初心者のための登山とキャンプ入門

MSRのテント「PAPA HUBBA (パパハバ) NX」を中古で買う・レビュー

MSRのテント PAPA HUBBA (パパハバ) NX

夏のキャンプ用に、風通しが良くて開放感のあるMSRのテント「PAPA HUBBA (パパハバ) NX」を中古で買いました。新品は89,000円と超高級モデルですが、多少使用感アリだけどクリーニングと撥水加工済みで62,300円。購入先は以前中古の寝袋を買った「キュートレック」さんから。

中古商品の検証、そしてPAPA HUBBAのレビューをしたいと思います!

ISG石井スポーツグループ

届いた中古のテントをチェック!

届いたテントの状態

届きました!
4人用テントでたったの3kg弱。箱を持った時の軽さが印象的でした。

さっそく室内で広げてチェックしてみます。
クリーニング済みなので無臭です。オークションやリサイクルショップでも中古テントは買えますが、キュートレックは登山用品とキャンプ用品専門のレンタルとメンテナンスサービスをやっている「そらのした」さんの系列なので、品質は信頼しています。

まずは床部分から見てみます。

MSRのテント「PAPA HUBBA」床のダメージ

写真を撮ってもわかりづらいのですが、ポツポツと変色があります。まあでもテント内にはマットを敷くし、遅かれ早かれこうなるので問題ありませんね。

MSRのテント「PAPA HUBBA」糸のほつれ

キュートレックのウェブサイトには写真と説明でダメージ箇所がくわしく記されていますが、記載されていた「フライの縫い目のホツレ」というのはコレですね。たしかにほつれています。このままほっといても問題ないでしょうし、気になれば両面テープとかで貼ってしまえば良いと思います。

MSRのテント「PAPA HUBBA」その他ダメージ

あとはポールとかペグ先とかに、こすれて色が落ちた部分や収納袋のこまかなダメージなどがありました。

使用感はあるけど許容範囲

サイトに記載されていたどおり、キズやシミなどの使用感はいくつかありましたが、丁寧にクリーニングされているので「汚れている」という感じは受けませんでした。どれも使用に問題あるものではないので私の許容範囲でした。

なお、サイトの写真を見ても商品の状態が判断できなければ「お問い合わせ」から質問できるので安心です。
また、中古なのである程度のヨゴレや劣化を理解して買うのが大前提ですが、サイトには、もし使用に差し支えるようなことがあれば1週間以内に連絡をください(屋外で使用する前に)、とあるので、商品が届いたらまずはチェックをするのが重要ですね。

中古でも撥水加工はしっかり!

ドロップルーフ加工済の説明
サイトにあるドロップルーフ加工済みのマーク

今回購入したMSRのパパハバですが、こちらの商品には「撥水加工 ドロップルーフ加工済」マークが付いています。

以前、私のテントをドロップルーフ加工して頂いたのですが、驚くほどの効果がありました。 中古のテントでも撥水加工がしっかりとされていれば、本番ですぐに使えて嬉しいですね。

MSRのテント「PAPA HUBBA」その他ダメージ
ドロップルーフ加工前のテントのフライシート
MSRのテント「PAPA HUBBA」その他ダメージ
ドロップルーフ加工後のテントのフライシート

テントにもレインウェアにもドロップルーフは本当におすすめですので、気になった方はリンクをチェックしてみてくださいね。

パパハバの設営とレビュー

私がこれまでの長い登山で立ててきたテントは、ダンロップ、石井スポーツ、エスパース、アライテント、モンベル・・・数々ありましたが、老舗のMSRのテントは実は初めてです。正直言って今の今まで、自分が所有しているアライテントとステラリッジがベストだと思っているのですが…

MSRのテント「PAPA HUBBA」ポールとスイベル

この仕組みは面白いですね。
ポールが3本透明な部品でつながっていて、そのまま差し込んでテントを立ち上げます。

しかもポール自体も細くて、軽い。ちなみにこの透明なもの「スイベル」と言うそうです。取れたり動くこともないし便利。モンベルのステラリッジはポールが2本。それに対してパパハバは5本もあるのに、テント全体としてはパパハバの方が軽いなんて不思議です。

