初心者のための登山とキャンプ入門

キナバル山登山 -3272mに泊る-

ラバンラタレストハウス

15:08、ようやくラバンラタレストハウスに到着!やっぱり休憩時間含めて6時間はかかったね。本当はラバンラタレストハウスの背景にパナールラバンの大岩壁が映っている姿が圧巻ですごいんだけど、このころにはガスがあって撮れなかった。これによると、夕食は7:30で終了、早朝は2時から3時半にオープンなんだね。

ラバンラタレストハウスの入り口

レストハウスに着き記念写真。私が履いているこのタイツは今日本の中高年の間で大人気なんだけどここでは日本人以外誰も履いていなかった。日本人には4人グループと、あと個人の1人に会ったけど、日本人のおばさんはズボンの下にタイツを履いているってたし、個人のおじさんも履いていた。

到着記念写真

まずはレストラン内一角にある受付でチェックインをする。ドミトリーだけど今回は鍵がある。鍵と引き換えに10RMのデポジットを払った。ここで食べる3回の時間についての説明を受ける。あとやる事といえば5時にここでご飯を食べることくらいだ。明日の朝2時半にここでと約束してサバと別れた。ガイドはこの下に専用の部屋があるらしく、レストランでくつろいでいる人は一人もいない。ちょっとその部屋をのぞいてみたかった。ラバンラタレストハウスの写真は手続きのページにあるから見てほしい。

レストラン内は各机にミリオンバンブーのようなものも飾ってあってとてもきれいだ。奥の左手には売店があり、右はキッチンだ。まだ人は少ない。キッチンではカップやお湯があり自由に飲めるようになっている。ミルクと砂糖があったのになぜかコーヒーの粉はなかったけど、サバティーがあったから甘くしてたくさん飲んだ。

左手にはテラスがあり、山側にパナール・ラバンの大岩壁が見える。

パナール・ラバンの大岩壁

写真でもわかるようにガスが出たり消えたりで、急に登場する岩にはビックリする。建物を挟んで反対側には明日登っていく側の岩が。左の二つはドンキーイヤーズ・ピークだろうか。

左の二つはドンキーイヤーズ・ピーク

私たちが今晩泊まる山小屋は、ここから5分登ったところにあるパナール・ラバン小屋。やっぱり結構疲れていて、一回のぼってまた5時に来るのがいやだということで5時までレストランで待機することにした。お茶をいっぱい飲んで、受付で貸出しているゲームをやった。ゲームはいくつか貸し出していて、私はルールが分からなかったけどキタオくんが解明してやった。ゲームを無心にやっている間はなぜか体の芯から休まる気がした。やっぱり知らない外国の山を登るって気疲れするのかもしれないね。キタオくんはどんなゲームでもたいがい強いけど、うっかりミスで何度か私に負けたりして、とっても嬉しかった。貸し出すゲームの数にも限りがあるから、時間が余った方にはぜひおススメです。

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夕食の5時になると部屋からドッと人が出てきて一気に列ができた。やっぱりみんな、「席が混むから早めに並ぼう」みたいな情報を持っていたんだろう。列ができて私たちも慌ててゲームを片付けて列に並んだ。

ビュッフェの内容は普通のレストランのようだった。ミーゴレンとか、チャーハンとか、野菜の炒め物とかサラダとか・・・忘れちゃったけど本当に普通のメニュー。種類も多いし、確かに日本の山小屋とは比べ物にならない。いろんな人のHPを見ると「おいしい」と書いてある。たしかにすごいけど、特別に「おいしい」わけではないと思う、ぜいたくだけど。そんなわけでやっぱり腹6分目くらいになった。

席は一気に埋まり、でもやっぱりみんなもおいしくて何度もおかわりに行くっていう風でもないようにみえ、回転よく席は空き立って席を探していた人もすぐにいなくなり混雑はすぐに収まった。私たちも食べ終わってすぐに席も無くなってしまったので小屋に引き上げるかと席を立ったけど、やがて席も空きゆっくりとお茶をする人も目立ち始めたので、はじっこに行って再びゲームを開始した。6時頃の空は気持ちよく晴れてアーチ状の入道雲ができていた。気温は8℃だ。

