Store イオンモール旭川駅前店」があり、エアウィーブの商品のほとんどが試せることが出来た。

もちろんエアウィーブなど高くて買うつもりはなかったが、高反発マットレスの選択肢はあるもののいかんせん試せる場所がなく、またニトリの「シルキー」なるベッドも寝心地が好みだったが5万円以上となかなかの値段。ニトリはベッド屋さんではないのでそこまでは出せない。

そんな感じでエアウィーブを買うことになった。プレミアム商品券がタイミングよく配られたのも理由だった。

S01を選んだ理由

S01は3分割できる厚手のマットレスで、それぞれのエアファイバーの硬さは標準的なもの。厚手のマットレスシリーズの中でも「お求めやすい価格」の商品のようである。

店舗で色々と寝てみて一番しっくり来たのがS01だった。それより高額なベッドはさらに寝心地が良い気もしたけれど、S01でも高反発の具合は十分によかったし、売れ筋なのか置いてある場所なんかも良く、そういった環境も影響しているかもしれないが、寝っ転がった感じが一番心地良く感じた。

薄いスタンダードのマットレス、66,000円が自分の出せる金額の限界だった。しかしスタンダードタイプはその下に別のマットレスを敷くのが基本。なので別途安いマットレスを買う、というパターンも考えられたが、組み合わせ次第では寝心地が悪くなりそうなのでやめた。たとえそのパターンを選んだとしても、結局10万近くまで行ってしまいそうだし。

マットレスがヘタれば位置を変えればいい

なおS01の様な分割タイプの特徴は、例えば数年使用して真ん中のマットレスだけがヘタった場合、それだけを買い換えればいい。もしくはその部分をひっくり返して足の部分に利用するとか、そういった事も出来る。
数年使えば体重の一番かかる部位は早くヘタれると考えられるので、この3分割はとても有効かもしれない。

薄いマットレス、厚いマットレスの印象の違い

薄いマットレスと厚いマットレスの違いの印象は反発力の違いだろうか。薄いマットレスも同じ様な硬さではあるが、反発するスピードが速い気がした。なので多少ではあるが、寝転ぶと跳ねる様な感覚があった。
一方厚いマットレスにはそれがなく、マットレス全体でゆったりと反発する、という印象で心地が良かった。

S01の組み立て

収納ケースに入ったエアウィーブS01

エアウィーブを購入した時の状態。
車で持って帰りやすかろう、という事でショップの方が予め収納ケースに入れてくれていた。本来はダンボールに入っているのだろうと思う。 2名だったので駐車場までは苦労なく持って行けた。

エアウィーブのサイトによると組立完成済みの商品も送ってくれるようだ。

収納ケースに入ったエアウィーブS01

エアファイバーのブロックごとに収納袋に入れられている。左が大きいが、こちらにはパッドとカバー・取扱説明書が入っている。

エアウィーブS01を収納ケースから出した状態

収納袋から出した状態。

エアウィーブのベッドマットレスの取扱説明書。

エアウィーブ製品、ベッドマットレスの取扱説明書。

エアウィーブS01のパッド

こちらは「エアファイバー」の上に乗せるパッド。S01の様なエアファイバーの厚いタイプにはこのパッドが付属する。薄いマットレスのタイプにはインナーカバーが付属するらしい。

素材はポリエステルで中国製。たぶん、ニトリとかでかえるものと大差ないと思われる。

エアウィーブS01のカバー

こちらはカバー。箱状になっていて、この中にエアファイバーとパッドを入れてチャックで閉じる。

エアウィーブのS01の品質表示

カバーの素材はポリエステルで中国製。エアファイバーなどは日本製なのだと思う。

エアウィーブS01のエアファイバーをカバーに入れる

カバーにエアファイバーを入れた状態。

エアウィーブ、エアファイバーの製品番号

エアファイバー一つ一つに製品番号的なものがプリントされている。

エアウィーブの製品タグ

その上一つ一つにタグも付けられている。

エアウィーブS01にパッドを敷く

エアファイバーの上にパッドを敷いて、

エアウィーブのS01、組み立て完了

カバーのチャックを閉めたら完成。
S01のサイズはカタログによると100×195だったけれど、測ってみると97×194くらいだった。

エアウィーブのS01のカバーはかっこいい

他のベッドマットレスも同じだろうが、S01のカバーはとてもかっこいい。ツートンカラーだし、テクスチャが高級感があってとてもいい。ぜひこのまま使いたかったけれど、汚したくなかったので無印でボックスシーツを買った。

