初心者のための登山とキャンプ入門

クライストチャーチ・大地震

今日昼頃、クライストチャーチで大きな地震があった。その頃僕は昼飯を食べ、30分間のワークショップに出席していた。地震の報告を聞いたのは午後のクラスが始まった時である。急遽大きなスクリーンでクライストチャーチの地震のニュース速報を見ることとなった。しかしなにぶん英語でのニュースのため、被害がいまいちわからない。建物が崩壊している映像、アスファルトがめくりあがる映像などが映しだされた。その後は普通に授業が行われた。

結構でかい地震だったんだな、と知ったのはアパートに戻りテレビでニュースを見てからだ。かなりの建物が崩壊している。古いレンガ造りの教会や建物はもちろん、コンクリートで作られたようなビルまで崩壊している。ぐちゃぐちゃのアスファルト、下水管が壊れ水浸しの道路、公園に避難する人々、崩れ落ちた山。映像だけでも地震の被害の大きさがわかった。特に目立つのは、レンガ造りの建物の崩壊だ。現場には細かいブロック状の石が、100段のジェンガが崩れた様に積み重なりちらばっている。

やはり思うのは、日本人、アジア人の被害者のことである。クライスチャーチはアジア人の学生が多く多くの被害があったと想像できる。僕と同じ様にニュージーランドに英語を学びに来た人が、地震の被害を受けていると思うとなかなかつらい。そして多くの学生は英語をうまく話すことができないと思う。僕の学校にも日本人の高校生のグループがいるが、その子らも英語でのコミュニケーションはなかなか難しいだろう。その子らが地震の被害にあい、英語も話せず困っているところを想像してしまうとなかなかつらい。

テレビでニュースを見ている限り、地震の被害があるのはクライストチャーチだけのようだ

僕がクライストチャーチにいたのはちょうど一ヶ月前だ。3日間だけ滞在した。その時驚いたのが、ゲストハウスの予約が難しかったこと。部屋数の多いアパートタイプのゲストハウスの予約ができない。どうした事かと思い調べてみると、地震の復旧作業中だと言う。ニュージーランドと地震の関係を知らなかったためとても不思議な感じがした。そしてクライストチャーチの街を歩くと工事中の建物が多く、古いレンガ造りの家も多く残っていた。地震で被害が大きくなる理由がその時わかった。

ニュージーランドは日本と同じ様に、プレートとプレートが重なりあう位置にある。そのため地震が多いようだ。

そのうち、ウェリントンに大きな地震はくるだろうか。うわさによると、僕のアパートはレンガづくりらしい。なので家賃が安いという話も聞いた。もちろんただのうわさである。しかし、レンガの家を7階まで作ることができるのだろうか。どう考えても無理なような気がする。単純に僕がからかわれただけだろうか。レンガの家は何階まで作ることができるか。真相が知りたい。

こういう内容の日記を書くと、最後をどうしめくくるか迷ってしまう。
とりあえず、僕も、僕の仲間も、ウェリントンも、昨日の様に変わらない。クライストチャーチの地震の被害はまだわからない。ただ僕と同じ様な境遇の人の被害が少ないことを祈る。そして僕はここでは死にたくない。(2/21 end)