初心者のための登山とキャンプ入門

ランドナーにフジトシの革バーテープを巻き、BRIWAX(ブライワックス)を塗る

ランドナーにフジトシの革バーテープを巻きブライワックスを塗った様子(左だけ)

ブレーキレバーをマファックのギドネットレバーに交換した後、めんどうだとバーテープを巻かずに放置していたランドナーに、ついにバーテープを巻いた。フジトシの革のバーテープ。そしてその後、ブライワックスという木材に使用するワックスを塗り、革バーテープの色を濃くし、ツヤを出した。

1. フジトシのレザーバーテープをエンペラーに巻く

フジトシのレザーバーテープ
フジトシ バーテープ 本皮バーテープ

フジトシのレザーバーテープについて

革製のバーテープは、時間的な問題で選択肢を2つしか用意しなかった。ブルックスかフジトシ。ブルックスは高くその分高級感もあり(8000円くらい)、フジトシは安くその分高級感がない(4000円くらい)。実物を見たわけではないけれどネットの画像を見比べてそう判断し、僕はフジトシを選んだ。
初めてのバーテープを上手に巻けるかわからなかったし、革バーテープの寿命というものがわからなかった。

ブルックスの革バーテープ
【BROOKS(ブルックス) LEATHER BAR TAPE

実際に、届いたフジトシのバーテープはやはりチープな感じがし、ブルックスを買っとくべきだったかと後悔。一番気になる所はその薄い色で、7年ほど使っているサドル、ブルックス B-17 スペシャル(色はハニー)とサッパリと違う色ということだった。

まあでも、ブルックスの半額ならば我慢しよう、使いこめば渋くなるかも知れないだろう、と思う様にした。

フジトシの革のバーテープ
ブルックスのサドル B17スペシャル ハニー

初めてのバーテープ巻きは大変

フジトシのレザーバーテープをランドナーに巻く

初めてのバーテープ巻きはすごく面倒だった。何度も練習したし、両面テープを貼っては取って、ということを数回繰り返し疲れた。もう3年くらいはバーテープの交換をしたくない。

何よりも面倒だったのはバーテープの末端処理。バーエンド側の末端処理は、ネットで見つけた「麻ひもを巻いてニスを塗る」という渋い方法を試みたが、クオリティが低く最終的にはビニールテープで諦めた。ビニールテープはツヤツヤして質感が合わないので、近いうち、マットで革と質感のあうテープに交換しようと思う。

ステム側の末端処理は、末端を斜めに切り先っちょは両面テープで接着。こちら側はビニールテープを使用していないので、近いうちに剥がれると思うのでまともな対策を施さなければならない。

この面倒な原因は、末端処理をバーエンド側とステム側の計4箇所やらなければならなかったことだと思う。従来通り、ハンドルの端から端までバーテープを巻けば楽だったと思うのだけれど、ケチって部分的にしか巻かなかったのが原因。ケチってというか、ハンドルのほとんど握らない部分にバーテープを巻く意味がない、という理屈だった。
ちなみに、これだけ短いと一回分のバーテープで2回巻ける。

フジトシのバーテープと完成度

フジトシの革バーテープをランドナーに巻く2

一部分しか巻いていないというのもあるけれど、完成したハンドルはバンソーコーを貼った様な恥ずかしい感じになった。フジトシのバーテープの色と、四角いドッドのデザインが原因と思う。レザー感が全くないし、ブルックスのサドルとも全くあっていない。
困ったなあ、ということで何かを塗って色と質感をブルックスのサドルに近づけることにした。もちろん、バーテープを使い込んでいけばそのうちに馴染むかもしれない。けれど僕はほとんど自転車には乗らないのでなんとかせねばならない。

2. BRIWAX(ブライワックス)をバーテープに塗る

【ブライワックス】オリジナル・ワックス 【400ml】

ブライワックスとは

ブライワックスは木材用のワックスで家具などに使用し、自然な風合いで着色できなおかつツヤも出るという、魔法の塗料的な存在だと僕は思っている。そっけない木材の切れ端も、ブライワックスを塗り磨けば活き活きとしてくる。

バーテープの切れ端を使い、靴用のワックス三種類、オイルステインなどを使用してテスト。その中でも一番風合いが良かったのがブライワックスだった。

ブライワックスの塗り方と結果

ブライワックスを塗っていないフジトシのバーテープ
ブライワックスを塗ってない方
ブライワックスを塗ったフジトシのバーテープ
ブライワックスを塗った方

後日どうなるかは考えず、ブライワックスをバーテープに塗った。

ブライワックスを塗りしばらく置き、その後本当はタワシでガシガシと磨きたいのだけれど、革が弱いので軽く磨き余分なワックスを落とすだけにとどめる。そしてその後ウェスで磨く。それを2度繰り返した。

結果は、すごくいい。こんなにもマッチするとは思わなかった。
今回使用したブライワックスのミディアムブラウンではほんのりと着色するだけだしムラも多少あるけれど、何と言ってもツヤがいい。ツヤがあるおかげでバーテープに革感がでるし、ブルックスのサドルと友達になれた気がする。そしてバンソーコーには見えなくなった。

ブライワックスを塗ったことで今後レザーのバーテープが劣化してしまうのかはわからない。けれど、塗った方が30倍くらいカッコ良く、手間をかけてまで塗って良かったと満足した。

まだまだブルックスのサドルの色には程遠いけれど、重ね塗りを繰り返して徐々に近づけていくこともできるし、ブライワックスには沢山の色がある。今回使用したミディアムブラウンは薄い方なので、そのうち購入したジャコビアンやチューダーオークなどのブライワックスも試してみようと思う。とりあえず、バーテープがなんとかなって良かった。

・・・最後に、忘れていたけれどバーエンドのキャップは日東 EC-01バーエンドキャップ 2個 シルバーを選んだ。写真を撮り忘れてしまった。
質感もデザインも良く満足。これは良い買い物をしたと思った。