DIYすのこベッド

ちなみに上の写真のベッドはDIYの自作で、サイズは100×206とだいぶ縦が長くなってしまった。

作り方は下記の商品を参考にした。ベッドの脚さえ用意してしまえば、あとは購入した板をビスで留めていくだけなのでとても簡単だった。

スノコベッド
エムール ベッド すのこベッド シングル

材料はすべてパワーコメリで購入した。

すのこ部分はヒノキの板で合計2千円。2メートルの板が5枚セットのものを2つ買い、半分に切った。なので合計20枚。
縦の板はちょうど2メートルのものがあり、それが一枚300円ちょっと。こちらもヒノキ。脚は家に余っている角材を利用して作った。多分5千円もあれば作れると思う。

ベッドの高さは合計45cmを目指した。S01の厚さは18cmなのでベッドの高さは27cm。すごく迷ったけれど、一般的なベッドの高さは40cmから50cmくらいのようだった。ちなみに人が立ち上がりやすい高さは身長×0.25らしい。

DIYで自作のスノコベッド

強度が心配であったが、やはり中心部が少したわむ。スノコの材料代をケチって薄いものを選んだのが原因だ。
買った板は11mmの厚さのだったけれど、もっと厚いものが適切だったと思う。もしくはもう一本板と脚をセンターに入れるべきだと思う。それは後にやろうと考えている。

無印のボックスシーツとカバー

無印のボックスシーツとカバー フランネル

S01のベッドカバーが素敵だったので台無しだけれど、無印でボックスシーツなるものを買った。生地は綿のフランネルで、掛け布団カバーも同じ素材。

ニトリのポーランド産のホワイトグースダウンの掛け布団

掛け布団はニトリにて購入した。
旭川の冬の寒さが未体験で怖かったので、一番暖かいものを選んだ。暖かさレベルはニトリで最高の6。ポーランド産のホワイトグースダウンを95%使用しているらしい。

ちなみに、このダウンの掛け布団の定価は5万5000円ほどだったと記憶しているが、2年前の型落ち品で40%OFFの36,000円程で買うことができた。 こんなに安くなって良いのだろうか、何か問題があるのではと勘ぐってしまったが、店員さんは、ただの型落ち品であると教えてくれた。

とてもお買い得だったのでは、と思っているがどうだろうか。ニトリに行ったらこまめに型落ち品をチェックしようと思った。

エアウィーブ S01のレビュー(感想)

エアウィーブS01 を設置

エアウィーブのS01を購入して半月ほどしか経っていない。なのでレビューをするには時期尚早だが、使っていて今のところ問題はない。イメージ通りの寝心地だ。
若干硬いかなとも思うが、店舗で試したものはある程度使用されているので多少は馴染んでいるのかもしれない。多くの人が寝転んだことだろう。

なお、気に入っている点を上げるとすれば横向きで寝た時の心地良さ。横向きの場合、これまでは体重が肩や腕に乗って重かったが、エアウィーブではそれを感じない。すごく軽く、その上安定していて心地がいい。

睡眠の質が改善したかどうかはわからない。でも朝起きた時、腰が立っていて足取りが軽い気がしている。

マットレス以外のレビュー

ニトリのダウンの掛け布団

ニトリで購入したポーランド産ダウンの掛け布団は軽く、とても暖かい。暑すぎるんじゃなかろうかとも思ったが、気温が高い時も低い時もちょうどいい感じの温度になっている。あまりにも快適過ぎて布団から出るのが嫌になるくらいだ。

しかしこれ1枚で旭川の冬をしのぐことが出来るのだろうか。まだ11月なので先が心配である。

無印のフランネルの掛け布団カバーとボックスシーツ

大変心地がいい。掛け布団をアゴまでかけて、それがアゴに擦れると気持ち良いくらいである。ニトリのカバーに比べるとだいぶ高かったが、買ってよかったと思う。
しかしそんなにかっこいいとは思えないので(インテリア的に)、ベッドスプレッドやクッションなんかも今後取り入れてみたい。

DIYのベッド

軋むしちょっとたわむ。せっかくの高反発のエアウィーブなのにこれはどうかと思う。近々補強して頑丈にする予定だ。

エアウィーブのレビューは今のところこんな感じである。また半年後、もしくは1年後にレビューをしなおしたいと思う。