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ACCESS VIRUS TI2 POLARレビュー ② 付属品のこと。Polarかデスクトップか

ACCESS VIRUS TI2 POLAR
Ti2 Polarの外箱

ドイツからTi2 Polarはこんな感じで届いた。

Ti2 Polarの外箱をあけた状態

箱を開けるとこんな感じ。もうちょっとゴージャスな感じを想像していた。値段の割には地味だという感想を持った。

Ti2 Polarの付属品

付属品は以上のもの。電源コードが2つで一つはどこかの国用のものだと思う。それとUSBケーブルと簡易マニュアル。無くしてしまった時のためか、ツマミが2つ。赤いカードには何が書いてあっただろうか、大した事は書いていなかった様に思う。

Ti2 Polarかデスクトップか

ACCEESSのVIRUSを買おうと決めた時、悩んでいたことはデスクトップモデルにするか、鍵盤付きのPolarにするかということだった。

まあこれは今でも時々考えること。というのもやっぱりスペースの問題で、奥行き70cmの机にEIZOの巨大なモニターを置き、その前にTi2 Polarを置く。そしてさらにその前にパソコンのキーボードを置いてしまうと本当にスペースがいっぱいいっぱいになってしまう。

机がもう一つ別にあるのでマックブックかなんかを買って音楽用のスペースを作ればいいんだろうけど、Ti2 Polarを買った今そちらに集中したいのでそこにはまだ手を出せないし、PCに入れてあるプラグインなんかの事を考えてしまうと面倒くさくなる。

そういうこともあってTi2 Polarは大きいなと思ったりもするけど、僕のやりたいのが、リアルタイムでアシッドテクノ的なつまみをぐりぐりと動かして遊ぶ音楽だったと言う事もある。長い間ダウを使って曲を作っていたけども、どうも向かない。それよりも適当にリズムを変化させ、ベースを変化させ、シンセの音色を変化させていくという、その場その場で音をいじくっている方が音が面白い方に転がっていく事が多かった。なのでなるべくならダウは外して、ハードだけで音楽を作れる環境を作ろうと考えていた。

そう言うわけで、鍵盤付きのTi2 Polarは、そのような音楽をやるには非常に大きくて、リズムマシン、ベースマシン、Ti2 Polarと机に並べてしまうとそれぞれの距離が離れてしまい、どの機材の操作も散漫になってしまう。そして鍵盤がなかったらなぁとついつい思うことがある。もちろん、もっと練習してなおかつ椅子に座らずに立って演奏すればいいのだとは思うけれど。

何を書きたいのかさっぱりとわからなくなってきたからまとめよう。

デスクトップのTi2にすれば良かったか、とTi2 Polarを買ってからも思う事はしばしばあったけれど、今は、どちらでも良かったんだろうなと思っている。 Ti2 Polarでもデスクトップでも。どちらを選んだにせよ、いずれかの所に落ち着いていただろうと思う。

結局、本格的なアシッドテクノを作りたいと思っていたけれど、今はテクノどころかリズムが入っている音楽を作っていない。リズムマシンもベースマシンも使わずに、Ti2 Polar一つだけで音を作っている。Live8ですら、ただのレコーダーと化している。

僕のやりたかった音楽とはまるっきり違うものを今は作っていると思う。それはTi2 Polarを選んだからだろうと思っている。鍵盤を弾きながらツマミをじっくりといじくって音色を変化させる。そうやってTi2 Polarに集中して遊んでいるのが最高に楽しいので、自然とそんな感じの音に向かってしまう。鍵盤のないデスクトップを選んでいたら、こういう方向に向かったかはわからない。
けれど、デスクトップはデスクトップでそれに向いた音作りをしていたんだろうと思う。そう思うと、Ti2 Polarでもデスクトップでも、どちらでも良かったんだなと思う。今やっていて楽しければそれでいいんだ。