御岳山登山
バスとケーブルカー情報、日記。
御岳山(みたけさん)と御嶽山(おんたけさん)
東京都青梅市の「御岳山」。信仰の山で、滝行や宿坊での宿泊で人気があります。標高は929メートル。先日御岳山を登ったので情報をまとめてみました。それにしても御岳山について調べると山の名前がややこしいですね。青梅の御岳山(みたけさん)と岐阜の御嶽山(おんたけさん)との情報が入り交じってます。ちなみにここは青梅の御岳山の事を書いたページです。
1. 御岳山の駐車場
グーグルマップなどの地図検索またはカーナビで御岳山の駐車場を検索する際には、エラーが出る場合もありますので入力に注意が必要です。ちょっとややこしいですね。
- 御岳山の麓のケーブルカー駅の名前 → 滝本駅
- ケーブルカーで登った先の駅の名前 → 御岳山駅(ロープウェイはありません。)
- JR青梅線 「御嶽駅」は◎ → 「御岳駅」は☓
- ケーブルカー駅のバス停の名前 → ケーブル下
ケーブルカー駅「滝本駅」近くの駐車場
滝本駅駐車場

御岳山のケーブルカー駅「滝本駅」に隣接している立体駐車場です。駐車料金は一日と宿泊の2タイプあり、また大晦日は特別料金となっています。
- 営業時間:7:15~19:00
- 駐車台数:154台
- 住所: 東京都青梅市御岳2丁目483
| 一日料金 | 軽・普通自動車 | 1000円 |
|---|---|---|
| 二輪車 | 500円 | |
| マイクロバス | 2200円 | |
| 大型バス | 2800円 | |
| 宿泊 | 軽・普通自動車 | 1800円 |
| マイクロバス | 4000円 | |
| 大型バス | 5000円 |
御岳山の駐車場(名前不明)

御岳山のバス停「ケーブル下」のすぐ隣にある駐車場で、駐車台数10台ほどの小さな駐車場です。料金は一日900円となっており滝本駅駐車場より100円安いですね。
御嶽駅周辺の駐車場
御岳渓谷駐車場

御嶽駅から御岳橋を渡り終えたすぐ左手にある駐車場です。御嶽駅から歩いて2分ほどで、この辺りでは駅に一番近い駐車場です。しかしターンだけでも1000円かかるので要注意です。
料金は家の前に設置されたボックスに入れますが、ほとんどの場合家主が家からでてきますので、その人に支払います。
- 駐車料金 : 一日1000円
- 駐車台数 : 普通車25台、大型0台
- 住所 : 東京都青梅市御岳1-80
御岳1丁目駐車場
御岳渓谷駐車場から歩いてすぐの無料駐車場です。駐車台数が少なくすぐ満車になるので、早い時間帯が狙い目です。
- 駐車料金 : 無料
- 駐車台数 : 普通車10台、大型2台
- 住所 : 東京都青梅市御岳1-3-4
2. 御岳山のバス停・バス時刻表

JR青梅線「御嶽駅」の改札を出て左に30秒ほど歩いたところにある、御岳山「ケーブル下」行きのバス停です。セブンイレブンの手前にあります。
- 料金 : 270円
- 所要時間 : 約10分
御嶽駅 → ケーブル下
| 時刻 | 平日 | 土・休日 |
|---|---|---|
| 7 | 30 55 | 10 50 |
| 8 | 22 57 | 40 |
| 9 | 21 53 | 05 40 |
| 10 | 21 50 | 12 40 |
| 11 | 21 50 | 10 |
| 12 | 21 50 | 20 |
| 13 | 21 50 | 00 58 |
| 14 | 21 50 | 26 48 |
| 15 | 21 50 | 11 46 |
| 16 | 21 53 | 10 40 |
| 17 | 26 59 | 05 31 53 |
| 18 |
ケーブル下 → 御嶽駅
| 時刻 | 平日 | 土・休日 |
|---|---|---|
| 7 | 44 | 40 |
| 8 | 07 45 | 05 52 |
| 9 | 10 35 | 20 55 |
| 10 | 05 35 | 24 58 |
| 11 | 05 35 | 32 |
| 12 | 05 35 | 32 |
| 13 | 05 35 | 12 |
| 14 | 05 35 | 12 38 |
| 15 | 05 35 | 00 23 |
| 16 | 05 35 | 00 22 55 |
| 17 | 05 43 | 21 43 |
| 18 | 12 | 06 |
3. 御岳山のケーブルカー、リフトの時刻表と料金

