初心者のための登山とキャンプ入門

初心者クライミング in 鷹取山

鷹取山の電光石火をクライミングするヤハケン

2010年11月28日。先々日の日和田山に続き今回は鷹取山でのクライミング。ちなみに先日の勤労感謝の日はジムでクライミングをしたので、最近の休日はクライミングばかりに当てている。メンバーは相変わらず僕とヤハケンの2人。
そう、鷹取山とは神奈川県は横須賀市と逗子市の境にある標高139mの山。最寄り駅は京急の追浜(おっぱま)駅。クライミングの練習地と知られ、トップロープでのクライミングやボルダリングも楽しめる。

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鷹取山クライミング日記 byアラタ

2回目の外岩クライミング

2010年11月28日日曜日。晴れ。
11月28日は俳優、松平健の誕生日のようだ。
話には関係はないけど。

朝何時頃だったろう。
京急の追浜駅付近の駐車場をスルーしてしまった僕らは、
そのまま16号を南下し吉牛の横のパーキングに駐車した。
本当は追浜駅付近の駐車場を利用する予定だったけど、
今思うと、吉牛横の駐車場の方が鷹取山には近かったので良かった。

吉牛で朝飯を食べ、かなり離れたセブンで行動食的な物を買い、
僕らは鷹取山へと向かった。

静かな住宅街を、目印である鷹取小学校目指して歩いた。
いつも思うことだけど、こんないい天気に疲れる事はしたくない。
庭のハンモックで本を読んで昼寝して、
ペットのゴールデンレトリバーとじゃれあいたいような天気だ。
実際は庭もないしハンモックもない。もちろん犬も飼えない、小さな都営団地住まいである。吉幾三の歌にあわせて歌いたくなってしまうような状況が、生まれてから今までずーっと続いている。
恐らくこの先も続いてゆくのだろう。

追浜駅から鷹取山に向かう場合、道はわかりやすいのだろうか。
僕らは今回吉牛からのルートを使ったので、ややわかりづらくなった。
住宅街なので細かい道がいくらでもあるし、
ここいらは起伏も多い地形なので、目で見て目的地を確認する事も難しい。
ヤハケンのアイフォンがとても役に立った。
プリントした地図なんかも持ってくれば良かったなあと思った。

ほのぼのと住宅街を散歩し続けると、鷹取小学校に到着した。
この裏が鷹取山のようだ。

鷹取山登山道入り口

鷹取山の登山道の入り口は、北にスーパーの西友、
南に鷹取小がある小さな交差点にあった。
「鷹取山公園磨崖仏」と書いた大きな看板もある。
手すりのついた階段をひいこらと登っていった。

階段を登り切るとKDDIかdocomoの電波塔だったか、
そんなのがあった。

あってるかな?と思いつつも暗い登山道を道なりに進むと、
素敵なビューポイントがあった。
登山道はせまく、ゆっくりとするような場所ではないと思うけれど、
北から東にかけて遮るものもなく見渡せた。
海も横浜の方もよく見えた。
夜景なんか綺麗なことだろう。

こんな素敵な裏山でもあれば、
高校生の時にもっとロマンチックなデートができたと思う。
ヤハケンも僕も、生まれてからずっと平地育ちだ。

そんな話しをしながら登山道を先に進んだ。

しばらく歩くとチョークの跡が残されたボルダリング用の壁に出会った。
またしばらくすると、お年寄りグループが小さな壁を使い、
ロープワークの練習をしていた。
どうやら鷹取山ではトップロープだけではなく、
点在する様々な壁でクライミングが楽しまれている様だ。

そして巨大な石仏を過ぎると「マジックマッシュルーム」の壁、
管理事務所、「子不知」の壁、最後に展望台のある「親不知」の壁、
歩くたびにテーマパークのように壁が現れ僕らの目を楽しませた。

これで鷹取山の壁をひと通り見終わった訳だけど、
予想より規模が小さいんだな、という印象をもった。
写真で見るより一つ一つの壁も小さく感じた。

そんな印象だったけど、少しも残念だとは思わない。
登山道の入口から15分も歩けば、
自然の、しかも絶景を望める壁でクライミングを楽しめるんだ。
タダだし、しかも近くにトイレもある。西友もある。

また来たいな、とついつい登る前から思ってしまった。

マジックマッシュルームの壁の前にて
親不知の前
親不知からの眺め

僕らがクライミングする壁は子不知に決めた。

マジックマッシュルームには先約がいたし、
親不知は南風が当たって寒そうだった。(この日は風が強かった)
それに子不知は5.9の電光クラックという初心者向けのルートがあった。
僕ら向けだ。