MSRのテント「PAPA HUBBA」の細部

メインは赤いポール、サイドは黒いポール。黒いポールを指す穴は、テープもグレーになってます。
一つ一つの金具部品も小さくておしゃれ。軽量で丈夫という印象を受けます。

MSRのテント「PAPA HUBBA」インナーテント

ポールをさしてフックに引っ掛けたらあっという間に建ちました。 この色、ポールのデザイン、ドアの形。とにかくかっこいい!

MSRのテント「PAPA HUBBA」インナーのメッシュ

上部のサイドはメッシュになっているので、すごい開放感です。日中はこれで過ごしたら気持ち良いですね。なお天井部分は、内部が明るくなるように薄いグレーの生地になっています。

MSRのテント「PAPA HUBBA」ベンチレーター

雨をよけるフライのベンチレーターです。棒が内蔵されていて、隙間を作って内部の熱を逃がすようになっています。

MSRのテント「PAPA HUBBA」内部の様子

フライもめちゃくちゃ軽くて丈夫な生地で出来ています。「エクストリーム シールド ウォータープルーフ コーティング」と呼ばれるシステムで従来の3倍もの耐久性があるそうです。
フライをかけても内部は明るいです。

ちなみに、別売のシートを買えば「フライだけで建てる」ということもできるみたいです。

MSRのテント「PAPA HUBBA」細部のデザイン

ジッパーや、こういった細部も繊細なデザインです。

こんなにデザイン性が高くても、壊れやすいということもなく長く定評を得ているのだから、すごいことですね。

パパハバのレビュー

MSRのパパハバは予想以上に最高でした。はじめてのMSRテントでしたが、やはり高級なだけあってすごいなと感心しました。

パパハバの一番のポイントは居住性の良さ、と言われています。私の持っている山岳テント、ステラリッジはその点で劣るようです。床面積はパパハバの方が少し広いのに、ステラリッジよりも軽い。そして壁がナナメでなく、外側に引っ張ってあるので内部の空間が広く、特に壁側に寝る人の圧迫感がないそうです。

あとは上部がメッシュで快適。そして極めつけはドアが2つ。この居住性の良さは、やはりプラス4万円の価値はあるのでしょうね。

逆にモンベルのステラリッジテント(4人用)が勝る点としては次のようなことかなと思います。

  • ペグダウンしないといけない本数が、ステラリッジのほうが少ない
  • 寒い時、保温性がステラリッジのほうが高い
  • パパハバより定価で4万円ほど安い

パパハバで登山はどうか?

インナーテントのメッシュの量が多いので、3000m級の登山では寒いかなと想像されます。寒さに対する感覚は人それぞれ違いますが、寒がりな人なら夏季の低山などに限定されるでしょう。
なので登山メインならステラリッジの様なテントのほうがマルチに使えて便利だと思いますが、それ以外の、キャンプでもカヌーでもサイクリングでもなんでも、下界のアウトドアなら全部パパハバの方が過ごしやすい様に思います。

中古のテント購入 まとめ

MSRのテントパパハバ

山岳テントの中でも特に高規格のテント、MSRのパパハバNX。とても気に入りました。中古でも少し高いかなって印象を持っていましたが、商品の状態もいいし、特に撥水加工がしっかりとされているのでこれから先も安心して使っていけます。

今まではコスパの面からも日本製のテントだけを選んでいましたが、やっぱり快適さやデザインの追求という面では海外アウトドアブランドはさすがとしか言いようがありません。こういう高くて手が出なそうなものにも、中古っていいかもしれませんね。耐久性もかなり研究されて作られているものなら、多少のシミにも目をつぶればお買い得なギアがゲットできるかもしれません。新品を買う前に、一度中古のチェックもおすすめです。