初心者のための登山とキャンプ入門

登山の疲労回復に!生玉ねぎサラダ

登山の料理 生玉ねぎサラダ

生玉ねぎのあのピリっとした辛み、お好きですか?好きな方におすすめなのが生玉ねぎサラダです。あの辛味成分は疲労回復や特に筋肉疲労にも効くとされています。このサラダの良いところは、登山後半の日程でもいつでも食べられるという点です。また液体ドレッシングは持って行かないので、重さはほとんど玉ねぎ分のみですみます。

生たまねぎサラダに使用する食材

生たまねぎサラダに使用する食材

1. たまねぎ

玉ねぎはカットせずにまるごと持っていきます。カットしてしまうと臭う上に、保存性を気にしないければなりません。今回使ったものは285gもある、いわゆる”大”サイズです。大ですと3-4人分というところなので少人数の時は小さめのものを持って行ってください。

2. きりいか

お好み焼とかでよく使う、きりいかです。どこでも手に入ります。今回使ったものは13gくらいで100円でした。

3. すりごま

すりごまも栄養たっぷり、香ばしさが食欲をそそってくれます。 好きな人はたっぷり持って行ってください。

4. すしのこ

酢と砂糖の役割を今回このすしのこ(粉末のすし酢)に担ってもらいます。登山では酸っぱい味も食べたくなりますよね。

5. うどんスープ

醤油味の風味付け用に

すりごまとすしのこはラップにくるむ

今回すりごまとすしのこはそれぞれラップに包んでから破れないようにキリイカの袋に同梱して持っていきます。味は玉ねぎの大きさとお好みによりますが、今回は、すりごま大さじ山盛り2杯、すしのこ大さじ山盛り1杯を使用しました。

玉ねぎサラダの重量

これが今回持っていく材料。329g。3-4人分。玉ねぎの大きさをどうするかで重さがだいぶ左右されます。

玉ねぎサラダの作り方手順

1. 玉ねぎをスライスする

玉ねぎをスライスする

繊維に沿って、玉ねぎを薄切りします(ちなみにこの小さなナイフではえらく時間がかかりました)。また、テントの中が玉ねぎの成分で充満するのでできればコンタクトレンズをしている人にカットを担当してもらうといいですよね。

水に浸すと辛味成分の緩和と同時に抗酸化作用などの栄養分も流れでてしまいます。しかし辛すぎて食べられなかったら元も子もないので苦手な方は水に浸してください。新玉ねぎがあれば、そちらのほうが食べやすいですね。

2. 味つけをする

玉ねぎサラダの味つけをする

玉ねぎの器に、ゴマ・すしのこ・切りイカを入れ、味見をしつつうどんスープを入れて混ぜていきます。注意したいのは、うどんスープには塩気も結構入っていますので味見をしながら入れてください。最初から1袋全部を入れると塩辛くなってしまいます。

できあがり

玉ねぎサラダのできあがり

粉類が混じってきますと玉ねぎから水分が出て、このようにしんなりしてきます。

玉ねぎサラダは4人分で267グラム

今回は出来上がり量は267g。たまねぎ大ですと大体4人分くらいでしょうか。ちなみにページのトップにあるシェラカップは一人分をイメージして65gで盛りました。

今回のお料理道具ピックアップ「まな板」

手作りのまな板
クッカーのサイズに合わせたまな板

一昔前はクッカーのフタや底を利用して食材を切ったものですが、それだと普通にキズがつきますし、消えません。それに、そもそも切りづらいです。そこで、ちょっと面倒でもこのようになべ底サイズのまな板を一度作ってしまうと永遠に使えて便利ですよ。100円ショップのキッチンのコーナーに薄いプラスティックのまな板が売っていますから、それをハサミで切ります。

もしキッチンのコーナーになければ、子供のねんど遊びグッズのあたりにもあるでしょう。お使いのクッカーがガスボンベが入るような縦長の場合は、クッカーとクッカーの間に巻きつけるようなサイズにすれば面が大きく取れます。底が広いクッカーでフライパン機能を重視したものでしたら、フライパンの面に乗るサイズにすれば、クッションの役割となってフライパンの塗装を守る役割も果たしてくれます。