初心者のための登山とキャンプ入門

ついに、リスがクルミを食べる瞬間を目撃する

リスが置いたクルミを食べる瞬間を撮影
ついに捉えた衝撃の瞬間。ネッシーみたいな写真になった

北海道・旭川 -半森ぐらし- #23

2020年6月24日(水)。朝、何かが屋根の上を走り回る音で起こされた。それはエゾリスだった。リスは屋根から降りると玄関ポーチに置いたクルミを手に取った。
置いたクルミが無くなっているのを毎日確認するだけであったが、ついにその瞬間を目撃した。

(※文中の「アラヤシキ」とはアラタの屋敷と言う意味で、買った自分の家をそう呼んでいます。)

ついにリスがクルミを食べる瞬間を目撃

朝、目が覚めてスマホを見ると5時20分だった。寒いのでソファに放って置いた服を慌てて着込む。すると上から何かが走る音が聞こえてきた。

寝ぼけていたので「朝から上の階の子供が走り回ってるよ」うるさいなあと思った。
すると音は止まった。いや、そう言えばここは旭川のアラヤシキだ、と夢うつつから覚醒した時、また個室の方の天井の上から「タカタッ、タカタッ、タカタッ」と何かがかけてきて、ちょうど自分の頭の上で止まった。
そしてまた向こう側へ「タカタッ、タカタッ、タカタッ」と移動する。東南から北西へ一直線で往復しているようだ。

とうとうテンとか、ハクビシンみたいな獣が来てしまったか、と思った。昨日はサンショウウオを見たのでそれもありうると思った。屋根の上だろうか。屋根裏だろうか。
すると突然その何かは屋根の上辺りを「ダダダダダ」と加速し、そしてその音は家の屋根のヘリ辺りで消えた。坂道をダッシュで下り、その勢いでもってジャンプして遠くに飛ぶ。みたいな映像が浮かんだ。

「そいつは降りてくる」と思った。何がでてくるのだろうか。
恐る恐るカーテンの隙間から外の様子をうかがう。すると屋根を支える柱の向こうにちらっと茶色いしっぽが見えた。エゾリスだ。そしてそのリスはすぐさま玄関ポーチの下に隠れた。
やはりリスは朝5時か6時頃にアラヤシキに来ていたのである。害獣と呼ばれる獣ではなく、リスで良かった。

ならばこのリスはクルミを食べるはずだ、と思いカーテンの隙間を観察していると、すでにクルミテーブルの上に置いたクルミはなくなっていた。

残りの柵の2個は食べないのだろうかと思い息を殺して見ていると、リスは家の前の広いスペースを走り回っている。何やら楽しそうに見える。
それが終わると玄関ポーチの柵の上に登ったり降りたりぴょんぴょんしている。木の上を歩くトトトッ、トトトッ、という音が聞こえてくる。リスが歩く音ってこんなによく聞こえるのだ。

そしてリスはクルミをかじった。ついにリスが、自分の置いたクルミをかじる瞬間を目撃することができた。一時は、クルミを持っていっているのはカラスなのでは、僕はカラスを餌付けしているのでは、と疑ったこともあったが、やはりリスであった。よかった。

リスが置いたクルミを食べる瞬間を撮影
次回はまともな写真を撮りたい

そしてまたリスはを走り回る。その姿は、飼い主が出勤したあと家の中を自由に遊び回る犬、みたいな感じに見える。そしてリスはまた玄関ポーチにやってきて柵を上り、3個目のクルミをかじる。
すごく近い距離だ。現場を抑えようと思いカメラを持ってきて写真を撮った。ピントが全然合わない上に頭も回らない。ならば入り口の窓から写真を取ろうと静かに内ドアを開ける。するとドアはギィーっと魔女の館のドアみたいな大きな音で鳴る。

これはもうだめだろう、とドアの窓から外を覗くも、やはりもうリスはいない。木の上を歩く音もしないし、屋根を歩く音もしない。

毎日が驚きの連続である。旭川の森で暮らし始めて、毎日何かしらを発見しては驚いている。驚くことがなくなった、という人にはぜひ経験して頂きたい。

ちなみに、僕は最近朝の5時20分に目を覚ますことが多い。なんでだろうと思っていたが、もしかしたらリスに起こされていたのかもしれない。

自治会長さん

はしごを登り、屋根裏通気口前で争うマルハナバチを捕獲する姉
ユンボに倒されたと見られる木の幹から、なんかたくさん生えてきた。萌芽枝とやらでしょうか

いつもの様に草刈りを終え、外でストレッチをしていると森の入口のところで女性がこちらを見ながら歩いているのが見えた。以前に噂を聞いていたが、アラヤシキの土地を欲しがっている人なのかもしれない。もしくは2個隣に新しく家を建てる人かな、と思っていたらその方は登ってきた。

