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ACCESS VIRUS TI2 POLARレビュー③ USBとインターフェースとプラグイン

ACCESS VIRUS TI2 POLAR

Ti2 PolarとPCのUSB接続について

Virus Ti2 Polarのセットアップで苦労するかと思ったけれど、それはすんなりと進んだ。過去の経験上、ダウとの連携とか面倒くさそうだなあと思っていたけれど、ほとんど何もせずに全ては順調に、そして終了した。ダウはLive8。
ただ少し考えたのが、どこのUSBポートを使うかと言うこと。VirusのセットアップマニュアルにはUSBポート選びの重要さがコンコンと書かれていたので、そこは少し慎重になった。まあマニュアルにも丁寧に書かれているからいいんだけど、自分がベストのセッティングをできたかどうか、未だにわからない。

というのも、USBで音を送りあうってのはすごく不安定な気がする。パソコンの事も音楽の事もそこまで詳しくないから正しいかわからないけど、PCからUSB経由で送られたデータがTi2 Polarに行き、そっからまたPCに戻ってもう一回Virusに戻すわけだからなかなか大変なことだ。MIDIも音もUSB一本でやりとりするのだから支障がないはずがない、と思う。まあこれは機材のセッティングなどで解決する問題なのかもしれない。現状のセッティング、レッツノートとUSB1本で繋がれている関係に少し無理があるのかもしれない。

と書いてはいるけれど、基本的には問題はないんだ。感じるほどのレイテンシーはなくストレスのない演奏を楽しめる。けれど、たまにレイテンシーが2秒くらいになったり、BPMがおかしくなったりする。若干音色が変わったりする。遊んでいる時は別にいいんだけど、録音中にこれが起きると少し参る。でも困ったりするのはこれくらいなものだから、USB接続でも今のところは満足していると言えばしていると思う。

オーディオインターフェースとアトマイザー

Ti2 Polarはインターフェースにもなるので、オーディオインターフェースを所有していない僕にとっては非常にありがたい。同期させたリズムマシンやベースマシンからの音を録れるので非常に重宝している。Ti2 Polarのエフェクトなんかもかけられるが、フィルターはかけられるのかは覚えていない。そして、多分USB経由で入ってきた音をあれこれすることは出来ないと思う。インプットのジャックから入ってきた音にだけ、あれこれできるんだと思う。
音の品質はどうなんだろうか?耳が良くないからわからないなあ。比べるものもないし。

それと、アトマイザーなる機能がTi2 Polarには備わっている。外から入ってきた音を、なんて言うんだろうか、鍵盤にふってDJ的にいじくって遊ぶことができる。

けど残念ながら、この機能はほとんど使ってない。はじめは色々と試してみたりもしたけどすぐに飽きてしまった。もっと面白い遊び方もあるんだろうけれど、今のところ、シンセで音作りをしている方が面白い。

Virusのプラグイン

他のシンセがどうだかわからないけれど、Virusのプラグインは必須だと感じている。アンチPCでアンチプラグインだったけれど、Virusのプラグインを使ってからはこれがないと困る様になってしまった。それくらい、このプラグインの存在はありがたい。

何がありがたいかと言うと、やっぱり大きいこと。Ti2 Polarの液晶は見やすくて素敵なんだけれど、タバコ2本分くらいのサイズしかない。それに比べてプラグインだとパソコンのモニターを見て音作りをできるんだから、これほど楽なことはないと思う。欲を言えば、プラグインが僕のモニターの画面いっぱいっぱい、1900ピクセルくらいのものを選べる様になったらいいなと思う。Virusのプラグインは数ページに分かれてるんだけど、マウスを使わずに全てのパラメーターを確認できたら、さらに音作りが楽しくなると思う。

もちろん、Virusのハードでも音作りはしやすいと思う。慣れてるってのもあるけど、わかりやすい様、扱いやすい様につまみは配置されているし、こんだけつまみがあれば、基本的な音作りはすぐにできる。
けどVirusにはオシレーターだけでも、メインのオシレーターが3つとサブオシレーターとノイズもあるし、エンベロープだって確かフィルターとアンプ用、それとは別に2つもある。それとマトリックスっていう素晴らしいものも用意されている。これら以外にもまだまだいくらでもあるけれど、これだけいじくるものがあると、やっぱりハードだけで音を作りこむのはしんどくなる。というか、プリセットの音なんて、何がどうなってるか把握をするのは不可能な様に思う。なので、プラグインがあって良かったなあ、と本当に思う。