6月の旭川は寒い。煙突ストーブの灯油ホースは何処へ
北海道旭川・移住の記録 #7
2020年6月8日(月)。6月だと言うのに旭川は寒い。旭川というか、森の中の家が寒いだけなのかも知れない。置いてあった煙突ストーブを使いたいが、初めて見るストーブなので灯油がどの様に供給されているかもわからないのだ。
そしてまた、昨日とは違う大きなスズメバチを発見。対策に殺虫スプレーを購入。
煙突ストーブの灯油ホースは何処へ
最近朝がひどく寒い。
6時に目覚ましをセットしているが布団から出れず、というかソファーから身を起こすことが出来ず、そのまま2度寝。次は7時の目覚ましで目を覚ますがやはり動けず、布団を被り、ソファーのひじ掛けに背を預けた状態でウトウトとする。8時頃になるとやっと気温も上がり、活動出来る様になる。今後の旭川人生が不安になる。
しかしそれでも寒いので煙突ストーブを点けようとするも、やっぱり点かない。電源は入りブーンと言うが、やっぱり火は出ない。何事も昨日と全く同じである。
はたして、灯油は外のタンクからちゃんと供給されているのだろうか。というか、この灯油ホースは床下に潜っているけれど、その後どこに繋がっているのだろうか。
今まで何も気にしていなかったが、ストーブはちゃんと使える状態にあるのだろうか。ストーブが壊れているのはまあわかるけれど、全体の仕組みがわからない。ホースが途中で切れているとか、途中で詰まっているとかも考えられるんじゃないだろうか。
それを探るべく外にでる。そして外の方が暖かいことを知る。
家の裏に回りタンクを確認してみる。しかしホース的なものは一本しか出ていない。そしてそのホースは地面に潜っている。たぶん、風呂場前の給湯機につながっているのだろう。
では、ストーブのホースはどこにつながっているのだろうか。床下に入ってしまっているので確認ができない。
煙突ストーブは、外のタンクから灯油が供給されるので便利だと思ったし、煙突もかっこいいのですごく使いたかったのに。まあまだ夏前だからいいけれど、本格的に寒くならないうちに対策をとらなければならない。
個室とキッチンの掃除
寒さとストーブが使えないことですこぶる萎えたが、気を取り直して掃除をすることに。
まず途中だったリビングの掃除を終わらせて、仕事ができる状態に持っていく。
そして引っ越しして5日目、ついにパソコンをセッティングして電源を入れた。引っ越し途中で壊れたりとか、後付けのグラフィックボードが外れてしまったりしないかとか心配だったけど、問題なく立ち上がった。
これでパソコンの音楽も聴くことができる。インターネットはまだまだ繋がらないが、とりあえずはハードディスクのものがいくつか聴ける。掃除の途中で度々レコードを裏返しにする手間がなくなった。
個室は3つあるが、まずは一番手前の部屋を掃除。ここをとりあえずは衣裳部屋に仮決定した。
掃除の流れは、まずほうきで壁や窓枠の蜘蛛の巣を取り払う。そして落ちたごみを掃除機で吸い、最後に床の雑巾がけする。雑巾がけの際に出たゴミは再度掃除機で吸う。
カメムシの死骸を吸ってしまったせいか、掃除機の排出する空気が青臭くなった。
毎日が勉強である。
続いてキッチンの床と通路を雑巾がけした。
この家ははっきりと汚いわけではないけど、裸足で歩くとざらざらして、そのうちに足の裏が汚れてしまう。このままではヤフオクで買った本物かどうかもわからないペルシヤ絨毯が、あっという間に真っ黒になりそうだ。
ということで、まずは足の裏が汚くならないように床を雑巾がけするのだ。
夕方には代車のムーブでツルハドラッグに行き、スズメバチ対策の殺虫剤なんぞを購入した。
昨日軒下の巣を撤去したものの、ここにはどうやら別のスズメバチがいるかもしれない。外にでた時、僕に接近して威嚇してきた蜂がいた。ブーンとものすごい低音を響かせながら。しかもでかいヤツだ。昨日のスズメバチよりも一回り以上は大きい。
こいつがもしかしたら家に巣を作っている可能性がある。早いうちに見つけて除去せねばならない。
スマホで調べると、スズメバチの巣に殺虫剤をかけてしまえばそれで良いらしい。しかしスズメバチ用の殺虫スプレーは強力な噴射で、使用時間はどれも短い。なので2本購入した。
購入したのはフマキラーのハチ・アブバズーカジェット。巣作り阻止を謳っていたのでこれを選んだ。というかツルハドラッグにはスズメバチに効く殺虫剤が2つしかなくて、安いほうは売り切れだったのでこれしかなかった。
果たして効果はいかに。
家に戻ると、突然強烈なホームシックになった。旭川に来て、大自然と森と、自由に音楽が聴ける環境を手に入れたが、ここに来ることで失ったものの大きさも実感した。