御岳山にはケーブルカーを使って山の山腹まで登ることができます。そこから山頂の「武蔵御嶽神社」まで、短いですが急な山道を登らなければなりません。
ケーブルカー駅「御岳山駅」から神社までは徒歩約20~30分。プラス5分間ほどの急な上り坂があります。
手短に景色を楽しみたい人にはリフトの利用がおすすめです。御岳山駅から大展望台駅をつなぐ一人乗りリフトです。
ケーブルカーの料金・時刻表
- 片道料金 : 大人570円 / 小児290円
- 往復料金 : 大人1090円 / 小児550円
(その他障害者割引、団体割引などあります。ペットは片道で120円の乗車料金です。)
| 時刻 | 平日 | 休日 |
|---|---|---|
| 7 | 30 50 | 30 55 |
| 8 | 21 42 | 15 30 45 |
| 9 | 00 21 42 | 00 15 30 45 |
| 10 | 00 21 42 | 00 15 30 45 |
| 11 | 15 45 | 00 15 45 |
| 12 | 15 45 | 15 45 |
| 13 | 15 45 | 15 45 |
| 14 | 15 45 | 15 45 |
| 15 | 00 21 42 | 00 15 30 45 |
| 16 | 10 40 | 10 40 |
| 17 | 10 30 50 | 10 30 50 |
| 18 | 30 | 30 |
(利用者が多い時は臨時のケーブルカーもあり)
リフトの料金と所要時間

御岳山駅のすぐそばにあるリフトです。産安社(うぶやすしゃ) のある大展望台駅までの所要時間は約2分。そこからは素晴らしい眺めを楽しめます。
- 料金片道 : 100円
- 料金往復 : 180円
4. 御岳山の山頂まで登山をする

御岳山をケーブルカーを使わずに登山をするなら、登山時間が少ない滝本駅からの登山道が登りやすいと言えます。しかし滝本駅から御岳山山頂までの標高差は500メートルはあるので、なかなか厳しい登山になるかもしれません。御岳山駅からの登山道と合流するまでの約1時間ほどの短い登山ではありますが、傾斜がきつい車道を登ります。下る場合もそうですが、膝に負担がかかるのでストックがあると良いかもしれません。
登山のポイント
- 登りはゆっくりと息が切れないように登る。
- 下りはどすんどすんと前足で着地をしない(膝を痛めます)
- 水分をこまめにとる
登山の事を知りたい方はこちらのページへ→初心者のための登山入門
登山道の入口

登山道の入口は、ケーブルカー駅「滝本駅」のちょうど向かい側にあります。滝本駅方面から、登山道入り口の鳥居や小さな橋が見えるので、そっち方面に歩いていけばもう登山の開始です。橋の手前には「御岳山」「日の出山」と書いた道標があります。

