初心者のための登山とキャンプ入門

自転車旅行31日目:愛知県 栄から岡崎へ

岡崎城と波呂夫妻と僕

2007年6月6日

今日で旅が一ヶ月になる。
約一ヶ月の間走り続け、キャンプを続けた事になる。やれば出来るものだ。
とみちゃんも、僕もようがんばった。

この一ヶ月の間で学んだ事は、「人の目を見ない」と言う事だ。「見られている」と意識する事は精神的にかなり疲労し、判断力も、決断力も鈍る事が多い。「誰も見ていない」と思うといつもどおり、リラックスした気分でいる事が出来るのだ。試食すらリラックスして楽しむ事が出来る。

岡崎へ

名古屋の朝は昨日と変わらず騒がしく、クソ暑いのにみんなスーツを着ていた。ランドマークの少ない朝食をとりながらそんな風景を見ていると、何だか嫌な気分になった。みんな何になりたいのだろうか。

国道1号を一路岡崎へ。看板は静岡まで160キロを表示する。大型トラックがクラクションを鳴らして僕らを蹴散らす。桶狭間を越え、もうろうと走り続け昼飯はローソンでパンを食べた。とみちゃんがくじ引きでスポーツドリンクを当てた。神がかっていると思った。助かった。あまり休憩もとらず走りだし、「家康公のふるさと岡崎」にたどり着いた。予想より早くにたどり着いた。

岡崎は大きな川が流れ気持ちのいい町に思えた。
純ちゃんはいいところに住んでいるな、と思った。

純ちゃんとハロくんの家

純ちゃんが「あれが家」と指したのはちょっと変な形のマンションに思えた。不思議なくらい四角いのだ。そのせいで周りとの調和はとれていないようだ。しかしこのエリアは坂を上った高台にあり、道も静かなのでかなり良い条件にあると思われた。先ほどまでの喧騒が嘘のように静かなのだ。

マンションは三階建てで、その三階の南側が純ちゃんのおうちである。エレベーターが無いのが残念だが、三階ならまだ我慢出来る。間取りは和洋一部屋ずつと広めのリビング、駐車場二台もついてなんと七万円!と驚きの安さだ。期待を込めてドアを開いた。
フワっと気持ちのよい風が抜けていく。明かりも十分入ってきている。一歩足を踏み入れた瞬間から、これはよい家だな、と感じさせた。フローリングの廊下を進みリビングに出る、その瞬間さらに気持ちのいい風が肌をなでた。西向きの窓からは部屋中にたくさんの光が注ぎ、「家についたなあ」とほっとするような空間が広がる。特別広くないリビングだが、「これが僕の家なら・・・」と僕を唸らせたほどだ。とみ師匠も気に入っている様子がうかがえた。

気持ちのいい風が入り込みサワサワと揺れるカーテン。その向こうには山が望む事が出来る。
ナイスチョイス、純ちゃん。

夜めしに二人でハンバーグを作ってくれた。しかも僕ととみちゃんには三個もつくってくれた。
とてもおいしくお腹いっぱい頂いた。いやあ気持ち良く眠る事ができそうだ。

岡崎城
出発地 現在地 走行距離 走行時間 総走行距離 朝飯 昼飯 夜飯
名古屋 岡崎 57k 4時間 855k パン パン ハンバーグ