どうやら彼女はこの町内の自治会長さんで、わざわざ挨拶に来てくれた。とても品のいい、東京で僕が暮らしていた団地では絶対にお目にかかれないタイプの人だ。世田谷のいいところとか、そう言った場所で暮らしていそうな雰囲気がある。この辺りはそういう雰囲気を持った方が多い。
僕もここに住み続け、そんな雰囲気を1mmでも体得したいものだ。立派な口ひげを生やし、昼は斧で薪を割り、夜は薪ストーブの前でジャズを聴きながらライフルを磨く。そんな男だ。

どうやら自治会長さんは長くこの町に住んでおられる様で、アラヤシキが建った頃の事を知っていた。少しの間お話をして、この辺りの面白い話をたくさん教えて頂いた。
自治会に入るのは強制ではなく自由で、また入る入らないに関わらず自治会費は200円の様だ。またこの辺りの自然の森の姿が好きで、ずっと残して行きたいと考えているらしい事も分かった。僕もそれは同じなので嬉しい。

今日は暖かい。暑い。 こんな日は涼しいアラヤシキが快適だ。

昨日のマルハナバチ戦争はどうなっているだろうか。見ている限り、働き蜂が次々と出入りしているのでカタはついたようだ。アカマルハナバチちゃんは防衛に成功したのだろうか。
しかしいつもと様子が少し違うのは、巣の入り口である屋根裏換気口の前で、一匹のマルハナバチがホバリングし続けているのだ。
あいつは巣を守る門番であろうか。それともスキをうかがう敵方であろうか。僕は巣の下で、その行方を固唾を呑んで見守るばかりである。頑張れ、アカマルハナバチ。

トドックの宅配システム&キャベツ焼き

宅配システム トドックのカタログ
トドックの大量のカタログ

コープさっぽろから電話があった。
先日、コープの宅配サービス「トドック」をお試しでやってみませんか?と電話を受け、その後カタログを直接アラヤシキまで届けに来てくれた。そして来週の水曜日にまた電話します、検討してみてください、とのことだった。そう、今日は水曜日。

雑誌のごとくボリュームがあるトドックのカタログを読んで、僕はとても興味を持った。
一人暮らしでも食べやすいメニューが多い。スーパーで買物をするのは面倒だし、スーパーに行ったら行ったでレトルトカレー、フルグラ、インスタントラーメン、魚肉ソーセージ、黒豆せんべい、そして惣菜や弁当くらいしか買わないし、買えない。思いつかない。

なのでコープで適当に選んで買えば、もうちょっと栄養があるものを食べられるんじゃなかろうか、と思った。雪の日も配達してくれるならとてもありがたい。やってみようと思った。

しかしそこで思い出した。冷蔵庫がないのだ。
そしてその事実をコープの担当に電話で告げてみた。冷蔵庫がないのだと。すると彼女は困惑した。それはそうだ。トドックをやってみたいが冷蔵庫がない、と言っている人に何を言ってあげたらいいのだろう。冷蔵庫を買って見てはいかがですか?なんて余計な事は言えないだろうし、こうしたらこう返す、みたいなスクリプトももちろん用意されてないはずだ。

そんな訳で彼女の発した言葉は「どうしましょう?」だった。なぜだか「勝った」と思った。そして、一ヶ月以内に冷蔵庫を買うと思うので、そしたらそちらに連絡する、という形で電話は終わった。
引っ越しをしてから20日も経っている。冷蔵庫を買わなくては。

コープ名物!鉄板キャベツ焼き、レンジのアリ

コープ名物!鉄板キャベツ焼き

夜ごはんにと、昼間コープで買っておいた「コープ名物!鉄板キャベツ焼き」を食べようとすると、辺りにアリが2,3匹歩いている。

アリは久々の登場である。もしかしたらキャベツ焼きの匂いに釣られてやってきたのかもしれないと思い、早いうちに食べようと電子レンジで温める。自動で温めて、その後500ワットで30秒温めた。

そして電子レンジからキャベツ焼きを取り出すと、レンジの中に歩いているアリを発見。レンジの隅にでもいたのだろうかと思い、ふとキャベツ焼きを見ると、フタの上を歩き回っているアリを発見した。

僕はどうやら「コープ名物!キャベツ焼き」をアリと共にレンチンしたようだ。生きたアリを500ワットで30秒温めても死なないということがわかった。
毎日が驚きの連続である。

さて、アリはキャベツ焼きの何につられたのだろうか。キャベツ、卵、濃厚ソース、お好み焼き粉、マヨネーズ、鰹節、増粘剤、調味料、着色剤、膨張剤、香辛料のどれであろうか。あるいは「コープ名物!キャベツ焼き」がアリの大好物なのかもしれない。

かりんとうにも粉ミルクにもアリは反応しなかった。
時間があればそのうち、アリは何に反応するか、をテストしたいものだ。