上の写真の道標は、下りの登山道の入口にあるものです。山頂の神社から降りてきて、ケーブルカー駅方面に向かう途中にあります。
5. おすすめランチスポット、喫煙所、トイレ
おすすめランチスポット
御岳山の商店街でランチで蕎麦を食べてゆっくりするのもいいですが、天気がいい日は景色を眺めながらのランチがおすすめです。テーブルとベンチがあって景色が良いおすすめの場所は、御岳平と長尾平。
御岳平は御岳山駅でケーブルカーを降りたらすぐ右手にあり、近くに売店も自販機もあります。大きなテーブルとベンチがあり、景色を眺めながらランチをすることができます。でも御岳平は御岳山駅のすぐそばなのでちょっと人が多い。なのでもっと静かにゆっくりとするなら長尾平がおすすめです。御岳山駅から神社の方に歩いて25分ほど。神社の随身門を左手に5分ほど行けば長尾平に到着します。
喫煙所
さらに感心してしまったのは喫煙所が数カ所もあることでした。御岳山は喫煙者にも優しいお山なんですね。設置場所は、ケーブルカーの滝本駅、御岳山駅、御岳ビジターセンター、武蔵御嶽神社など、僕が知っている限り4箇所もありました。嬉しい限りです。
トイレ
御岳山に登って感心したのはトイレが多いことです。ケーブルカーの滝本駅、御岳山駅、御岳ビジターセンター、御岳山商店街を抜けた後、武蔵御嶽神社、長尾平など主要なスポットにはトイレが設置されているのでお子様連れの登山でも安心です。
6. 宿坊、食事、売店、散策マップ
宿坊、食事、売店の情報は、御岳山商店組合のウェブサイトがおすすめです。
御岳山の散策マップはこちらからPDFで開くことができます。(御岳登山鉄道のウェブサイトより)。プリントして持っていても良いですし、同じものは御嶽駅でもケーブルカーの駅でも手に入れる事ができます。
マップを使う際の注意
マップを使う際には注意が必要です。上記のようなイラストマップは実用的なものではありません。大岳山、大楢峠、ロックガーデン、日の出山、大塚山方面に向かう場合は、必ず「山と高原地図」のような専門的な地図を用意しましょう。またしっかりとした登山の装備も必要です。
7. 御岳山登山日記
買ったばかりのiPhone4Sを使おう
2011/10/24(月)
2週間ほど前だっただろうか、友人でもあり登山仲間でもあるヤハケンから連絡があり「何人かで御岳でボルダリングをするんだけど、一緒にどう?」という話があった。
「いいねいいね」なんてノリノリで返事をしたものの、内心不安があった。最近僕の体に突如あらわれたじんましんがそれまでに治るかどうか。
そして御岳でのボルダリング前日、やはりじんましんは完治していない。都営住宅の重たい玄関のドアを押すだけで手のひらが赤くなる。こんなんじゃボルダリングなんてとてもできない。
ということで僕は「御岳山」に登る事にした。
御岳に行くという約束は守る。しかし僕は御岳山に登る。ボルダリングはしない。そういう都合だ。
そこまでして御岳に行く必要はないかもしれない。だけどもう、これ以上じんましんを怯えてひきこもっているわけにもいけない。冬はもうすぐそこなのだ。
そうなると、御岳山登山のテーマは決まった。1つは先日購入したiPhone 4Sの活用。御岳山でのau電波の状態の確認、もう1つはGPSは本当に機能するのか(GPSに疑いを持っている)、という確認。山でiPhoneを使えれば、面白い記録などを作れるかもしれない。
そのため装備は極力クイックなものにしたい。バックパックをやめ、マンハッタンポーテージのメッセンジャーバッグへと変更。ICレコーダーやiPhone 4S、ルミックスのカメラを取り出しやすい、肩掛けカバンを選んだ。中身はジャケット、折りたたみ傘、山と高原地図「奥多摩」、ヘッドランプ、そして入りきらなかったドリンクボトルは、カラビナで肩掛けカバンにとりつけた。服装はタイツにハーフパンツに登山靴。上はユニクロのヒートテック。
軽装備すぎるだろうが、登山時間は1時間。隣にはケーブルカーが走っているし、御岳山は超メジャーな山なのだ。これで大丈夫だろう。
また食べたい「穂まれや」のおにぎり

