初心者のための登山とキャンプ入門

子連れ登山に必要な10のグッズ・その①

子どもと登山おにぎりを欲しがるでっちゃん

赤ちゃんが0歳5ヶ月の時より子連れ登山を始めました。いつも行き当たりばったりでやっていますが、そんな中での必需品や使ってきた装備、おすすすめの道具の紹介やレビューをしています。

石井スポーツ 登山靴の選び方

ベビーキャリー、背負子

ドイターのキッドコンフォート2

まず、これがないと始まらない!

私は初め街なかで使う抱っこヒモのエルゴからスタートしました。0歳5ヶ月の時点ではエルゴを使って散策程度の登山をし、背負子を使ったのは6ヶ月の時から。まだ腰が座ってない頃。おそるおそる、試し試しのっけてみてちょっとしたハイキングをしました。

日本の登山用品店で手軽に手に入るのは、

あたりだと思います。 私が買うときに気にした点は、

  • 子供が背負われて寝た時に顔がぶつからないか
  • 日差し除けがあるか
  • レインカバーがあるか

という点です。実際店に行って商品に子供を乗せてみた感じでドイターのキッドコンフォートⅡを選びました。モンベルは大好きなメーカーで、他の2つに比べれば値段も半額なのですが、背負った感じがどうしてもしっくり来ませんでした。キッドコンフォートは座面やショルダーハーネスもしっかりしているのでけっこう重量があったのが難点だったのと、はやりそれなりの値段がしたのが痛かったです。しかしベビーカーやベッドなどはお古をリサイクルショップで格安で買えたりしますが、こういうものはなかなかそうは行かないですもんね、しかたないです。

このドイターのキッドコンフォート 2は取り外し出来る日除けが付いています。実際、登山道上には枝や笹が飛び出ていて、ちょうど子供の顔のあたりにぶつかりそうになることがけっこうあります。そういう意味でも、この日除けと日除けに付随しているカバーは重要です。また、雨の時には歩かないと思いますが、保温のために、レインカバーも必須でしょう。山は涼しいことが多いですし、背負われながら寝てしまうとすぐに冷えて風邪を引いてしまいます。

では、いつまで使えるのか。ここが悩みどころだと思います。

私達の例で言うと、6ヶ月から使い始め最後に使ったのが1歳11ヶ月の時、スノーシューに行った時です。その後、下の子供の出産があったので登山はお休みしましたが、もしそれが無かったら2歳一杯は載っていたであろうと思います。乗ったり、歩いたり、というふうな感じで。というのは、体重どうこうというよりも、お散歩に行ってもすぐに ”ダッコ~” とぐずる、というのが2、3歳頃の習性だからです。
3歳になった頃には体重が15キロあったので(周りの子より少し大きめ)、とても背負って何時間も歩くのはキツイだろう、という感じでした。ちなみに商品自体の耐荷重としては全体(子供+荷物)で22kgです。これを見て 「こんなに重い子も使えるなら、長く使えそう」と思ったものですが、どうもこれは甘かったようです。

では、おんぶヒモとの違いはどうでしょうか。

平坦な高原などの散策なら、エルゴなどのウエストベルト付きのおんぶヒモで充分だと思います。足元を特に気にしないで歩けるような林道なら、前ダッコでも大丈夫でしょう。実際に腰も座っていない時期や寒い季節などは 「エルゴの方が良いのでは?」と思ったりもします。エルゴも20kgくらいまで耐荷重がOKな製品もありますね。

一番の違いは、万が一転んだ時のダメージではないかと思います。布ですとやはり衝撃はダイレクトに受けますが、フレームがあると、衝撃はかなり和らぐだろうと思われます。あとは、夏場なら、くっついているお腹や背中が暑くなってアセモなどの心配がありますが、その点は快適そうです。

また、子供の体重が重くなればなるほど、フレームがしっかりしているベビーキャリーの方が背負う親にとっての負担が少なくなることは確かです。

けっこう値段も高いですので、購入は迷われる方は1回レンタルしてみるのもおすすめです。

親用の、トレッキングシューズ

ノーブランドの安いトレッキングシューズ

赤ちゃんを背負っている人は、絶対に転ぶわけにはいかないので!

不安定な道を歩く時、トレッキングシューズは絶大な力を発揮します。大人はもう足のサイズも変わらないので、赤ちゃんを背負う役目の人は買ってしまって良いのではないでしょうか。

海外人気ブランドのものなど値段は高価ですが、うちで使っているのはABCマートみたいな感じの普通の靴屋がオリジナルで作っているもので7000円くらいのものです。最近では海外ブランドでなくても、このような商品がたくさん出てきているのはうれしいことです。やっぱり金額なりな感じはしますが、ソールがしっかりしているのと足首が固定されているので普通の運動靴よりは全然安定感があるようです。また普段履きがドロドロになってもめんどうですから別に用意するのは良いですよね。

足首を覆うミドルカットか、もっと高いハイカットを選ぶと体のサポート力は上がり足の筋肉への負担は減ります。

厚手の広いマット

テント用銀マットを敷いて休憩

赤ちゃん時代も子供時代も大活躍。

子供をベビーキャリーに載せるなら、マットの上でハイハイさせてあげたり歩かせてあげたりという休憩を定期的にすると良いでしょう。ずっと同じ姿勢なのはきっと疲れますよね。

オムツ交換も出来ますし、落っこちている石などを口に入れるのを防ぐためやオニギリなどを落とした時に土がつかないようになど、赤ちゃんから子供まで大活躍です。とくにハイハイやヨチヨチの時などはすぐに転んで危ないので、”移動可能範囲”の明確化としても役立ちます。また、トレッキングシューズを履き始めた頃は、靴ずれの点検や足を休ませるのに有効です。

