私の富士登山の持ち物・登山用品の紹介
私が登山で使用している持ち物や装備の中から、富士登山で使用しそうなものを選んで紹介しています。
登山の装備には便利で素敵なものがたくさんありますので「どんな物を買ったらよいだろう」、と考えている人の参考になればと思います。(富士登山に必要な持ち物と装備の一覧、解説はこちらのページでしています。)
登山靴・トレッキングシューズ
左がゴローの革張りの登山靴で右がキャラバンのトレッキングシューズです。トレッキングシューズの方が片足300グラムほど軽いです。
富士登山ではボロボロになってもよい、価格の安いトレッキングシューズを履く事が多いです。インソールは登山でも評判の高いスーパーフィートを使用しています。
普段運動をしていない人や登山の経験が少ない人は、革張りの重い登山靴よりも軽いトレッキングシューズを選んだ方が、体力的にもヒザにも優しいのでおすすめです。
ザック・バックパック
富士登山では黄色いザックを使用しています。35リットルです。
ブラックダイヤモンドというメーカーのクライミング寄りのザックですが、背負いやすかったので購入しました。
下記リンク先でザックの選び方について詳しく書いています。
給水 ドリンクボトル、ソフトボトル
富士山の山小屋で販売されている水は350円から500円と高いので、水を持ち運ぶことで出費を抑えられます。
上の写真左は定番の「プラティパス」の2リットルのソフトボトルです。多くのザックはプラティパスの様なソフトボトルを収納するポケットを内部に備えています。(写真下)。
中央も登山で定番のナルゲンボトル500mlです。歩行中はこれを使用し、空になればプラティパスから補給します。ナルゲンの良さは飲み口の広さ、フックが付いていること、メモリつき、頑丈、安い、などです。
右はメレルのソフトボトル。もらいもので使った事はありませんが参考のために載せました。
ヘッドランプ・懐中電灯
左がホームセンターなどでも購入できるエナジャイザー、右がクライミング系ギアのメーカー「ペツル」のヘッドランプです。登山用の物は軽くて水に強い、頑丈などの特徴があります。
トレッキングポール(ストック)
トレッキングポールは1本で持つ「T字型」と2本で持つ「I字型」の2種類あり、こちらはT字型です。
基本的に使うことはありませんが、登山経験のない友人を連れ登山をする時に持っていくことがあります。
ゲーター(スパッツ)
富士山の下山時には、足に履く「ゲーター(スパッツ)」があると便利です(富士宮ルート以外)。
富士登山は大量の砂塵をまき上げながら斜面を下るので、ゲーターを履いて砂塵や小石が靴の中に入るのを防ぎます。靴の中や砂塵が入ると靴の中や靴下に色が着いてしまい、洗っても落ちない事もあります。
上の写真、アウトドアリサーチのゲイターは、ゲイターの中でも特に頑丈で雪山でも使える様なタイプです。
富士登山では軽くて薄いゲイターで十分です。
地図・コンパス・時計
登り慣れた富士山にも、コンパスと地図は持っていきます。万が一ということもありますし、地図(山と高原地図)には登山情報以外の公共機関などの情報もあり便利です。
標高を示してくれるアウトドア用の時計は道迷いの際にも有効です。
- SUUNTO / コンパス A-10NH(写真はシルバの RANGER No.3)
- 山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山
- カシオ / PROTREK(写真はプロトレックの違うモデル)
小物・予備のもの・非常時のもの
スポーツサングラス
サングラスは目の日焼けを防ぎます。下山時には塵や砂から目を守ります。
細引き(ロープ)
アウトドアショップ等で長さを指定して購入できる頑丈な紐で、登山では靴紐が切れた時などに使用します。
他にはテントのロープ代わりにしたり、例えばホテルで物干しを作ったり、というような使い方が出来ます。
防水カメラ
雨の中でも写真を撮りたい事があるので、防水カメラはメインのカメラの予備に持っていくことがあります。
エマージェンシーシート(サバイバルシート)
名前の通り緊急の時に使用する防風・断熱のシートですが、ご来光を待つ間に寒すぎる時は使用することもあります。大きいシートが1枚あると、昼寝をする時や着替えの時にも使えるので何かと便利です。
モバイル充電器
スマートフォンの充電用に持って行きます。
