初心者のための登山とキャンプ入門

キャンプ用品の積載方法

キャンプ用品を積載し終わったイラスト

設営する順に取り出せる積載方法がベスト

初めてのキャンプでは荷物の量の多さにきっと驚くでしょう。特に大人数のキャンプではそれぞれのマットや寝袋を用意しなければならないので、当方も無い荷物のボリュームになります。お金をかけてコンパクトなものを用意出来れば良いのですが、安価で巨大な寝袋やマットを持っている人がほとんどでしょう。私の場合は後部座席まで荷物だらけで、荷物まみれになりながらキャンプ場に向かった事もあります。

本当にこれつめるのか?と思ってしまいますが、慣れてしまえばステーションワゴンを利用する、3~4人の一泊分のキャンプ用品を、リアシートまでの高さで収める事も可能です。ルーフキャリアを利用する事もありません。これには特別な技術は必要ありません。車の特性を把握しデッドスペースを作らない、装備を欲張らないなど単純なポイントを押さえれば難しい事ではありません。そして車のサイズに合わせてキャンプ用品を選ぶ事も、上手に荷物を収納するテクニックです。また、キャンプ用品を上手に積載する事はとても重要なことですが、キャンプ用品を設営する順に取り出せる様な荷物の積み方がベストな積載方法です。

キャンプ用品積載のポイント①

1. クーラーボックスは開けやすい場所に置く

クーラーボックスからビールを取り出しているイラスト

キャンプ場に向かう途中で食料の調達がある場合や、車での移動中にクーラーボックスから飲み物を出し入れする場合は、クーラーボックスは奥にしまわず、開けやすい場所に置くようにしましょう。クーラーボックスの開け閉めに手間がかからない様、クーラーボックスの上には荷物を乗せないのがベスト。どうしてもクーラーボックスのスペースが無い場合には、リアシートの足元に入れましょう。

2. 寝袋は広げて荷物の上に

寝袋は予想以上に車のスペースを食ってしまいます。余分なスペースが無くなって収納が厳しい場合には、寝袋を荷物の上に広げてスペースを作りましょう。

3. コンテナなどに小物をまとめる

コンテナに食器類を収納しているイラスト

食器や調理道具などの細かいものは、コンテナなどにまとめて収納するのが便利です。持ち運びにも便利ですし、荷物を出し終われば折り畳んで片付ける事が出来ます。また散らかっている小物の整理にもコンテナの様な大きな入れ物があると大変重宝します。

キャンプ用品積載のポイント②

  1. 硬いもの、重いものは荷物の下の方に置く。
  2. がたつき防止のため、シュラフや衣類で荷物の隙間を埋める。
  3. 後方視界を確保する。
  4. ランタンは倒れてマントルが壊れないよう、コンテナの中やリアシートの足元に置く。
  5. ドアを開けても荷物が落ちて来ないようラバーネットを使う。
  6. 食器などは布巾で包んでからしまう。
  7. 調味料はフタをつける事が出来るケースに移しておく。
  8. コンテナを使う場合は間に新聞紙を丸めて入れて、パッキン代わりにするとがたつきが減る。丸めた新聞紙は焚火の着火材に。