ヤハケンと共にトップロープを張りに子不知の頂上へ向かう。
頂上には裏手にまわってから、残置ザイルを使って登る。
ここまでのアプローチもそうだけど、子不知の頂上に登る時も
登山靴なんかを履いて来る方が安心だな、と思った。

展望台からの眺めも素晴らしかったけど、
子不知の頂上からの眺めは最高だった。
小さいピークからは360度見たい放題。
ベイブリッジもレインボーブリッジも望むことができた。

ヤハケンがトップロープの支点を作る間、
僕はタバコをふかしながら絶景を楽しんだ。
なぜだかわからないけど、
頭の中でXJAPANのハイテンポの曲がドコスコいっている。
どうやらテンションがあがっているようだ。

一本目のルートは電光クラックを選んだ。5.9。

最初はヤハケンが登る。
僕はいつも最初に登りたがるので、
今回はヤハケンに譲ろうと決めていたのだ。

電光クラック5.9オンサイト

ヤハケンが元気よく壁にとりついた。

電光クラックの前にはちょうど良い岩のイスがあり、
僕は座ったり、また寝転んだりしながらビレイをしていた。

ヤハケンがじわじわと登る。
苦戦しているのがわかる。余裕もなさそうに見える。
しかし、そんな彼の気持ちは見ているだけの僕には届かず、
僕はぼんやりと青空を眺めていた。

岩の上に寝転んで上を見上げる。
目の前にはヤハケンと壁と青い空。
たまにトンビや飛行機雲がその絵を盛り上げる。
遠くでは「ゴー」という山にあたる風の音が聴こえるが、
ここにはそよそよと優しい風が来るだけ。
日がぽかぽかと当たって気持ちがいい。

ヤハケンが壁に登るその姿も、自然の一部の様に見える。
虫が壁を登る様に、ごく自然の一部として。
なぜ登るのかとかではなく、ただ登る。
不思議なもんだ。

電光クラックを登るヤハケン

ビレイの手を抜いて写真を撮ったり、寝転んでぼーっとしていたので
ヤハケンが落ちたら慌てたと思うけど、
彼は落ちる事なく、見事子不知の頂上を踏んだ。電光クラックを落とした。
オンサイトというやつだ。

そしてとうとう僕が登る時がやってきた。
ヤハケンが登った後だけどオンサイト(フラッシュ)宣言をし、
子不知の壁に取り付いた。

序盤はあっさりと登ることができた。
ここで、案外簡単だなあ、と思ったのがいけなかった。
あっさり落としてやろうと思って、
ホールドが悪いまま無理やり標高をあげてく。
次に良いホールドがあるだろうと思って。期待を込めて。

でもそんな美味しいホールドも少なく
どんどん腕がつらくなって登るのがしんどくなった。
しまった、もう手を話してやろうか、と思ったけど、
ヤハケンがオンサイトしているのに落ちるわけにはいかないし、
僕はえらそうに、一発で行くぜ、と宣言しているのだ。

がんばらねば、がんばらねば~と右腕くんと左腕くんと相談。
君たちにはどれくらいパワーが残っているんだい。

ふと下をのぞくと、
ヤハケンがのんきな顔で岩にゴロンと寝転んでいた。
「ほら、言ったとおり意外としんどいだろ?」
と、彼の心の声が聞こえてくるようである。
人の気も知らずにそんなにのんびりしやがって!と叫びたかった。
まあそれはさっき僕がやっていた事なんだけど。

しかし、彼のその寝姿は僕に硬い決意を持たせた。
なんとしても登ってやろう、負けてたまるか、と決心したのだ。

後半は腕と相談しながら標高を稼いで登った。
クラックに腕を突っ込み休憩をし、それを繰り返して徐々に標高を上げた。
ムーブとかクールに登るとか、もうどうでもいいのである。
ただただ、いち早く頂上に辿り着いて休憩をしたい。
ヤハケンに、見たかオラー、と叫びたい。

そして、あと3%くらいの余力を残し、
僕は子不知の頂上に立つことができた。電光クラックをやっつけた。
やれやれである。

電光クラックからヤハケンを撮影

電光クラックの次は、すぐ隣の
「竹本フェイス5.11」(ヤハケンの本による)に挑戦した。

このルートは二人とも落とすことが出来なかった。
中盤まではまあ登れるのだけれど、
そこからはポケットの連続で手のうちようがなかった。
トライし始めはポケットでも体を引きつける事ができたけれど、
後半はもう引きつける力が残っていなかった。
力の足りなさを感じさせられた。
そして初の鷹取山でのクライミングは終りを迎えた。

