初心者のための登山とキャンプ入門

赤ちゃんと後輩と春日井三山ハイキング

弥勒山山頂で記念撮影

サクちゃんが0歳9ヶ月の冬のある日、友だちと4人で子連れハイクに行きました。場所は名古屋から瀬戸の方面に見える低山、道樹山・大谷山・弥勒山。夫婦2人としゃべれない赤ちゃんだけのハイキングとは違い、赤ちゃんの存在を忘れて楽しいひとときとなりました。

大学の登山サークルの後輩が同じ愛知県にいると聞いて、さっそく山に行くことになった。場所は”愛知県の山というガイドブックを見て適当に決めた。とりあえず、ずっと背負子に乗っかっているサクちゃんが疲れちゃうから、コースタイムが3時間くらいのコース、ということで。

山は岐阜県多治見市と愛知県春日井市の県境になっている。道樹山429m、大谷山425m、弥勒山437m。合わせて春日井三山と呼ばれるらしい。私は、多分、たまに行っているホームセンター”カーマ”の屋上から町を囲むようにして見えるあの山脈ではないかと予測した。普段みえる山にのぼるのは楽しいし、登った山がたまに見えることも楽しい。

都市緑化植物園に車を留め、細野の集落を抜けて登山口にやってきた。後輩は年は離れているが私達よりよっぽどバリバリの山ノボラーなので安心だ。12:00出発。

春日井三山 ハイキング駐車場

”登山者で賑わう人気の山”とあったけど、道は谷沿いにやや崩れがち。里山にはたくさんの道があり、逆に迷いやすい。でも小さい山なので適当に登ると主脈に出た。一つ目のピークである道樹山までは少しこの主脈をピストンする形となる。めんどくさいのでヤメて休憩する。

大谷山山頂で寝ているさくちゃん

13:00、2つ目のピークである大谷山に登頂。サクちゃんは快適そうに寝ている。行き交う登山者がみんなサクチャンの寝顔を見て微笑んで過ぎ去っていく。

春日井三山 登山道の様子

主脈は関東にもある”東海自然歩道”となっており、広くて歩きやすい道だ。

背負子に乗るさくちゃん

起きた。この背負子は背中のすぐ後ろがフレームになっており、前のめりに寝るとフレームに顔がぶつかるか、顔が擦れてしまう。なのでタオルを挟んで顔がぶつからないようにしている。

13:30、3つ目のピークである弥勒山に到着。

弥勒山山頂にて

もうすでに1時間30分も背負子に揺られ続けているサクチャンは大丈夫だろうか。ここでブルーシートを敷き、ゆっくり休憩をする。とはいってもエルゴで2時間や3時間だっこやおんぶされ続けることはよくあることなんだけど。一番は股が荒れたりしないかが気にある。オムツも替えないといけないしね。

弥勒山の山頂で休憩

頂上からは御嶽山とか恵那山とか白山とか、とにかくうっすらと遠くに白雪を抱いた山脈が見える。ナゴヤドームも東山タワーも見える。曇っているけど展望がいい。人気のある山であるということがうなずける。

弥勒山の山頂で休憩

14:45。1時間15分の休憩を経て、下山開始。

春日井三山 登山道の様子2

道は歩きやすく、大きなシダなんかも出てきて植生が豊かだ。またサクちゃんが歩けるようになったらハイキングに来たら楽しいだろうと思った。

足カバー

これは、どうしても冷えてしまいがちな足先を温めるための足カバー。100円ショップのペットボトルカバーと帽子クリップを使っていて、なにげに両方で400円もかかっている。実際に手を入れて温度を確かめてみると温かい。ちなみにエルゴでも使える。

下山は16:00。本日の行動は、行動時間4時間、歩行2時間45分、休憩1時間15分。

赤ちゃんを背負ってだと、まぁまぁちょうどよかったと思う。

今回は夫婦以外に第三者が加わるというパターンでとっても新鮮だった。 同じ世代じゃないしほとんど初めて合うような間柄だったにも拘らず、同じ登山サークルでがんばってきた仲間ということで私もキタオくんも先を争うようにして話しかけたのでした。これから教員になろうという若者は、もし3人で行っていたならまったく記憶に残らなそうなこのハイキングをとてもフレッシュな楽しいものにしてくれました。 こんなトークも、山を歩きながらすると楽しいですねー。しかも相手に子供が居ないなら、自分の子供の心配だけしていれば良い訳だし、とってもラクです。付き合ってくれる人がいるなら、こういうハイキングも良いなぁと思ったのでした。