初心者のための登山とキャンプ入門

匠工芸のウォルナットの椅子を買う

匠工芸で購入した試作品のウォルナットの椅子
匠工芸で購入した試作品のウォルナットの椅子

北海道旭川・移住の記録 #19

2020年6月20日(土)。今日は姉が会員である「あさひかわサケの会」による川沿いのゴミを拾うイベントに参加した。
その後は東神楽町にある家具メーカー「匠工芸」に行き、ウォルナットの椅子を購入した。クリアランスセール中で、試作品で、激安だった。

あさひかわサケの会のゴミ拾いイベントに参加

作業前の挨拶
作業前の挨拶

朝6時に起きる。本日は姉が会員になっている「あさひかわサケの会」の催しで、川沿いのゴミを拾うというイベントがある。僕もそれに参加するため、今日はいつもより早い6時半から草刈りをやった。 草刈りは夢中になると時間を忘れるので、タイマーを使って1時間きっかりの草刈りだ。

8時前に姉の家に行き、例のホットサンドをご馳走になり、皆で車で神楽岡公園に向かった。神楽岡公園と言えば「離宮」の建設計画があった場所である。リスがたくさんいる大きな「上川神社」もある。姉の旦那は風邪なので参加しない。

ゴミ拾いのイベントには50人ほど集まった。前回参加した時は10名程度だったので、こんなにも集まるものなんだな、と驚いた。基本的に年齢層は高めだけれど(サケの会の年齢層が高いのかもしれない)、子供も数名参加しているし、コープや市の職員なども参加していた。

人数が多いので3班に分かれ忠別川沿いを歩きゴミを拾う。
我々の班は忠別川の左岸を5キロほど北西に下り、対岸に見える駅イオンを越した辺りのクリスタル橋で対岸に渡り、そこからまた忠別川の川沿いを神楽岡公園に向かって歩く、という周遊コースだった。距離があり時間がかかるので折り返しのクリスタル橋まではゴミは拾わず、クリスタル橋を過ぎてからゴミを拾う、という流れだった。

皆で川沿いを移動中
川に沿って移動中の様子。対岸には駅イオン

ゴミ拾いは嫌いではない。では楽しいのかと聞かれると謎ではあるが、別にやっててイヤなことではないし夢中になれる。草刈りに近いものがある。

モチベーションは自分がイメージしたところにゴミを発見した時の喜び。僕はゴミを捨てたい人間や、こっそりと影に隠れてタバコを吸う人間の心理がわかるので、なんとなく、どこにゴミが落ちているのかわかる。全然褒められたことではないけれど。

それと他の誰よりもゴミを取ること。前回も人一倍大量のゴミを取った様な気がするが、今回も取った。姪とチームを組んで、平均の量の15倍は取った気がする。誰かに褒められることは全くないが、ゴミが大量に入った袋を持って歩く姿は、腰に大将首をぶら下げて歩く武者の様でもあり、楽しい。

掃除終了後は神楽岡公園を散策した。ここにはリスの食事処があって、その中でリスがひまわりの種を食べていた。僕も作りたいと思った。

神社にあるリスの食事処
神社にあるリスの食事処

昼飯にはすかいらーく系列のしゃぶしゃぶ食べ放題の店に行った。姪達は大いに喜んでいた。僕は米を食わず、ひたすら肉と野菜を食べ栄養を補給した。

匠工芸のウォルナットの椅子を買う

匠工芸で購入した試作品のウォルナットの椅子
匠工芸で購入した試作品のウォルナットの椅子

食後は旭川市の南東に位置する東神楽町の家具工房「匠工芸」に向かった。姉が「匠工芸でクリアランスセールがある」と情報を仕入れていたのだ。

そして僕は全く予定にはなかったが椅子を買ってしまった。無垢のウォルナットの椅子だ。
少なくとも10万以上はするであろう椅子が、税込みで27,500円である。その理由は試作品だから、ということだった。匠工芸では依頼されて家具のデザインもするようで、その時に試作したものだそうだ。

リラックスするタイプの椅子ではなく、座ると背中がシュっとするタイプの椅子だ。またファブリックもないので座面が自分には硬いし、やや滑る。また長い間倉庫に置かれていたようで、オイルも飛んでしまっている。冬ごもりの時にでもオイルを塗ってみたいと思う。オスモやリボスを使っているらしい。

デザインは悪くないと思う。なんというか、シャープ過ぎず余裕のある感じで、我が家にあうのでは、と思った。サイドのラインが木の根っこみたいに力強くて好きだ。
作業部屋に椅子が欲しかったのでちょうどよかった。大切にして死ぬまで使っていこう。

椅子を手に入れた我々は、市内に戻るとリサイクルショップに行き、その後「春光台公園」という旭川の中でも大きな部類に入る公園に行った。そこで姪達とケードロ(僕たちはドロケーだったけれど)をして遊んだ。
正直できるならやりたくなかったし走りたくなかったけれど、体力をつけるのだ、と思い頑張った。今日は肉も大量に食べたし。

途中、カラスに自転車カゴの荷物を悪戯されて困っている中高生がいたので、馬鹿みたいに着ていたパーカーを振り回しながら走りカラスを追っ払った。旭川の人は大自然に慣れ、カラスくらい簡単に追い払うであろうと思っていたが、そうでもないようだ。

自宅に来る業者や配達の人たちも、みな「すげえところに住んでるな」みたいな顔をしている事が多い。
そうなのだ。旭川の人はみな普通に都会人なのである。半分森暮らしをしていると、みな同じ様な環境で暮らしている様に感じてしまい、それを忘れてしまう。