入道雲、その後雲の下では稲妻が落ちていた
ラバンラタレストハウスの温度計

今晩泊まる小屋はパナールラバン小屋だ。ヒーターが無いので夜がどれくらい寒いのか気になった。ラバンラタレストハウスに泊まる日本人4人組のうち二人の女性陣はインナーダウンのズボン版を履いていた。ラバンラタにはヒーターがあるというのに、念入りだな。自分の小屋に行く前にその姿を見て余計に心配になったけど、まぁもう遅いや。私は旅行会社の勧めで夏用のシュラフを持ってきていた。寒さに強いキタオくんは厚着をして寝るという。そういえばリサーチしなかったけど、貸し出し用のシュラフもあるという。限りがあるらしいが、どんなシュラフだったか見せてもらえばよかった。

うっすら暗い中で見た小屋の外見はプレハブ小屋のようだったが、中に入って驚いた。まずちゃんと電球があり、部屋は十分に明るくなった。きれいなスリッパが人数分、そしてごみ箱があった。各ベッドにはまくらが2つありきれいにベットメイクされている。手続きのページに写真があるから見てほしい。

荷物の片づけをしてトイレに出てみると空にはたくさんの星が輝いていた。キタオくんはなんとかこの星空を写真に捉えようと、街灯の当たらないところでシャッターを切ったりして頑張ったけどまったく映らなかった。目よりだいぶ下の高さの町の方向にはさっきのアーチ雲のあたりで稲妻が光って見えた。音もなく光って閃光が走って見えた。どこか分からないけどあの町では大雨が降っているんだろうか。とても神秘的だった。そうこうしているうちに8時になった。明日は2時に小屋を出ないといけないので寝ることにした。

今回も私が上のベットに寝ることにした。私はすべて着てその上で寝袋に入って毛布をかけてさらにカッパとウィンドブレーカーを広げて掛けて寝た。上の服はすっかり乾いていたし乾燥しているのでベタベタもせず、むしろ寒いので着替えるなんて気にもならずそのまま寝た。下はキツイタイツを履いていたので寝るように持ってきたモモヒキと予備に持ってきた夏山用のズボンと今日履いていたキュロットを履いて、頭には毛糸の帽子をかぶって首にはタオルを巻いて寝た。体温は頭から逃げるらしい。全身がきつい感じがしたけど寒いよりはいい。

昨日眠れなかったこともあって寝つきは早かったけど、一通り睡魔が取れたころ暑くて起きた。やっぱり着込みすぎたようだ。上に掛けていたいくつかをどけて寝ようと思ったけど、今度はベットのたわみが気になって腰が痛くて眠れなくなった。たわみ部分に枕の1つをあてたりしたけどダメだった。それとどっちが先だったか忘れたけど、キタオくんが突然悲鳴を上げた。びっくりしたー、と盛んにいい、部屋の電気を付けた。ネズミが居たという。なんだよーそんくらいでーとちょっとイラっときたけどキタオくんはまだまだ興奮状態だ。毛布をはがしたり荷物を動かしたり枕をどかしたりしている。目を開けたら自分の真横を歩いていたんだって。「そんなに探しても、見つけたってどうしようもないじゃん」なんでキタオくんが一生懸命探すのか私は心底ナゾで不快だった。蚊みたいに潰すのか。いたら素手でつかまえるんだろうか。騒ぎすぎるのがムカついて「持ってきたポテトチップ顔の上に乗っけて寝れば」って言ったら笑いながら、起きたついでにとトイレに行った。扉が閉まって一人になって目を閉じると、私の頭の横のカーテンを明らかに登っている音がした。結構近い。私は気持ち悪くなって息を殺して毛布に潜った。コンタクトしてないし、何もできない。なんでこんな近くを通るのさ~。キタオくんが戻ってきてしばらくするとタッタカタッタカと鼠が天井を歩く音がして、その後無音になった。キタオくんはネズミが出入りしている穴を見つけた。ネズミは枕のすぐそばのサイドテーブルの上にいたんだそうだ。この写真を撮ったのは11:50だ。このあたりが活動時間なんだろうか。あぁ~明日のために眠りたい…

パナールラバン小屋内のベッドテーブル