初心者のための登山とキャンプ入門

プレミアプロの4Kレンダリングが遅いのでグラフィックボードを交換

msi geforce rtx 2060 ventus xs 6g oc

MSIのGeForce RTX 2060 VENTUS XS 6G OCを買う

アドビのプレミアで4K動画を編集しようと思ったが、エンコードは遅いしプレビューの再生もカクついてしまい仕事にならない。というか、カメラで撮影した4K動画をWindowsのプレイヤーで再生するのですら危うい。
4Kなんてやめてしまえばいいのだけど、やっぱり4Kは美しい。

ということで、自分のパソコンの一番弱そうなグラフィックボードを補強することにした。グラフィックボードの交換なんて素人にはハードルが高かったけれど、結果はうまく行き使えている。

自分はPCの知識がないのでグラフィックボードの性能とかさっぱりわからないけど、作業の過程で起こったこと、必要になった物のことを書いてみたいと思います。参考になれば幸いです。

MSIの「GeForce RTX2060 VENTUS XS 6G OC」 を選んだ理由

MSI GeForce RTX 2060 VENTUS XS 6G OC グラフィックスボード
MSI GeForce RTX 2060 VENTUS XS 6G OC グラフィックスボード

パソコンについていたグラフィックボードがNVIDIAだったので、同じくNVIDIAで3万円くらいのグラフィックボードをアマゾンを探していると、この GeForce RTX 2060 VENTUS XS 6G OC が突然タイムセールになってしまった。

オロオロとしているうちに、どんどん商品はカートに入り、そして5分くらいで売り切れに。しかしだめもとでキャンセル待ちをしてみるとすぐにキャンセルが出た。
そんなわけで買ってしまった。

なのでRTXがなんなのか、OCやVENTUSがなんなのかもわかっていない。MSIがメーカー名であろうと言うことがなんとなくわかるくらいだ。
とりあえずPCI-Expressで、サイズもOKぽかったのでなんとかなるのではと。高いので良いものだろう、という感じで買ってしまった。

ディスプレイポートのケーブルも買う

ディスプレイケーブル
Club3D DisplayPort 1.4 ディスプレイ ケーブル

VENTUS XS 6G OC の出力はディスプレイポートが3つ、HDMIが一つということでDVI端子はない様子。なので別途ディスプレイポートのケーブルを買った。こちらはアマゾンで評価が高かった。

グラフィックボードの交換と変換ケーブル

問題その1. VENTUS XS 6G OCのコネクタは8ピン

6ピンのコネクタ

上の写真のグラフィックボードはパソコンオリジナルのもの。

なんとかかんとか購入したVENTUS XS をとりつけてみたが、コネクタのピン数が違うことに気が付いた。オリジナルは6ピンで VENTUS XS は8ピンなのだ。
ものは試しで気にせずに接続し、パソコンを立ち上げる。すると、

「Please power down and connect the PCIe power cables」

という文字が画面に現れた。やはり8ピンに6ピンをつなげるのは無理なのだ。

6ピンを8ピンに変換するケーブル買う

電源コンバータープラグ[ 6pin (メス)ー>8pin(オス)]
グラフィックボード・電源コンバータープラグ 6pin (メス)ー>8pin(オス)

調べていると電源を変えた方がいいとの意見もあったが、6ピンを8ピンにできるジョイント的なケーブルを発見。

高性能なグラボは消費電力が大きい様なので電源も交換した方がよさげだったけれど、とりあえず550Wあるしなんとかなるのでは、ということジョイントを買ってみることにした。

6ピンを8ピンに変換するケーブルをグラフィックボードにつける

何も問題なく取り付けることができた。そして電源を押すとパソコンも無事に立ち上がった。

問題その2. グラボを固定できない

グラフィックボードにねじが止められない

この箇所の名称がわからないけれど、とりあえずねじ穴の場所が違くてねじが止められない。グラフィックボードをしっかりと固定できないのでグラグラとしてしまう。悩んだ末、

結束バンドでグラフィックボードを固定

結束バンドで無理くり固定することに。フタが一つ閉じれなくなったけれど。
これにて無事、作業終了。

その後はドライバとアフターバナーというグラボをコントロールするソフトをインストールした。

で、プレミアプロの4K再生は速くなったのか

4Kの再生は変わらない

Windowsのプレーヤーで4K動画の再生が危ういと最初に書いたが、見事にそれはなくなった。
しかしプレミアプロでのレンダリングは、たぶんほとんど変わっていない。重い、カクつく。タスクマネージャーを見てみると再生にGPUはほとんど使っていないのだ。とほほ。やはり4Kの編集はプロキシを使うしかない様だ。

ちなみにWindowsのプレーヤーは再生をする際にめっちゃGPUを使ってくれた。なぜか嬉しい。

レンダリングはものすごく速くなった。DANIEL2で。。。

グラフィックボードが新しくなったことにより、エンコードのプラグイン、DANIEL2をインストールすることが出来た。

これが信じられないくらい速い。4kの7分くらいの動画でもたぶん5~6分くらいでエンコードできた。これは本当に嬉しい。
ちなみにDANIEL2を使わないバージョンは試していません。遅かったら悲しいので。

交換後の問題点、その他

グーグルクロームの色がおかしい

グラボを交換してからパソコンの色がおかしい。イラレ、フォトショ、ペインター、その他のブラウザ、全部で色のチェック。するとクロームのみの色がおかしいことが分かった。彩度が低いというか、色が鈍い。グーグルクロームの、

「設定」 → 「詳細設定」 → 「システム」

のなかの「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」オフ」にすると通常通りになった。

ファンがとても静かである

もともとのグラフィックボード、NVIDIA GeForce GTX650 のファンはうるさかった。エンコード中、ヴィーンとずっと鳴っていた。ファンが一つなのだ。
しかしファンが2つのVENTUS XSはとても静か。エンコード中でもちょっと音が大きくなったかなくらい。しかし極たまに低音を聴かせてくれる。タイミングは謎だ。

MSIのGeForce RTX2060 VENTUS XS買って正解だったか

自分にはオーバースペックだったかなと思う。
結局プレミアプロでの再生に影響はないとわかってしまったし(エフェクトを多用すると違うらしい)、エンコード中でもGPUの使用率は最大で40%くらい。Windowsのプレーヤーの4K再生で50%くらい。Youtube は20%くらい(ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用するをオフにした場合、GPUは使われていない様子)。
温度も最高で60度までしか上がっていない。

自分のイメージではプレミアプロを使っている最中、グラボが100%の力で奮闘してCPUを助けるみたいなイメージを持っていたが、どうやらそうではないらしい。妙に大人しい。まあこれは今のところで今後はわからない。

しかし成果はまずまず。
そしてわかったことは、メモリが16GBだと少ないのかもしれないということ。なので次はメモリを増設しよう。