初心者のための登山とキャンプ入門

ついに「ハチミツ入りハチトラップ」にスズメバチがかかる

ハチトラップにかかったスズメバチ

北海道・旭川 -半森ぐらし- #10

2020年6月11日(木)。家を買ったり土地を買ったりすると「不動産取得税」というものを払う必要があるが、条件があえば減税できる。 今日はその手続きをしに上川総合振興局やらへ行った。
どうやら支払った3分の1以上の税金が減税され還付されるようだ。

そして先日設置したハチトラップに、ついにスズメバチがかかった。

(※文中の「アラヤシキ」とはアラタの屋敷と言う意味で、買った自分の家をそう呼んでいます。)

スズメバチと不動産取得税の減税手続き

上川総合振興局
上川総合振興局。グーグルストリートビューより

朝は久しぶりに6時に起きることが出来た。昨晩気絶する様に眠れたこと、そして朝が寒くないことが原因だろう。

それからすぐにパソコン仕事をはじめた。各部屋の窓を開けて風を通す。これが毎朝の習慣である。

スズメバチを警戒する日々

音楽でも聴きながら仕事をしたいがそうもいかない。僕はスズメバチのの羽音を聴かなければならないのだ。
一昨日殺虫剤で巣をびしょびしょにされたスズメバチかわからないが、昨日は家の周りを飛び回るスズメバチを数回見つけたし、家の中にいても恐ろしい羽音が換気扇から聴こえてくる。

僕が見たところ、スズメバチは巣作りをしているイメージではなく、巣を作る場所を探している様に思える。どこか別の場所に行けば良いものを、なぜか我が家に執着しているように思える。焦って気が立っている様にも見える。

森を見ようと外に出ると、スズメバチにばったりと出くわし、脅かされることがある。彼女はまるで、ここは私の土地だと言わんばかりに僕に急接近し、1メートルくらいの位置でピタッと止まり威嚇する。
なので外に出るときはそうっと様子を見ながら出なければならない。そして辺りを警戒し、音に集中しなければならない。音に敏感になり過ぎて、車のエンジン音でも警戒してしまう様になった。

この土地は僕が高いお金を出して買ったのだ!ビクビクして暮らしたくないのだ!とスズメバチに言ってやりたいが、まあ僕は後からからやってきたよそ者だし、スズメバチには人間のやり取りなど関係ないことだ。それに僕が日中家にいなければ、スズメバチのことなんて気にせずにシーズンを終えられるだろう。

けれど、負けるわけにはいかない。絶対に巣を作りたいスズメバチと巣を作らせたくない僕との闘いである。

ちなみに、ミツバチやアブのハネの羽音が原付の排気音だとしたら、スズメバチはハーレーなどのアメリカンバイクだ。低い音が聴こえるので非常にわかりやすい。マルハナバチの大きいものはスズメバチに近い音がするが、やや軽い。

仕事中、ものすごく近くにブーンと言う音が聴こえたので恐怖を感じゾワッとする。ふと左を見るとスズメバチが網戸に張り付いていた。
全身に鳥肌を立てつつもアブ・ハチ・ジェットバズーカーを手にして、蜂に噴射してみる。一瞬落ちた様にも思えたが、地面を見てもスズメバチの姿は確認できなかった。

アブ・ハチ・ジェットバズーカーでは、やはり動きを一瞬止めることくらいしかできないのだろう。

不動産取得税、減税の続き

昼には上川総合振興局とやらに行った。どういった役割を持った機関かわからないが、ここに行き書類を提出すると不動産取得税が減税されるらしい。以前東京で必要書類を用意して郵送で送ったものの「引っ越してからまた来てくださいね」ということだった。

まともな地図もないしナビもないし、スマホも激安プランなので地図アプリは使えなかったが、上川総合振興局に無事にたどり着いた。旭川の道は格子でわかりやすいので、間違えても割となんとかなる。

書類の受け付けは5分から10分ほどかかったがうまくいったみたいだ。
担当者の話によると、不動産取得税の合計11万6700円から、8万7000円還付されるようだ。非常にありがたい上に嬉しいが、はじめからそれを引いた額で請求してくれればいいのに。アラヤシキの土地の大きさや築年数など調べればわかるはずだろうけど、それは難しいのだろうか。

ハチトラップにスズメバチがかかる

上川総合振興局からの帰り道を3度ほど間違えながらも無事に帰宅。

すると家の前でまたスズメバチの姿を目撃した。
やばい、このままではアラヤシキの森はスズメバチの支配下となり、僕は外にでられず引きこもりになってしまうかもしれない。今徹底的にやらなければ、後々次から次へと誕生してくる働きバチの軍団に怯えて暮らさなければならない。それはイヤだ。僕は高いお金をだしてここを買ったのだ。

ということで、まずはお決まりの観測をすることにした。カメラを三脚に乗せて家を色々な角度から撮影し、スズメバチがアラヤシキに巣を作っていないか確認する。

そんな中、ふと西の木にぶら下げたペットボトルの蜂トラップを眺めると、何やら大きなものがかかったらしい。大きな蜘蛛だろうかと思って近づくと、なんと激しく動いている。スズメバチがハチミツ水の上で泳いでくるくる周っている。

絶対に効果がないだろうと思っていた自作の蜂トラップに、とうとうスズメバチがかかったのだ。

ハチトラップの効果があって嬉しかったけれど、大変悲惨でショッキングな映像である。

そこはまさに地獄であろう。深い井戸に落ちた自分を想像する。あがいて泳ぎまわり、そしてついには力尽きて水面に浮かぶのだ。

しかし情けも同情も無用である。僕はここで、楽しく草を刈ったりベンチで森を見たり、不安なく遠慮なく過ごしたいのだ。まだ一年目だし、楽しくて平和な時間がたくさん欲しい。

ハチトラップのハチミツを増量し、設置場所を変えてみる

とかなんとかぶつぶつ考えていると、近くの森にスズメバチ2匹を発見。観察していると、どうやら彼女らは何やら採集をしている様に見える。 アラヤシキの周りを飛び回る高圧的な蜂とは違い、葉っぱから葉っぱに飛び移り何がしかをしている。遠くから見ている分には平和的な光景だ。

たぶん、その2匹はどか違う場所に巣を作っているのだろうと想像する。気にしなくてもよさそうだが、のちのち大量のワーカーがここに来ても困る。
よし、別の場所に設置した二つもこちらにもってこよう。ワーカーを生む前に死んでもらおう。

スズメバチの入っていない二つのペットボトルを回収し、効果が強まることを期待してハチミツを増量。でもハチミツは、本来なら僕がパンにかけて食べたいのだ。

そして蜂の入口の角度を調節して、森の中の木々にぶら下げた。さて、どうなるだろうか。

ハチトラップを木にぶら下げる
ハチミツを増量したハチトラップの場所を移動してみる

夜は4か所から定点撮影をした動画の確認。合計一時間ほどだった。
スズメバチの存在は確認できたけれど、アラヤシキに巣を作っているという様には見えなかった。