UVリップクリーム
唇も日焼けをするのでUV入りのリップクリームを登山では使っています。リップクリームは常に取り出しやすい場所に入れ頻繁に塗っています。
多機能ツール
マルチツール、十徳ナイフと呼んだりもしますが、登山ではナイフとハサミ以外の出番はほぼ無いと言って良いと思います。
私の持っている物はペンチ付きの重いタイプなので富士登山に不必要ですが、これしかないので持って行ってます。
予備の電池
ヘッドランプの電池が切れた時のため常備しています。
ライター
ライターはタバコを吸わなくても緊急用に持ちます。富士山などの標高の高い山ではプッシュ式の100円ライターは使えなくなるので、BICなどの石をジュッと擦るタイプの物が適しています。
カラビナ
給水ボトルなど、良く使うものをザックに引っ掛ける際に使います。公共機関を移動中に、コンビニ袋をザックにかけたりして使うこともあります。
救急セット・薬・トイレットペーパーなど
簡単な怪我に対応できる様救急セットと薬等を持ち歩いています。グループの富士登山であれば誰かが一つ用意しておけばよいと思います。
富士山のトイレはティッシュペーパーだと詰まることもあるのでトイレットペーパーを用意します。もちろん1個まるまるは持って行きません。適度な量を取り分け、ジップロックなどに入れ濡れない用にして持ち運びます。
山小屋で泊まるのならボディーシートを、アミノバイタルを飲み翌日に備えます。
雨具、レインウェア
左がグレゴリーの60リッター用(青い袋)、右がモンベルの35リッター用のザックカバーです(鈍い青)。ザックとカバーのメーカーをあわせる必要はありません。
その隣は折りたたみ傘ですが富士登山では使いません。(間違えて写真を撮ってしまいました。)
ザックカバーの下の黒いものがレインウェアです。
防水バッグ
ザックカバーだけでは雨対策としては不安なので防水バッグも用意しています。絶対に濡らしたくない衣類や貴重品を入れています。
上の写真が防水バッグを折りたたんだ状態、下が物を詰めた状態です。下の写真、左から13リットル、13リットル、8リットル。下が2リットルと1リットル。こんなに一度は持って行くことはありません。サイズを紹介するために撮影しました。
13リットルの防水バッグ
13リットルもあれば防寒着も含め山小屋に宿泊するくらいの衣服は余裕で入ります。薄手のフリース、薄手のインナーダウン、長ズボン、山用靴下2足、手袋、ネックウォーマー、長袖シャツ2枚、スポーツタイツを入れて、もう少し入ります。
登山中はこれらの半分は身にまとっているので、13リットルの半分のサイズでも良いかもしれません。
8リットルの中身が見える防水バッグ
紫色の防水バックは中身が見える様になっています。小物を入れて使うのに便利です。
防水バッグは汚れた服、温泉に便利
富士山を登り終えたら汚れた服を入れたり、また温泉で濡れたタオルなんかを入れるのにも防水バッグは役立ちます。持ち手もあるので持ち運びやすいです。
ネックウォーマー・手袋・速乾タオル
汗を拭いたり顔を洗ったり、下山後に温泉に入ったりするために速乾タオルを持って行くことがあります。簡単に手ぬぐい1枚だけの場合もあります。
山頂でご来光を見る場合はネックウォーマーと手袋は必須です。薄手のUVカット機能つきのネックゲーターは日焼け・砂塵対策に使えます。
中央の袋に入ったものは防寒着のインナーダウンです。長袖のシャツの上にフリース、インナーダウン、そしてカッパを羽織れば防寒対策はばっちりですが、富士山でご来光待ちをするなら予備にもう一枚上着を用意するかもしれません。
軽量の断熱マット
軽量で折り畳みができるマットです。ご来光を待つ間や休憩の際に使用します。素材も柔らかいので地面のゴツゴツも気になりません。
スポーツタイツ
足への負担を軽くしてくれるスポーツタイツです。富士登山には必ず履いていきます。
登山で膝を痛めることが多いので、特に富士山の様な傾斜のきつい山で登山をする際には履くようにしています。
膝サポーター
上にも書きましたが、膝を痛めることが多いので膝サポーターも持って行きます。膝サポーターやスポーツタイツは膝痛予防に効果的です。
富士山では標高差のある長い下り道が不安なので下山時に装着しています。
ストーブ・クッカー
富士山の山頂でラーメンを食べる時に持っていきます。カップラーメンは嵩張るのでマルタイの棒ラーメンを持っていって作っています。