初心者のための登山とキャンプ入門

安全なキャンプサイトの設営場所とは

キャンプサイトの設営に適した場所のイラスト

安全で静かな場所を探そう

安全で楽しいテントキャンプをするためにはキャンプサイトの設営場所を選ぶ事も重要です。なるべく下記の場所にはキャンプサイトを設営しない様に心がけましょう。
またそれとは別に、初心者の方は川原や木の多い場所ではなく、平地で広い場所を選ぶのがコツです。川原は石が多くでこぼこしており、タープやテントを固定するのにもてこずります。また木が多い場所では、まとまった大きなスペースが取れないので、思い通りのサイトレイアウトを作る事も出来ません。山のキャンプ場では斜面が多く、移動にも体力を使います。

初心者の方はキャンプ場を選ぶ際に、どのような場所にサイトを設営するのかを事前に確認しておくのが良いでしょう。

キャンプサイトの設営を避けたい場所

1. 人や車の通り道

管理棟、キャンプ場の入り口、道路のそば、トイレや炊事場の近くでは頻繁に人が通ります。落ち着いてキャンプを楽しむためにはこれらの場所を避けてキャンプサイトを設営しましょう。

2. トイレや炊事場の近く

トイレや炊事場は近くにあるととても便利ですが、上と同じ様に他のキャンパーも頻繁に利用します。深夜でもトイレを利用する人もいるので、安心して眠れるよう近すぎず、遠すぎないところにキャンプサイトを設営しましょう。

3. 他のキャンパーの近く

テントが密集している場所でのキャンプは落ち着かないものです。夜中でも子供の声や話し声が気になって眠れない、なんて事にもなりかねません。キャンプ場が混雑している場合でも、なるべく他のキャンパーから離れてサイトを設営するのがベストです。

4. 川の中洲

中洲は周りに誰もいなく川に囲まれた素敵な場所ですが、川が増水したら一瞬で流されますのでやめましょう。

5. 窪地

窪地では雨が降ると水が溜まり、テント内に水が浸入する恐れがあります。水はけの悪そうな場所は避けてキャンプサイトを設営する様にしましょう。

6. 傾斜地

地面が傾いていると快適に眠れず、また料理で火を使う時にも大変危険です。なるべく平地を選んでサイトを設営しましょう。

また山のキャンプ場ではタープやテントを設営する場所が平地でも、それ以外は急斜面になっているところも少なくありません。炊事場やトイレの移動、荷物の運搬でも斜面を登り降りしなければなりません。

7. 崖の近く

テントの裏手がすぐ崖の場合は、落石などの危険があるので避けましょう。