今回数本しか登っていないけど、なかなか疲れたクライミングだった。
クラックに手を突っ込み過ぎて手は傷だらけだし、
指の皮は、ザラザラの石で削られカチカチだ。

しかし鷹取山でのクライミングは面白い。
垂壁でバランスを要求されるルートは僕好み。
もっと指の力を鍛えて、今度は色々なルートに挑戦してみたいと思った。

そして、徐々に外岩に慣れていってる自分がわかる。
だんだん靴と岩との関係がつかめて来たと思う。
ヤハケンはリードができる装備を買い揃えてくれたという。
登れる壁の選択肢が広がった。
次はどこに行くのか楽しみだ。

鷹取山クライミング日記byヤハケン

親不知の頂上 ヤハケン

11月28日午前10時、
少し遅い朝食を吉野家で食べる。

それは京急本線の追浜駅から少し離れた場所で
コインパーキングの隣…。

吉野家の納豆定食を食べる。
すごくたまに吉野家の朝定食を食べるのですが…
味海苔って、いつ食べるの?と思ってしまう。
納豆も玉子もお新香もみそ汁まであるのに。
味海苔までも付けてくれる。
なんて…めちゃくちゃサービス精神が旺盛なんだよ!!! 吉野家~!!!

という事で、味海苔のタイミングを逃し
残しちゃいました。

そんな、吉野家のすばらしい話は置いといて
今日は神奈川県 鷹取山へ
先週にひきつづきクライミングしに来ました。

鷹取山と言えば
漫画「孤高の人」でも高取山として
鷹取山をモデルにした場所がだったりするので
漫画と同じ?似た岩があったり
不思議な感じでした。

元々、石切り場だった事もあり
岩というより、遺跡みたいな印象で
岩質も砂岩と言われる
モロい岩質で、ホールドは
80年代からクライミングの盛んだった所でもあり
ピトンスカーと呼ばれる、ハーケンを打ち抜きして出来た穴で
主にポケットと言われる感じでした。

そして、ココ大事!!!
この鷹取山は以前事故があり
今も原則的にはクライミングが禁止されている。
ですが!!!

鷹取山安全登山協議会の(http://www.takatori-yama.org/takatorianzen/hansoku.html)登録申し込みをすれば良いのです。

………アレ…!?。
僕……ド素人なくせに…語ってる…。

そんな事に気づいたので
普段通りに話を進めたいと思います。

という事で、昼前に到着したのですが
もう取り付いている方もおり
開いてる所をやる事になり

子不知エリアに決め、そして支点を作り
電光クラックを登り始めました。

今回は珍しく
自分が最初に登り始め…
登りながら、ありとあらゆる
ピトンスカーに指を突っ込みました。
岩質も砂岩という事もあり
岩というなかでも脆い方と言われるのですが
個人的には予想したよりは
脆くもなくですが
ピトンスカー(ポケット)が多く
当たりを見つけながら、
ほぼハズレ(良いホールド)がそれほどなく。

効くホールドを見分けつつ、ゆっくり登りました。
正直、正解を見つけるのが早いか
自分のスタミナが切れるのが早いかの問題でしたが
なんとか登り切る事ができました。

帰って写真を見て気づいたのですが
登ってる最中に写真撮られてる!!!
寝ながらビレイをやった自分も人の事は言えませんが…。

※ この前回に引き続き、ド素人な2人なので
絶対マネのしないように!!!
まぁ~グレードも低かったので、落ちる事も無いと判断してたのですが…。

… ですが、ビレイヤーは
ビレイ以外の事、緊急時に対応できない体制でのビレイは厳禁です。
まぁ、昔からの付き合いなので
多分、どっちがケガをしても…
笑って済ます事ができるかも…だけど!!!!

危ないので止めましょう。
というか、次回からそんな危険な事はしません。
だって、死んでしまうもの。

というか個人的には、怪我した人より
怪我させた人も結構ツラい現実が待ってると!

親に謝ったりするのも…想像しただけで…あぁ~~~!!!
怪我した方は、怒りながら文句言って、傷を直せばいいから多少は楽だよね~

とはいえ、何度も言いますが
安全にやりましょう。

そんなこんなを思いつつ、
仏様効果とラッキーボーイな事もあり
今回も無事に終了する事ができました。

感触的には
前回よりは外って事を少し
慣れてきたのと、感覚をつかんでこれたかな~って
という感じでした。

そして、個人的に「ガンバっ!!」って応援。
なぜか笑ってしまうのは、なぜでしょう。

次回は、フランス式の「アレっ!!」か
アメリカ式の「カモンっ!!!」
あと、調べると
「Yes!!」とか「Cool!!」ってのもあるので
いろいろ試してみよ~

+αで、ツライ時に「あ”~!!」って言ってしまうんだけど
もっとカッコイイ事を叫べるように考えときます。