iPhone 4Sは便利だ。というか、最近の携帯電話は便利だ、という事か。今まで携帯で電車の乗換案内など使った事がなかった。以前のケータイはインターネットにアクセスできないようロックしていて、しかも番号も意図的に忘れた。基本料金は月々2000円前後を守っていた。また「電車は来たら乗る、間違ってもよい、遅れてもよい」という姿勢だった。しかしそれはもう終わったようだ。どう考えてもiPhoneは便利だ。
iPhone 4Sは「何時何分のこの電車にのれ、これが一番早く着く方法だ」と教えてくれる。しかもご丁寧に「あと3分」という表示まででる。僕は何も考えなくていい。ただぼーっとしていればいいのだ。
中野駅で電車の待ち時間がしばらくあったので、改札内の「穂まれや」 というおにぎり屋さんで、高菜包み190円と舞茸天おにぎり220円を買った。御岳には数回訪れているので、駅前に食事何処が無いことを知っている。セブンイレブンよりは、穂まれやの方がまだよさそうだ。
空腹を感じたので青梅線の車内でおにぎりを食べた。なぜだかわからないけれど、舞茸天おにぎりの味の記憶がない。完全に印象の無いおにぎりなのかもしれない。ある意味すごい。あるいは他に何か考え事をしていたかもしれない。
高菜包みおにぎりは少し塩が多い、と感じた。登山後に食べたらよしとするが、登山前に食べるには少し辛すぎる。高菜包みおにぎりを食べながら白米が食べれそうなくらいだ。しかもおにぎりの中身は明太子。逃げ場がない。
しかし次また御岳に来ることがあれば、僕はまた中野の穂まれやでおにぎりを買うだろう。なんだかんだ言いながら感想は、「うまかった」なのだ。お米がうまい。他の味を試したくなる。
御嶽駅に到着、バスでケーブル下バス停へ
御嶽駅に着くとヤハケンが待っていてくれた。到着前に「Viber」というアプリでヤハケンにメッセージを送っていたのだ。無料だし電話もできる。非常に便利だ。
ヤハケンの他に、ヤハケンのボルダリング仲間と見られる男女二人がいた。男性の方はヤハケンに「ラーメン食べたいんだけど、ストーブある?」的な事を聞いていた。ああ、ヤハケンは彼のためにストーブとコッヘルを持ってきてくれ、と昨日僕に頼んだのだ。「ヤハケンよ。いいやつ過ぎるとあとで面倒だぞ。」と僕は思った。そして12時20分「ケーブル下」行きのバスに乗り、彼らと別れた。
空中都市「御岳山の町」を発見

御岳山の登山口である「ケーブル下」には10分もしないで到着した。ケーブルカーの巨大な橋桁に迫力がある。僕以外の客は全てケーブルカー「滝本駅」に入っていった。
12時41分。登山を開始。久しぶりの静かな登山で嬉しい。一人だ。山は雨に濡れている。この空気もいい。
わかっていたことだけれど、登山道の傾斜がきつい。1時間で400メートルはあがることになる。その分登るのは厳しくなる。当たり前のことだ。歌を歌おうにも、さすがにこの角度では歌えない。息を整えながら、ゆっくりと登らなければならない。
また不安なことがあった。先ほどからずっと登山道が舗装路、アスファルトなのだ。まさかとは思っていたが、上から車がブロロロと降りてくる。どうやらここは登山道でもあり車道でもあるようだ。そしてもちろん上から車が来るという事は、この登山道は最後まで車道なのだ。アスファルトを1時間登る事になる。いいじゃないかアスファルト。歩きやすい。もう楽しもう。

相変わらずアスファルトの登山道は急だった。汗が吹き出てくる。
登山道は杉並木。最初からずーっと杉並木。杉の巨木が登山道に沿って立っている。一つ一つプレートをつけられ、番号がふられているようだ「300」とか。しかし番号ではなく名前で管理してくれたらどんなに楽しいだろうか。台風で倒れた杉の木に「ヤハケン」と書いてある。いいじゃないか、面白い。
また杉だけではなく土嚢にも番号がふってあった。土嚢も一つ一つ管理しているのだろうか。面白い。

杉ずきの人にはたまらないが、しかしタンパクな登山道と言える。アスファルトと杉並木。少し退屈したので、トレーニングだぞ考えるようにした。暇なのでアシモの歩き方で登る。この登山道は盛り上がりに欠ける、とこの道の製作者は思ったか思っていないか、登山道の途中途中に杭が打ち込んである。そこにはそのポイントの名前の由来と説明書きがある。例えばこんな感じだ。
昔名由来
この辺りは少しだけ下り坂になっています。(気がつきましたか?)。かつて、盲目のあんま師が、「ここが頂上だ」と勘違いをして引き返してしまった、という言い伝えがあり、「あんま返し」と呼ばれるようになりました。(皆さんは引き返さないでくださいね。)