私達は初め、ブルーシートを使っていました。100円ショップのものでは薄すぎて地面の石の角などが出て危ないので、ホームセンターなどで売っている頑丈なものです。やや重量があるのが難点ですがやはりしっかりしているので破れることはありませんでした。他には、寒い季節にテントマット(テント内に敷く銀のマット)を使ったりします。これは暖かく軽くやや厚みがあるので良いのですがかさばるためザックの外につけています。また、ブルーシート寄りは破れやすいです。

もし、もっと休憩時間を長く取って快適にするために良いマットが欲しい、と考えている人に試して欲しいものがあります。それは引っ越し業者さんなんかが床を保護するために使っているマットなのですが、厚みのあるキルティングの裏にゴムが塗っていて滑らないようになっているものです。ホームセンターで売っています。これだけを直に敷くと土で汚れてしまいますから、下に100円ショップのビニールシートを合わせれば地面が湿っていても大丈夫ですね。ツルツルと滑らないしより快適な休憩スペースができるんじゃないかなぁと思います。

レインウェア

3人分のレインウェア

山の心得としては必須ですが、状況により判断ですかね・・・。

レインウェアを持っていくかどうか、悩みますよね。うちの場合では3人分で1700gもありました。子供を背負わない人が全員分の食料やレインウェアを背負うと考えると、とっても大きな荷物ですね。

これまで私は毎回持って行っていたかと言えば、「今日は山に登ろう」と出かける時は持っていっていますが、ぷらっと行った時なんかは持っていない時もありました。

多くの子連れ登山の場合、「雨は絶対に降らないだろう」 という天気の時に行くと思いますが、万が一降った時に、それは即、事故や遭難に繋がる可能性があります。そういう意味で持っていなければいけない基本装備なのですが、しかしどの程度の影響かは季節や下界までの距離に大きく左右されると思います。30分位の林道歩きとか高原のちょっとした散策などでも絶対持っていかなければいけない、とは言えないので、やはり最後には状況により判断という事になるのでしょうか。

私はレインウェアを持って行ってはいても、実はこれまで一度も使ったことはありません。じゃあ要らないのか、と言えばそうでもありません。

例えば、8月のお盆に行った立山の雷鳥沢などでは、仮に、雷鳥沢から室堂に向かって戻り初めた3時頃に夕立が降ったとしても、おかしくありません。もしその時レインウェアが無かったとしたら確実に事故に繋がっていたと思います。戻りの2時間、標高もあり風もありましたし、風や雨を防ぐ所は山小屋しかなく、3才児に「雨が降ってるからダッシュして~」とお願いしても思うように歩いてくれる訳もありません。歩きながら寝ていたくらいです。想像するだけで恐ろしいことです。

上の写真のものは、お古で頂いたモンベルのレイントレッカー Kid'sです。登山用のレインウェアなんてさぞかし高いんだろう、と思われるかもしれませんが、定価で7300円となかなかリーズナブルです。ゴアテックスではありませんが充分な通気性があり、身長も伸びてすぐに使えなくなってしまうことなどを考えても、充分だと思います。

ちなみに、ベビーキャリーに乗る赤ちゃん用には、キャリーに付属していたレインカバーの他に100円ショップで買ったレインパンツ(写真左下)を持って行っています。カバーからはみ出た足先と靴が濡れないようにするためです。

子ども用トレッキングシューズ

AKUのトレッキングシューズ

こんなに違うとは、驚きでした!

子供にトレッキングシューズを履かせて歩きだしたのは3歳2ヶ月の時です。子供は正確に感想を伝えてくれませんのでわかりませんが、ハッキリ違うのは”トレッキングシューズを履いているとあまり転ばない”ということです。割れた石ころがコロコロと転がっているような、大人でも慎重になってしまう道でもタッタカと下っていきます。「体が軽いから、こういうものなのか」とも思うのですが、そうかと思えば逆に公園にあるちょっとした土の道の下りなんかで妙に腰が引けていたりします。「これくらい、お山で歩いているじゃん」と言っても何も回答はありませんが、もしかしてそれは足首が固定されていないことと靴底が明らかに違うのが感覚でわかるのかもしれません。

以前読んだ育児書に 「子供には常にサイズがピッタリな靴を履かせましょう。サイズが大きくなってすぐに履けなくなってしまうからもったいない、と言って大きめを履かせると歩きづらかったりして歩くこと自体がおっくうになってしまいます」 とありました。このような意味でも、子供には山好きになってもらいたい、と強く願う場合はトレッキングシューズを買っても良いかもしれません。

私は特にそんなおもいもなく、たまたまお古を頂いたので履かせました。しかし、「あのルートは石が転がってる道だろうか?木の根道だろうか?ぬかるんでるだろうか?砂っぽいだろうか?」などということを何も思い煩う必要がない、というのはとてもラクです。

写真の製品はAKUのもので、石井スポーツが取り扱っています。子ども用トレッキングシューズの中ではかなり本格的な方で値段も高めだと思います。
ここまで専門的なものじゃなくて、もっと普段でも使えるものを、と考えている人にオススメなのがキャラバンが作っている子ども用ハイキングシューズ(C9_03jr HK)です。キャラバンは自分も履いていて好きなメーカーですが、日本のトレッキングシューズの老舗メーカーで信頼しています。なによりも「やたら高くない」という印象があります。この商品も3990円と良心的な値段だと思います。こちらはサイズが19cmからです。

同じような価格帯では、モンベルのマーセドブーツ Kid'sがあります。こちらはサイズが16cmからあるので足の小さい子にはいいですね。