初心者のための登山とキャンプ入門

キャンプ用料理道具の選び方

ロッジの12インチダッチオーブン

キャンプの醍醐味は料理!おすすめの道具が沢山あります。

料理道具も用意しなければならないものが沢山ありますが、これらもテーブルウェア同様に、自宅で使っているもので代用してしまいましょう。しかし毎回キャンプの度に鍋など自宅のものを持ち出すのも面倒、と言う人にはコッヘルやクッカーと呼ばれる鍋セットなどおすすめのものもあります。アウトドア用の道具には収納や持ち運びに優れたものも多いので、これらを利用するのも手間を減らす1つの方法です。
そして料理に欠かせないのが火。バーベキューグリルかバーナー(コンロ)のどちらかが必要になるので、自分の目的にあった道具を選ぶ様にしましょう。また普段自宅で使っている料理道具以外にも、キャンプならではの面白い道具が沢山あります。魔法の鍋のダッチオーブン、焚火台、食後のコーヒー用にパーコーレーターなど、それらの道具を使って料理をするのもキャンプの楽しみの一つです。

コッヘル(クッカー)とは

msrのクッカー ブラックライトアルミニウム
MSR エムエスアール ALPINE 4 POT SET

収納・持ち運びに便利なクッカー

コッヘル、又はクッカーと呼ばれる野外用料理鍋。大きさの異なる鍋を重ねて収納出来るので、収納性に優れています。またコッヘルは屋外で使う事を想定して作られているので、限られた火力でも効率良く調理が出来るよう、工夫されています。

写真は、アウトドアブランド「MSR」のクッカーです。1リットル鍋、2リットル鍋、3リットル鍋とプレート兼用の蓋、パンハンドラー、と少人数のキャンプに必要なものがセットされています。収納袋も付いているので持ち運びも非常に便利です。少しでも荷物を軽くしたい人や、道具にこだわりたい人におすすめしたい本格的アウトドアクッカーです。

バーナー(コンロ・ストーブ)とは

msrのクッカー ブラックライトアルミニウム
Coleman 413Hパワーハウス ツーバーナー

大人数のキャンプや凝った料理におすすめ

バーナー・ストーブとはキャンプ用のコンロの事を言い、持ち運びが便利な様に設計されています。燃料にはガス、ホワイトガソリンなどを使用し、また形もワンバーナーやツーバーナー、超軽量なものからどっしりと安定感のあるものまで様々です。大人数のキャンプや、バーベキュー以外の凝った料理を作る時におすすめです。

ダッチオーブンとは

ロッジの12インチダッチオーブン
[ロッジ/LODGE] ロジック キャンプダッチオーブン12インチ

キャンプ料理と言えばダッチオーブン

ダッチオーブンとはアメリカの西部開拓時代などで使用されていた鋳鉄(アルミもあります)の重たい鍋の事を言います。 今では定番のキャンプ料理道具の一つになりました。ダッチオーブンがキャンプで定番になった理由は、誰でも簡単に美味しい料理が作れる事。保温性が高く屋外料理に向いている事など。また重たい蓋で密閉性が高いので圧力鍋の様な効果を発揮します。そして何よりダッチオーブンのすごい所は、ダッチオーブンの蓋の上に炭をのせオーブンの様に使用出来る事です。そのため本来なら全体から熱を加えて作る料理、パンやピザ、ローストチキンなどがキャンプでも作れてしまいます。もちろんそれだけではなく、焼く、蒸す、煮る、揚げるなどの調理方法も得意。「魔法の鍋」との愛称もだてではありません。

火にかけてほっておくだけで美味しい料理が出来上がるダッチオーブン。一度使ったらやめられなくなります。

パーコレーターとは

GSIのパーコレーター
GSI ステンレスコニカルパーコレーター 8CUP

手軽にインスタントじゃないコーヒーを楽しめるパーコレーター

ダッチオーブンと同様に西部開拓時代に普及したパーコレーター。パーコレーターとはコーヒーを抽出する道具で、誰でも簡単にコーヒーを作る事が出来ます。キャンプ用コーヒー器具の定番。もちろんヤカンとしても利用出来ます。

パーコレーターでコーヒーを抽出する仕組み

沸騰したお湯が本体内部のストレーナーを通って上昇し、それがコーヒー粉の入ったバスケットに落ちコーヒーを抽出します。その抽出されたコーヒーとお湯が再びストレーナーを通って上昇し・・・。と言う作業を何度も繰り返し、どんどん濃いコーヒーに変わっていきます。抽出時間が短すぎると薄いコーヒーに、逆に長すぎると煮詰まったコーヒーになってしまいますが、パーコレーターの取っ手が透明なのでそこでコーヒーの色を確認して完成の見極めが出来ます。
火にかけて置いておくだけなので手間もかからず、キャンプで淹れたてのコーヒーに身も心も温まります。焚火との相性は抜群。

バーベキューグリルで手軽にキャンプ料理

炭を使わないバーベキューグリル
炉端亭ジュージュー

キャンプの定番バーベキューにはバーベキューグリル

手軽にキャンプで料理を楽しみたいならやっぱりバーベキュー。野菜や肉を切ってバーベキューグリルで焼くだけのシンプルな料理は、最低限の料理道具で済ます事が出来るので初心者にもおすすめです。バーベキューグリルとは、 炭火を燃料にして鉄板の上で炒めたり、網で焼いたりするものです。また鍋やフライパンも使えるので以外に調理方法の幅も広いのが特徴です。(写真は炭を使わず、ガスボンベを使用するタイプのバーベキューグリルです。)

バーベキューグリルは安価なものから高価なものまでありますが、ディスカウントショップなどの安価なものは耐久性が弱い場合があります。メーカー物のしっかりとした商品を購入すれば長く大切に使う事が出来るでしょう。ストーブを必要としないバーベキューですが、お湯を沸かす時やコーヒーを淹れる時のために、小型のガスストーブが1つ用意してあると便利です。

焚火台をバーベキューグリルに

スノーピークの焚火台
スノーピーク 焚火台 M

焚火台とバーベキューグリルを兼ねて使うには

キャンプの一番の醍醐味と言えば焚火ですが、多くのキャンプ場では直接地面での焚火を禁止しており、焚火をする際には上の写真の様な「焚火台」が必要になります。しかしこの焚火台に網や鉄板を載せれば、なんとバーベキューグリルとしても使う事が出来てしまいます。キャンプで焚火をする予定の人は、焚火台とグリルの併用もおすすめです。

写真はスノーピークの大ヒット商品の「焚火台」。サイズがS・M・Lの三種類から選べ、移動時には折りたたんでコンパクトになる優れもの。おすすめです。

おすすめ・人気のキャンプ料理道具

キャメロン / リルスモーキー

キャメロンの携帯燻製クッカー
LI'L SMOKEY

誰でも手軽にスモークが楽しめるコンパクト燻製クッカー「リルスモーキー」。なべ底にスモークチップを敷いて熱するだけなので、初めての人でも気軽にスモークを楽しめます。固形燃料やストーブの上に置いてスモークをします。コンパクトに収納出来るので持ち運びにも便利。

ハロマークデザイン / ハロボウル

純チタン製洗面器 ハロボウル
ハロボウル

純チタン製の洗面器「ハロボウル」。鍋などの火を使う料理にはもちろん、水汲み、収穫、洗い物など以外と洗面器は万能に使えます。そして軽量かつ強靭。1つ用意しておくと色んな場面で活躍する事間違いありません。