引き返さないよ、とついつい言ってしまう。でもこういうポイントが10カ所はあり退屈しのぎになる。そして登山道の終わり頃になるとガスがでてきた。山に色気が出てきた。楽しくなってきた。
散々写真を撮りながらとろとろと登ってきたが、山と高原地図に書いてあるように1時間で登山道は終わり、ケーブルカー駅からの道と合流した。
驚いた。そこで目に入ってきたものは石垣と普通の道と家だった。そして普通に人が歩いている。町がそこにはあった。僕はたった今400メートルほど登ってきたばかりなのだ。神社などの建物があることはわかっていた。高尾山の様なものだと想像していた。しかしそれとは全く違った。まるで山の上で暮らす部族の町を偶然見つけてしまった気分だった。それくらいの衝撃が僕にはあった。これは下から登ってきた人間にしかわからない感覚だろう。登ってきて良かった、と思った。ケーブルカーで来るとこの不思議さは感じる事ができないかもしれない。



時が止まった商店街

御岳山の町の道は、車が一台通れるくらい狭く、親父の田舎の愛知県の篠島を思い出した。山に立てられた家、狭い道、入り組んだ道。どこか懐かしさがあった。宿坊が多く目についた。御岳山にもともとあった家を宿坊に変えたのだろうか、宿坊にする予定で建てたのだろうか。とにかくここは宿だらけ。温泉街並の宿の多さだ。温泉旅行に来た気分になってウキウキした。ゲームセンターがあれば完璧だ。
”温泉街”を過ぎると商店街。距離の短い商店街だが、食べ物屋やおみやげ屋など観光客向けの店がいくつかある。どこかで時計の針が止まってしまったかのような雰囲気。取り残されてしまったかのような。時間が止まっている。売れないお土産は今日も売れず明日も売れない。そしてもちろん今までも売れなかった。ずっとそこにあり、これからもずっといる。時が止まっている。しかし遠くに来たようで嬉しい。僕はこのままであって欲しいと思う。そんな雰囲気の商店街だった。

商店街が終わると神社のエリアが始まる。神社に向かう長い階段を登り、さらに長い坂を登る。お年寄りは手すりを掴みながらひいこらいいながら坂を登る。短い距離だがものすごい角度の坂だ。ふくらはぎがピンとなる。
山頂付近に着くと頭上の雲が移動して日が出てきた。青空と遠くの山が見えた。都心も見えた。ついているな、と思った。そして下山をすることに決めた。その前に長尾平展望台に立ち寄った。そして軽食を食べてゆっくりとした。
「紅葉家」という、その古めかしい商店街の中で唯一現代的な雰囲気の蕎麦屋に入った。店内はウッディで、店のショーウィンドウでは石臼がそばをひいていた。コーヒーの看板がある。もれなく炭火焼コーヒーで、もれなく近くのうまい水を使っている。商業的な店だ。そんな店に入った。店内に客は少なく、ゆっくりできる雰囲気だったからだ。
紅葉家では「だったんそば」を頼んだ。だったんそばについて尋ねると「タネが違う」と店員は教えてくれた。だったんそばははじめてだった。味はうまいともまずいとも思わなかった。なぜだか漁師のおじいさんの顔のシワの映像が頭に浮かんだ。そんな渋い味なのかもしれない。食後はそば湯を飲みながら景色をみて少しゆっくりした。
御岳平の素晴らしさ

ケーブルカー御岳山駅は、なかなか素敵な場所だった。隣には御岳平と名付けられた広いスペースがあり、キャンプ場にあるような大きな机とベンチが、展望がきく場所へと配置されている。山頂の神社にまで行かなくても、ここにお弁当を持ってきて食べたり、夕方近くに来て夜景を見るというのもいいかもしれない。宿坊で泊まる時には、夜中にここで夜景を眺めるのもいいかもしれない。
御岳駅へ歩いて
ケーブルカーを降りると御岳駅までバスは使わずに歩いて帰る事にした。ケーブルカーのチケットをなくして2枚買うはめになったからだ。
車道を歩いているが、風化しつつある家を見ながら歩くのは楽しい。山は山で楽しいが、山の周辺を歩くのも楽しいものだ。気分が良いのでiPhoneで音楽を聴く。シャッフルにする。中島みゆきの「時代」がチョイスされる。今年何十回と聴いた時代。いつ聴いても素晴らしい。一緒に口ずさみながら歩く。涙が出そうになる。御岳に来て良かった。素敵な登山になった。生きている事が嬉しいと思う。生きている事は嬉しいけども、手が無性に痒くなってきた。じんましんが出てきた。幸せだけれど手が痒い。複雑だ、と思った。

