初心者のための登山とキャンプ入門

テントマットの選び方

モンベル / U.L.コンフォートシステムパッド180 キャンプ

マット選びのポイントと種類について

荷物の積載量にあわせて選びたいテントマット

テントと寝袋が用意出来たら次はテントマットを用意しましょう。テントマットは単に地面のでこぼこを吸収して寝心地をよくするだけではなく、断熱や地面からの湿気を防ぐ効果も持っています。 テント用マットにはテントの床全面に敷くインナーマットと、個人用のマットがあります。インナーマットには地面からの冷気や湿気を防ぐ役割があり、個人用のマットは寝心地を左右します。

個人用マットの種類はおおよそ3種類に分けられます

個人用のマットには安価で手に入りやすい「銀マット」、厚みがあり寝心地の良い「折りたたみ式のマット」、空気を注入して膨らます「エアーマット」などがあります。それぞれ特徴があり価格も異なりますので、使用条件や車の積載力を考えて選ぶと良いでしょう。またマットの感覚が苦手な人は、コットの購入も検討してもいいと思います。

個人用マット(スリーピングマット)の選び方

銀マット

ウレタンの銀マット

手軽さは一番。1つあると便利。

軽くて扱い易いのが銀マットの利点ですが、コンパクトに収納出来ない事と、布団に慣れている人は少々固く感じます。しかしなんと言っても銀マットの安さと扱いやすさは魅力的。また地べたに座る時にサッと取り出してシート代わりに出来るのも銀マットの良い点です。銀マットにも値段は様々ありますが、安くて千円以内、高くて3千円程度で購入する事が出来ます。ホームセンターやキャンプ場の売店などでも販売しています。

エアーマット (空気注入式)

モンベル / U.L.コンフォートシステムパッド180 キャンプ
U.L.コンフォートシステムパッド180

コンパクトさを重視するならエアーマット

空気を注入して膨らまして使うエアーマット。荷物を少しでもコンパクトにさせたい人におすすめですが、値段が他のタイプのマットより高めになります。
写真のエアーマットはモンベル製の、世界最軽量、最高レベルのコンパクト性を誇る「コンフォートシステムパッド」です。ジョイントシステムにより他のパッドと連結する事が出来るのでファミリーキャンプでの使用に最適です。また「コンフォートシステムパッド」シリーズは5種類あり、長さが違うので子供用、座る用など用途にあわせ選べます。

折りたたみ式のマット

コールマンのフォールディングマット
Coleman ニューフォールディングマットレス

寝心地抜群の折りたたみ式マット

コールマンに代表される、布団に近い寝心地の折りたたみ式マット。かさ張りますが、四角く折りたたむ事が出来るので車への積載もきれいにいきます。値段も手頃で、キャンプ用マットと言ったらこのタイプのマットが定番でしょうか。

インナーマットの選び方

コールマンのインナーマット
コールマン テントインナーマット300

地面からの冷気や湿気を軽減するインナーマット

個人用マットがあるからと言って安心してはいけません。寒い場所や季節のキャンプでは、地面からの冷気にも気を使った方が良いでしょう。自分の下には個人用のマットがありますが、それ以外の空いたスペースから冷気が伝わってきます。早朝寒くて目覚めないためにも、インナーマットを用意するか、その他の冷気対策をしましょう。またインナーマットは地面からの冷気や湿気を軽減するだけではなく、中綿入りのタイプはクッション製も備えています。インナーマットが無くても個人用マットを敷けば眠る事はできますが、 インナーマットがあればより快適な睡眠を得る事が出来ます。運ぶ荷物に余裕がある場合は用意すると良いでしょう。

既製品のインナーマットが自分のテントのサイズにあわない場合があります。お店によってはテントのサイズに合わせて販売してくれるところもあるので、店員に確認しましょう。またクッション性はありませんが、アルミが付着した銀のシートを代わりにひく事で防水性、断熱性を高める事が出来ます。